2018/08/26 12:00
40歳・専業主婦が書く、大好きな小説3作の話。

167CECCA-7069-40BF-BFBF-816929D7EA4F.jpeg



小説ベスト3(mihoyamana選)!!

DFEF558B-897E-4B3A-B076-185297854023.jpeg


1) 「カラマーゾフの兄弟」 ドストエフスキー

A39F2A51-9C90-474D-83A0-4E0F6AC0BDCF.jpeg

言わずと知れたロシア文学の最高峰。

長く難解な小説ですが、ひとつの物語の中に、人間が持つ全ての感情(喜怒哀楽・愛憎etc……)が描かれていると思います。

これほど感動というか、ショックを受けたというか……、読み終わった後の気持ちは形容しがたい。


読後に知ったのですが、作者のドストエフスキーは、この物語の続編を書くつもりだったようです。

しかし、叶わぬまま逝去。


言われてみれば、続きを感じさせるエピソードが含まれています。

別の物語としてでも、続きがあるはずだった。

その意味で、今残っているカラ兄(「カラマーゾフの兄弟」の略称)は完成形ではないと思います。

にも関わらず、人間が持つ全てを包含している。

「未完にして完璧」

そのひとことに尽きる。


わたしが持っているのは、旧訳の文庫です。

字が細かくて読みにくいの。

しかもロシア人はひとりで複数の愛称を持っているようで、同一人物の名前が作中でころころ変わる。

一応「△△△(〇〇の愛称)」など書いてあるのですが、登場人物も多すぎて「誰だっけ?」と、すぐに迷子になりました。

途中から遡って確認するのも困難になり、話の流れで想像しながら読むしかないという、全神経と集中力を捧げて読み切った本です。


結構前になりますが、亀山さんという方が新訳を出され、劇的に読みやすくなりました。

登場人物の名前も統一されています。

最初に「(旧訳の)カラ兄」を読んだ後は、ことばにできない感動が押し寄せてきたのですが、新訳読了後は亀山氏の「カラ兄」に対する熱意と愛情に、感激したのを覚えています。


育児の間に読むような本じゃないかも知れませんが、生きているうちに読んでおいて損はない小説である、はず。




2) 「華麗なるギャツビー」 フィッツジェラルド

D44FA01F-FA8B-46D7-92BA-EFF9641984DD.jpeg

1920〜1930年代頃のロスト・ジェネレーション作家の代表、フィッツジェラルドの名作。

同時期に活躍した作家は、ヘミングウェイがおなじみでしょうか。


本作は、主人公ギャツビーの隣人青年の目線で書かれています。

ロストジェネレーションの小説って、「弱虫男のかっこつけ」という印象で、時々読んでてうんざりするのですが、第三者的立場で語られるギャツビーは、純粋でひたむきで儚いオトコです。

要は「成金男が好きな女を手に入れようと大枚をはたいて自滅する話」なので、ギャツビーの一人称で書かれたら「男ってバカだな」を再認するだけのような気もする。


「華麗なるギャツビー」「偉大なるギャツビー」などタイトルを替えながら、いろいろな人に訳されてきました。

一番近いものだと、村上春樹氏が訳した「グレート・ギャツビー」かしら。


何度も映画化されているはず。

わたしは、ディカプリオが主演した「華麗なるギャツビー」を観ました。

作中の衣装・ジュエリーなどにプラダをはじめとするハイ・ブランドが協力。

ディカプリオが衣装棚から服を、ヒロイン・デイジーに向かって撒いていくシーンがあるのですが、降り注ぐ上等な洋服、泣きたくなるほど美しいです。

夜ごと開かれるゴージャスなパーティーも、ともかくキレイ!

この映画は、賛否あるようですがよかったらどうぞ。

わたしは好きです。




3) 「キャロル」 パトリシア・ハイスミス

5DBB767A-7AD8-4C13-B77B-AA14B0DDD5E8.jpeg

サスペンスの巨匠、パトリシア・ハイスミスが別名義で書いたレズビアンの恋愛小説です。

読んだ感想としては「恋愛小説」ではなく「女性の人生そのものを描いた傑作」。

肝心のハイスミスのサスペンス小説を読んだことがないのですが、本作にもその要素は見られ、話の展開もスリリングです。


19歳のアーティスト志望者テレーズと、美しい人妻キャロル(子持ち)。

ふたりの恋愛模様を読んでいると、「恋愛対象は男性」と当たり前に思ってきた自分を悔います。

恋愛は異性間でするもの・魅かれ合うのは異性である……、その思い込みと刷り込みで、すごく魅力的な女性を、人生の中で見逃してきたかもしれないと思うと、悔しくてなりません。

