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【初めてでも安心!】ヘアドネーションとは?やり方・長さ・条件etc…全部紹介!

2018/03/09【 ビューティー 】

CONTENTS

ヘアドネーション、ご存知ですか?病気などの理由でかつらを必要とする子どもたちのために、人髪を寄付し、ウイッグにするといったボランティア活動のことです。

最近では著名人からの寄付も増えたので、認知度は徐々にアップしているようですが、まだまだ不慣れな名前であることには変わりありません。

というわけで、『NPO法人 Japan Hair Donation & Charity』(以下JHD&C)の広報、今西由利子さんにヘアドネーションについて気になることを全部聞いてみました。そして編集部のタナカも実際にヘアドネーションをやってみました!

ヘアドネーションとは? 

髪の毛を失った子どもたちへウイッグ用の毛髪を寄付すること

病気などが原因で髪の毛を失った子どもたちに、医療用ウイッグの原料となる毛髪を寄付すること。寄付された髪の毛は、ウイッグとして生まれ変わり、病気などが原因で髪の毛を失った子どもたちへ寄付されます。

寄付するためのルールはたったの2つ!

自分の髪の毛を寄付する…ちょっと難しそうな気がしますが、実は以下のことだけ守ればOK!

1、髪の毛の長さが31cm以上(ただし、31cm以下でも無駄になることはないそうです!)
2、髪の毛がしっかり乾いている(湿っているとカビや雑菌繁殖の原因になるから)

しかも…

・パーマ、脱色、カラーリング、くせ毛、ダメージヘア、白髪でもOK!
・年齢、国籍、性別ももちろん問わない!

ほぼNGがない条件。ちょっと意外ですね。髪さえ伸びていれば、気負わず参加できるボランティアなのです。

なぜ31cm?気になるヘアドネーションの疑問に全部お答え!

では、なぜ31cmの長さが必要なのか、なぜ髪質が混ざってもOKなのか、気になる疑問に広報の今西由利子さんが答えてくれました。

Q:なぜ「31cm以上」なのですか?

<A>
当団体が提供しているJIS規格適合の医療用フルウイッグは、強度を上げて抜け毛を減らし、より長くお使いいただくために、髪の毛を真ん中から半分に折り返して植る方法で製作いたします。

そのため、31cmの長さでヘアドネーションしていただいた髪の毛は、約15cmのショートボブのウイッグとして仕上がります。

Q:パーマ、脱色、枝毛…髪質が悪くても問題ないのはなぜですか?

<A>
髪の毛は千差万別で、色や質感、手ざわりなどの個人差がとても大きいです。1体のウイッグを作るためには約20〜30人分の髪の毛が必要ですので、まずは「トリートメント処理」という化学処理を施します。薬品を使って、色や質感などを均質化させる作業ですが、プロの業者さんにお任せして、髪の毛に応じた適切な処理をしていただいています。

詳しくは当団体のHPで紹介していますので、そちらをご覧ください。
▼原毛処理レポート▼
https://www.facebook.com/pg/jhdac/photos/?tab=album&album_id=1184472638317109

Q:届いた髪が「31cm以下」だった場合は、廃棄になりますか?

<A>
規定より短い髪の毛の場合は、残念ながらウイッグとしては再生することができません。その場合、ヘアケア剤やカラー剤、パーマ剤を研究開発するために使用する「評価毛」として、また、美容師さんが練習に使用する「カットマネキン」用として転売し、そのお金をウイッグの製作費用に充てさせていただいています。

Q:1つのウイッグの製作時間や費用、また運営費はどうなっていますか?

<A>
1体のウイッグの製作期間はおよそ2カ月、費用については、JHD&Cが提供しているものとまったく同じクオリティーの小児用メディカルウイッグを作ろうと思うと、50万円程度かかります。

ただ、ご協力いただいているウイッグメーカーさんや、スタイルカットをしてくれる美容師さんのご厚意で、製作費用を抑えることができています。すべての運営費用は、募金や助成金、先述した規定以下の髪の毛の売却益から捻出しています。

髪の寄付はできないけれど、募金なら…という方もたくさんいらっしゃいます。皆さまのおかげで、子どもたちに高品質なウイッグを提供できていること、本当に感謝しかありません。

Q:髪に消費期限はないですか?例えば去年の髪でも問題ない?

<A>
髪の毛は腐ったり風化したりしませんので、何年前のものでもOKです! お祖母様の娘時代の髪の毛がたんすから出てきた、と数十年前のものをいただくこともあります。(※ただし、しっかり乾燥していることが条件。湿度があると、カビや雑菌のもとになるのでそこだけはご注意を!)

Q:実際のところ、寄付の数は足りていますか?

