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サーキュレーター併用は節電にならないことも!?エアコン節電の意外な事実

2018/08/09【 家事 】

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夏に欠かせないエアコンですが、どうしても気になるのが電気代。「じつはつけっぱなしが安い」をはじめ、さまざまなエアコンの節電テクが紹介されていますが、実際のところはどうなのでしょうか?家電コーディネーターの戸井田園子さんに、気になるエアコン節約のウソ・ホントについて教えてもらいました。

エアコンのこまめなオン・オフは逆効果に!?

エアコンの稼働時間と消費電力の問題は、もっとも気になるところ。結論から言うと、こまめなオン・オフは節電にならない場合があります。

家電のスイッチをこまめに消すというのは節電の定番ですが、エアコンの場合その限りではありません。実は、エアコンは立ち上がる時=起動時に大きな電力が必要なのです。そのため、短時間でのオン・オフはかえって電力を消費してしまうことにも。

最新の省エネエアコンは、安定時なら300W以下と消費電力が少なくなっています。一方、起動時の最大消費電力は900W以上。真昼の暑い時間帯にこまめなオン・オフをすると、室温を下げるために起動ごとに多くの電力を使うことになってしまうのです。結果、30分~1時間程度なら点けたままの方が節電になるという現象が起こるのです。

なので、もしエアコンの稼働を我慢して節電したいなら外出前30分に電源を切り、帰宅後は換気をしつつ30分後に電源を入れる――というのが有効。毎日合計1時間の削減になるので、確実に節電になります。エアコンを消したからといって急激に温度は上がりません。出かける30分前にOFFにしても、汗だくにならずに過ごすことができます。またタイマーを利用すれば、消し忘れ防止にもなるのでおすすめです!

もちろん、上記の話はお使いのエアコン性能・外気温度・室内の温度など、諸々の条件によって消費電力は異なりますので一概には言えません。しかし、短時間でのオン・オフを繰り返すよりも、使い始めと使い終わりで使用時間を短縮する方が節電には効果的なのは間違いないでしょう。

参考サイト:ダイキン 空気のお悩み隊

サーキュレーターの併用は使い方次第で逆効果に!?

エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用している人は多いでしょう。この行動は基本的には節電になりますが、使い方によっては効果がないこともあるのです……。

扇風機を併用することで得られる効果はふたつ。 ひとつは「風を浴びて涼を得る」こと。その結果、エアコンの温度を1~2℃上げることができ、節電につながります。

もうひとつは「空気を循環して温度ムラを無くす」こと。冷気は下にたまるため、天井近くに設置されたエアコンは周囲の温度が高いと判断していつまでも冷やし続けてしまいがち。空気を循環することで室内の温度を一定にし、ムダな運転を省けば節電につながります。

しかし、ここで気にしたいのはそれぞれの消費電力。最新のDCモーター扇風機は消費電力が3W前後まで少なくなり非常に省エネですが、ACモーター扇風機は30W前後で、サーキュレーターは50W前後が平均となっています。ちなみに、空気清浄機は室内の空気を循環するのが仕事なので、サーキュレーターとしても使えます(空気清浄機の消費電力は弱で10W以下・中で30W前後)。

エアコンは1℃設定温度を上げると10%の節電効果があるので、安定時の消費電力が300Wであれば、その10%は30W。なので、節電のつもりでエアコンの温度設定を1℃上げるために30Wを超える扇風機を追加しても、合計の電気代は一緒……ということも起こりうるのです。

フィルター掃除で消費電力に大きな差が!

掃除をサボって、フィルターにホコリがびっしり! なんて状況の人は意外と少なくないはず。フィルターの汚れは衛生面はもちろん、消費電力的にも大きなマイナスに。フィルターが目詰まりしていると消費電力に約6%の差が出ると言われているのです。ぜひ、フィルター掃除はサボらないようにしたいところ。ちなみに室内の環境にもよりますが、フィルター掃除のタイミングは「2~4週間に1度」が理想的。

ただし、最近のエアコンには、廉価機種でも「自動掃除機能」が搭載されています。上位機種では、フィルターだけでなく熱交換機や送風ファンなど、内部まで掃除をする機能もあり、清潔と効率を維持しやすくなっています。お手入れが苦手な人は、買い替えるのもひとつの方法でしょう。

室外機に日除けを設置は効果的、でもやりすぎは逆効果に

室外機の環境もエアコンの効率を左右するポイント。室外機は、室内の熱を外に出しているので、室外機の周辺温度が高いと運転効率が悪くなり余計に電力を消費してしまうのです。排熱を妨げないためにも、周囲に物を置かず風通しを良くして、日陰を作ることも大切です。

ただし、日陰を作るためにギリギリで囲ってしまうのはNG。植物やよしずなどで日陰をつくる時は、風の通りは必ず確保しつつ日陰をつくることがポイントです。

また、室外機も室内機と同様に、吸気・排気部分が目詰まりしているとムダな電力消費につながります。前面の網目の部分は目にもつきやすいのでケアしやすいですが、意外と見落としがちなのが背面。室外機のケアは前後を定期的にチェックするよう心掛けましょう。

ちなみに、温度を下げたほうがいいなら水をかければいいのでは? と考える人もいるかもしれません。原理としては節電になりますが、家庭用はNGです。

真夏の炎天下では室外機の温度もかなり高くなり、放熱効果が十分でなく電力を余計に消費することがあります。水で室外機の温度を下げ放熱を促せば、エネルギー効率が良くなり節電につながるのは事実。しかし、素人判断で家庭用の室外機に直接水を掛けると故障の原因にもなりかねません。周囲に水をまいて空気の温度を下げるのは効果が得られますので、試してみて下さい。

◆監修・執筆/戸井田 園子
性能・コスト・デザインなどを総合的に判断し、製品選びに役立つ情報を発信する家電コーディネーター。総合情報サイトAll Aboutの家電ガイドを始め、雑誌、テレビ、ラジオなど数多くのメディアで活躍中。

■戸井田園子さんのFacebookアカウントはこちら

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