恋愛や人間として魅かれることに、セックスやジェンダーは無関係なのだと、教えられた作品です。


あとですね。

以前にも書きましたが、LGBT(性的マイノリティ)の恋愛も、「子持ち不倫」の恋愛も、バッドエンドを迎えがちなのです。

でも、「キャロル」はテレーズとキャロルふたりの未来と希望を感じさせる終わり方をします。

そんな結末を違和感なく描いたハイスミスは、すごい。


出版当時は、アメリカでもLGBTに対する偏見が、かなり強かった。

なので、ハイスミスの名前は伏せて別名義のまま読まれてきました。

当初、出版社によってつけられたタイトルも、レズビアンを皮肉ったものであるように感じます。

かなり経ってから、作者本人により「キャロル」と改題されました(確か)。


こちらも映画化されています。

アカデミー賞を受賞しているはず。

設定が少し違い、話が端折られている部分もありますが、すっごく素晴らしい作品です。

映像美と女優。

絶対オススメ。

小説読まなくてもいいから、映画を観て欲しいくらいオススメ。

50235A74-CAF8-45FF-9D2F-071752CF21B4.jpeg
安定の写真へたくそ。


他にも「10代のころ読みたかったけど、自分の子どもには読んで欲しくない『特定必要有害図書3選』(mihoyamana選)」もあるのですが、写真もないし長くなるから割愛します。



8月ももうすぐ終わり。(現在8/26)

世の中のお母様方、お子さまの「読書感想文」は無事終わりましたでしょうか。


オトナも子どもも、年に一度の苦行「読書感想文」、お疲れさまでした。


本は必要に迫られてではなく、自発的に読みたいものですね。








mihoyamana
mihoyamanaさんのファンになる
この記事をみんなに教える
2018/08/16 20:48
40歳・専業主婦が、祖母から譲り受けた真珠を眺めながら思いを巡らせる話。




E7AFF90F-267E-47D7-98D0-1F53A28898DF.jpeg

母と娘間で「受け継がれるもの」の代表、宝石類。

経験主義者の義母と、合理主義者の実母。

真逆なふたりとのジュエリーに関する逸話もありますが、今回は別の「受けついだ」宝石の話をします。



祖母から受けついだ真珠。

13FB3471-2D06-4396-AF8E-AB2A11397BB4.jpeg

母方の祖母なので、彼女には母という娘がいるわけですが、なぜか一世代スキップしてわたしの元にやってきました。

それも祖母に直接もらったわけではなく、実母から「これおばあちゃん(祖母)から、あなた(わたし)に」と手渡されたのです。

約15年前の話。

当時、わりに近くに住んでいたのに、母をかませた理由が分からない。

謎です。


しかしながら、宝石のケースに直接鉛筆でわたしの名前が書いてあります。(なぜ直に鉛筆?)

祖母の肉筆なので、母親が祖母にもらったものをスライドさせたわけでもないです。




見るたびにうっとりしてしまう、真珠のアクセサリーセット。

E7AFF90F-267E-47D7-98D0-1F53A28898DF.jpeg


パールのネックレス、指輪、イヤリング。




最近は慶事も、幸いなことに長い間弔事もなく(後者は今後も、なるべくありませんように)、本真珠を身につける機会もありません。


完全に分不相応な宝の持ち腐れですが、なんでしょう?


この、美しいものを愛でているときの幸福感。


普段使いは難しそうですが、辛いときに眺めようと思います。



わたしはおうし座。

おうし座の守護星は美をつかさどるビーナスです。

美しいもの、高貴なもの、おいしいものは全部正義!と、おうし座女のわたしは思うのです。

そうじゃないおうし座さん、すみません。





淡水パールのネックレスもあります。

こちらは何重にも重なったデザイン。

どう使っていいのか分からず、そのまま現在にいたりましたが、2分割できるようだと、今さら発覚。

ブレスレットとして、普段も使えないかと思案しています。

8F997EC7-F5ED-42FC-877D-7B3BB58237CD.jpeg




幼少期、頻繁に祖母に面倒を見てもらった時期があります。

その経験から、母方の祖母は、わたしの中でちょっと特別な存在なのです。


姿勢が悪いと、裁縫用の竹でできた物差しを背中に入れると言われたり

箸や鉛筆の持ち方が悪いと嫁に行けないとなんども言われたりしました。

昭和の躾です。


一方で、

洋裁が得意でわたしの服を作ってくれて

アイスクリームもシュークリームもお菓子の家も、一緒に作ってくれた手先の器用な人。


小遣いもくれたさ。



半分祖母、半分母のような「ハイブリッド・おばあちゃん」。




彼女がなぜ、真珠を実娘ではなく、孫であるわたしに受けつがせたのか?