<A>
現在、年間およそ2万〜3万件のヘアドネーションが寄せられています。

近年では、メディアで取り上げられたり、著名人からの寄付がたびたび寄せられるようになりました。また、SNSの浸透によりクチコミで急速に「ヘアドネーション」の知名度が上がったことから、髪の毛の寄付も急増しています。昨年は、87体のウイッグを提供することができました。

髪の寄付の量…という点においては十分頂戴しており、皆さまのご協力に心から感謝しています!

ただ「ウイッグを希望する子どもたちの望む長さ=ヘアスタイル」という観点から見ると、やはりロングヘアのウイッグになる長い髪の毛の寄付は、慢性的に不足気味です。

ロングヘアを希望する子どもたちがとても多く、そのためには50〜60cmの髪の毛が必要ですが、それだけの長さのヘアドネーションは、残念ながらまだまだ十分とはいえないのが実情です。

Q:ヘアドネーションに関して、日本は先進国ですか?それとも後進国でしょうか?

<A>
JHD&Cが活動を開始したのは、今から9年前の2009年9月でした。その当時、ヘアドネーションを専門に行う団体は日本ではほかになく、美容師を含め大半の方は「ヘアドネーション」という言葉も存在もご存知ありませんでした。

ヘアドネーションの発祥の地はアメリカですが、それも1990年代に始まったと聞いています。そういう意味では、このボランティア自体がまだまだ歴史が浅く、先進国も後進国もないのではないかと思います。

Q:これから髪を伸ばそうと思っている人、寄付したいと思っている人に、お願いしたいことはありますか?

<A>
頻繁にトリートメントしたり、お金のかかるケアをしなければならないということは一切ありません。必要なのは、長さだけ。できたら、ちょっとだけ頑張って、少しでも長く伸ばしていただけたらうれしいですね。プリンセスのような長い髪に憧れる子どもたちのことを想像しながら、ご協力いただけるとありがたいです。

ロングヘアのお手入れは手間がかかるものですが、自分の髪の毛に「第二の人生」が待っていると考えると、少し楽しくなるかと!

ボランティアは決して特別なものではなく、日常のなかにあるもの。ヘアドネーションも、そうであってほしいなと願っています。

かといって、ヘアドネーションするために伸ばす期間も、大切な人生の時間ですよね。ボランティアは「苦行」ではないので、好きなヘアスタイルもして、楽しみながら協力していただきたいと思っています。

ヘアドネーションの送り先は?

ヘアドネーションは髪の寄付だけではなく、もちろんお金の寄付も受け付けています。

詳しくはコチラから!
▼「NPO法人 Japan Hair Donation & Charity」▼
https://www.jhdac.org/

▼寄付金を送る▼
https://www.jhdac.org/support/charity.html

▼髪の毛を送る▼
https://www.jhdac.org/hairdonation/hair.html

▼毛髪送付先 JHD&C ヘアドネーション▼
JHD&C ヘアドネーション>
〒531-0072
大阪府大阪市北区豊崎5-7-11 アベニュー中津803号
「JHD&C ヘアドネーション係」宛
宅配便記載用連絡先 06-6147-5316
*お電話でのお問合せには、対応しておりません

ヘアドネーション賛同店はどこにある?

ヘアドネーションをやりたいけどできればいいのか…?じつは全国にこのボランティアに協力しているサロンがたくさんあるのです! 以下より検索してみてくださいね。もちろん、賛同店でしかできないわけではありません。自分で切ってももちろんOKですよ!

▼【ヘアドネーション賛同美容室 検索】▼
https://www.jhdac.org/search.html

広報の今西さんは一貫して、「寄付してくれた髪に“質の悪い髪”はない」とおっしゃいます。「どんな髪の毛でも、気持ちのこもった、大切にお手入れされたかたの体の一部という点では同じなんです」と。

寄付する側は「長い髪を切る」という覚悟が必要ですが、受け取る側はその覚悟を受け止め、次に役立てるというミッションを背負う。それでも「どうぞ気軽に、気負わず、そして楽しく寄付してほしい」と言える今西さんの強さ。私も心して寄附することを決めました。

初めてでも安心!ヘアドネーションの方法

というわけで、編集部タナカもヘアドネーションをしてみました! 今西さんのお話を聞いていたので、なんとなくあった不安は完全払拭! むしろちょっとイベントに感じたほどです。

私は自分が行きつけのお店でヘアドネーションのことを相談したところ、快く引き受けてくれました。しかし以下の工程が必要なので、もし行きつけのサロンでやる場合は事前にご相談しておくとよいと思います。

How toヘアドネーション

無駄なく寄付するためには、無駄なく切ることが大事。以下の流れで切ってもらいました。

1:髪をゴムで束ねる。
髪を切る前に、毛先をいくつかに分けて束ねます。毛先がバラバラになると、ウイッグ処理する際に大変なので、ゴムで強めに束ねてくださいね。私は髪が多かったので、少ない分量で多くの数を束ねてもらいました。