今、改めて疑問です。



祖母。

おばあちゃん。




健在なので直接聞けばいいだけの話なのですが、帰省をしなかったことを、一番祖母に怒られそうで、怖くてダイアルを回せないのです。

真珠、大切にします。









mihoyamana
mihoyamanaさんのファンになる
この記事をみんなに教える
2018/08/15 11:53
40歳・専業主婦の1日夏休み in 表参道。



8月某日。

一日主婦をお休みしました。

2B375E37-E602-4916-9950-92C100217CAA.jpeg

ここ数ヶ月表参道ばかり行っています。

行くたびに「次回はここで、それをしたい」という希望を持ち帰り、それがたまってきました。

そして、ひとつ南青山に用事が。

ということで、夏休みもやっぱり表参道に行きました。



その日はあいにくのお天気と、帰省のシーズンの時期が重なったせいか、


いつも人でごった返している表参道(南青山以南)に人がいない


という怪奇現象に遭遇しました。


骨董通りも小走りできそうなくらいに空いており、いつも満席のあのカフェも、長蛇の列のあのレストランも、見た限りすべてが「待ち時間なし」の「空席あり」。


最近おなじみとなった表参道駅B3出口を出て、まずは「リプトン期間限定ストア "Fruits in Tea TO GO" 表参道店」へ。

以前訪れたときは30分ほど待ちましたが、その日は待ち時間なし。

気になっていた「グリーンティー」ベースのフルーツティーをカスタムすることにします。

B8C6A48F-5D4A-40DB-9425-07DA890E67FA.jpeg

前回手に入れたタンブラーを持参したため、今回はお値段600円。


今回は、

1 コールドブリューティー=グリーンティー

2 ベースフルーツ=ライム

3 トッピング=ライチとキウイ

4 スペシャルアクセント=ミント

5 シロップ=なし

に、しました。

ライム・キウイ・ミント……グリーン・カラーのオンパレードで、味はかなりキレと清涼感のある仕上がりになりました。

「フルーツティー」っぽさが足りなくて、少しすっきりしすぎたかしら?と無料で入れていいシロップを追加。

しかしやはり、後からフルーツの甘みが出てきたので、甘い飲み物が得意ではないわたしには、シロップは不要でした。


2DEF073B-E41D-4689-9B2F-97954DD83DCE.jpeg


ところで、表参道到着直後にリプトン表参道店へ行ったので、わたしは半日、そのフルーツティーのタンブラーを持ち歩くことになります。

持って歩いて数時間。

ふと見るとタンブラーでおかしな現象が起こっているではありませんか。


あれ?

イカが入ってる。





*写真、少し閲覧注意してください。

E6CA5E19-5AEB-4FE4-A392-0A558E82E84D.jpeg


イカだよね?

水分を含んだライチでした。


購入直後。

2DEF073B-E41D-4689-9B2F-97954DD83DCE.jpeg


数時間後〜帰宅直後。

E6CA5E19-5AEB-4FE4-A392-0A558E82E84D.jpeg


その日会った数名に、「これってホルマリン漬けのイカだよね?」と話をふってみましたが、否定する人はいませんでした。


味はもちろん果物でおいしく、前回は「売り切れ」だった人気フルーツ、ライチ。

グリーンティーベースにすると、こんなふうにビジュアルの変化を楽しむこともできるんですね。(?)



リプトン表参道2階で少し休んだ後、ラッキーチャーム「ピッカリ君」を扱っている和食器のお店「一枝軒」へ。

骨董通り、小原流会館1階にあります。

87942473-2503-48A5-B335-4A7C9E58AFF9.jpeg


その日、表参道の駅でオーナーさんらしきご婦人の後姿をお見かけしたのですが、あいにくお店にはいらっしゃらず。

セール中でしたが、お値下げされるのは作家物で、以前から買おうか迷っていたものは、もともと安いので対象外。

これ以上は値下がりしないということで、他の場所を巡ってから考えようと、一旦店を後にしました。



器後日談。


その後、某所で「アルパカ柄の小鉢」を見つけ、あんまり愛らしいので買ってしまいました。

DAE1AFD6-443D-4D5A-BD56-747FDFA16B9B.jpeg

一枝軒のカラフルな九谷焼のお皿は、いずれまた。



気づけば時刻は正午。

休憩と昼食を兼ねて、カフェcrisscross(クリスクロス)へ向います。

2B375E37-E602-4916-9950-92C100217CAA.jpeg

crisscross(クリスクロス)の店内は満席で、お腹もさほど空いていなかったので、同じ敷地内のベーカリー・breadworks(ブレッドワークス)でクロムムッシュを買い、カフェのテラス席でいただくことにしました。

ベーカリーのパンをテラス席で食べる場合は、外にいる店員さんに一声かけて席が空いていればOK。

パン購入時にテラスで食べることを伝えたら、クロムムッシュを温めてくれました。

ドリンクはテラス席でオーダー。


湿度が高く、曇ったり晴れたりの屋外。

テラス席にはそれほど人もおらず、目の前には外国人男性がひとりでビールを飲む姿。

くわえて木々のざわめきと女子のさえずりなどを聞いていると、雨期の東南アジアリゾート地に来たような気分になりました。(この表現で伝わるのでしょうか?)

約1時間、こころと体を休めて、席を立つことにしました。


同じ敷地内には、CICADAというレストランもあるようです。

ネットで見たらかなりのおしゃれ感。

死ぬ前に誰かに連れて行ってもらいたいものです。


自宅用お土産パンも購入。

イチジクとアールグレイのマフィン と 


C5C83BC0-DE55-4434-9524-0A8001D1D141.jpeg


「パンいろいろ詰め合わせ」(パン耳!)

0CBA71F5-69E1-4D68-B638-C1E929BCAF2E.jpeg

breadworksの「パンの詰め合わせ」は一袋500円。

切り落とした部分とか、なにかで残った部分とかだと思われる、様々なパンの詰め合わせ。

電車移動だと大きなパンを複数持ち帰るのは大変なので、この詰め合わせはありがたい!

値段も500円のお得感。


イチジクとアールグレイのマフィンは、せっかくの表参道店限定だったようですが、運び方が悪くて少し潰れてしまいました。(おいしくいただきました)

イチジクとアールグレイというわたしのハートのど真ん中を行く味。

どっしりとした感じの、食べごたえのあるマフィンでした。


詰め合わせで買ったパンは、食べやすく切って、ラップに包んで冷凍保存袋に入れて冷凍。

翌日・翌々日の朝に手作りしたバジルペーストを塗ってトーストにして、家族でほぼ完食しました。



その後、用事を済ませて骨董通りを北上。

海外冷凍食品のPicard(ピカール)へ。

6BB36359-C1FE-4089-B462-39949C008BDD.jpeg

ピザ・スパニッシュライス・マロンとバターナッツカボチャのツリー(←実のところ、これはなんだかわからん)を購入。

B51AED89-CCDA-4E55-86B9-A328D792AEC9.jpeg

冷凍食品を買ってしまったので、一枝軒へ戻ることはせず、帰路につきました。



帰宅後、ピカール(Picard)で買ったスパニッシュライスを食べましたが……

う……ん。

海外の冷凍食品の味そのもの。


炊いた/炒めたお米系なら、個人的には日本の冷凍食品に軍配をあげます。


お店には冷凍野菜・オードブル・パン・スイーツなど種類豊富な商品があったので、いろいろと試してみたい気もします。

購入したものも、スパニッシュライス以外はまだ食べていないので、そちらもお楽しみ。

追記:ピザを食べました。電子レンジで温めるだけなのですが、カリッともちっと、とてもおいしかったです。小ぶりのですが、生地が厚くチーズも濃厚で、食べ応えあり。





そんなふうに表参道をぷらぷらとして、帰宅後もぐだぐだしていたら、夏休みは終わってしまいました。

翌日にはばっちり体調を崩す虚弱体質。

本当に一瞬の、はかない夏の一日でした。





子持ち主婦のみなさま、本当にお疲れ様です。

夏休みも終わりに向かって走り出しました。

9月になったらなったで、慌ただしいのも目に見えていますが、夏休みが明けたあかつきには、ぜひ「秋季休暇」を、獲得したいと、今から画策しています。


子育て主婦のみなさま、本当に本当にお疲れ様です。





*写真・リンク許可有







mihoyamana
mihoyamanaさんのファンになる
この記事をみんなに教える
  • ごはん
  • おうち
  • ハンドメイド
  • やりくり&懸賞
  • 健康&ダイエット
  • ビューティー&ファッション
  • おでかけ
  • お買いもの
  • 子育て&家族の話
  • あれこれ