2:希望の長さで切る。
目安としては、小さく束ねた時はゴムから1cm上、太く束ねた時はゴムから2 cm上をカットすれば、ばらけず切れるそうです。寄付したい長さと後で整えるヘアスタイルをイメージしながら、どの辺で切るのか美容師さんと相談し、ゴムの位置を調整するとよいでしょうね。

私の髪は襟あしから35cm ほどあったので、とりあえず毛先から32~33cmの所でゴムを結び、カットしてもらいました。

3:毛束をきれいにそろえる。

ゴムがゆるんでいると髪が毛束からはずれるので、ゴムの強度を再度確認し、もしゆるかったらゴムで縛り直すなどして、整えたほうがよいでしょう。毛束は発送時にバラバラにならないように、最後は1つにまとめましょうね。

▼カットの仕方からまとめかたまで▼
https://www.jhdac.org/user/media/jhdac/document/donationcut.pdf


4:送る

送るときも、受け取る側がわかるように、きれいにまとめて送りましょうね。

<送るもの>
1、切って1つに束ねた髪
2、ヘアドナーシート
3、返信用封筒

の3つを入れて宅配便で発送。

「JHD&C」に送るのなら、「2」のヘアドナーシートという、髪の質などを明記する用紙をいれて送るのがベター。なくても問題ないですが、より迅速に役立てることが可能とのこと。

プリントアウトは↓こちらから。プリントアウトしなくても、手書きでもOKです!
▼プリントアウト▼
https://www.jhdac.org/user/media/jhdac/document/newhairdonorsheet.pdf

もし、本当に届いたかな…と不安だったら、受領証をもらうことも可能! 「3」の「切手を貼った返信用封筒」を同梱してくださいね。
▼返信用封筒▼
https://www.jhdac.org/user/media/jhdac/hensinypohuutou.pdf

▼毛髪送付先 JHD&C ヘアドネーション▼
〒531-0072
大阪府大阪市北区豊崎5-7-11 アベニュー中津803号
「JHD&C ヘアドネーション係」宛
宅配便記載用連絡先 06-6147-5316
※お電話でのお問合せには、対応しておりません


ついつい過剰包装しがちですが、届く側にとって過剰包装を開梱するのは少し手間。届いたらスムーズに仕事ができるように、ルールだけはしっかり守って送りましょう。思いはしっかり伝わっていますから!

ちなみに私は「3」を送っていたので、後日受領証が届きました。正直、かなり嬉しかったです。

↑こちらが届いた受領証。誰かの“普通の生活”のために役立ちますように!

主婦たちのヘアドネーション体験

サンキュ!の主婦ブロガーさんたちにも、たくさんのドナーさんがいるんですよ! 

参照:サンキュ!ブロガー Tokoさん

サンキュ!ブロガーのTokoさんは昨年の春ごろヘアドネーション。友人がヘアドネーションしたのをきっかけにバッサリ。彼女も賛同店ではない行きつけのサロンで切ったそうですが、1束目は自分ではさみをいれたのだとか。「イベントみたいで楽しかった!」とのこと。

お料理ブロガーとしても大人気のママーリオさんは、17年の夏に実施!「ちょっと良いこともできて気分も一新してすごくいい気持ちです」とのこと。

参照:サンキュ!ブロガー ママーリオさん

iikemaruさんは4年かけて伸ばした髪を新年早々にバッサリ。「また提供したい!でも5年くらいかかるかな」。確かに。31cmは簡単には伸びないからこそ、達成感もあります。お疲れ様でした!

参照:サンキュ!ブロガー iikemaruさん

娘さんの髪の毛を寄付したのは、サンキュ!ブロガーの日比野紀子さん。生まれてから娘さんの髪の毛を一度も切らずに、5年間大切に伸ばしてきたそう! 切る理由を娘さんにきちんと話してきたそうです。娘さんの髪の毛がだれかのために役に立つと思うと、誇らしいですね。

参照:サンキュ!ブロガー 日比野紀子さん

もし少し興味がわいたら、まずはJHD&Cの公式サイトにアクセスしてみたり、上記のブロガーさんのブログをのぞいてみてくださいね。 

実は「サンキュ!」を作る大切な仲間たちにも「がん闘病経験者」が多数います。彼女たちの闘病の話を「サンキュ!」で度々紹介してきました。

そのせいか、わたしたち編集部員は普段からこの類の情報を無意識にキャッチし、わが身にすりこんできたように思います。決して特別ではなく、いつもボランティアがそばにある。それくらいのライトな気持ちだと、参加しやすくないですか?


記事を書いたのは・・・

タナカミユキ(サンキュ!編集部員)

ブログを見たらPVがわかるほど、ブロガーに熟知した編集部員。バズるニュースのために日々情報収集に明け暮れる。風水のコパ先生の長寿連載も担当中。犬とビールと音楽が好き


『サンキュ!』最新号の詳細は こちら!
(参照: 口コミサンキュ!
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