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子どもを連れての長距離移動、ぐずりやトイレの対策はどうするべき?

2018/08/01【 ライフスタイル 】

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夏休みは、旅行やお出かけを楽しむ絶好のチャンス。一方で、長距離移動は子どもにとって精神的にも肉体的にも負担が大きいもの。子どもを連れて旅行を楽しむために必要な、長距離移動の際の注意点や子どものケアについて、アウトドアナビゲーターの渡部郁子さんに解説してもらいます。

子どもの負担を配慮して、旅行の満足度を高めよう

アウトドアナビゲーターの渡部郁子です。夏はアウトドア、冬は温泉をテーマに、日本だけでなく海外にも足を伸ばして取材活動を続けています。子どもを連れての移動は、大人だけの時に比べると、想像以上に時間がかかるもの。なるべく子どもに負担のないよう配慮することが、旅行の満足度を高めます。

子どもを連れての長距離移動の際に気を付けるポイント、子どもへのケアや事前準備についてご紹介します。

スケジュールは時間に余裕を持って作成

子どもは先を予測して行動することが苦手。「トイレ!」というタイミングも、「お腹が空いた」というタイミングも、いつも急にやってきます。子どもの生理的欲求を無視して移動を続ければ、ぐずったり騒いだり、何らかの問題が発生してその処理に追われたりと、余計な時間がかかります。

乳児なら、アクセス途中のおむつ替え、授乳スペースについて確認しておく。幼児なら、定期的にトイレの時間を計画しておく。途中で体を動かして遊べるような時間を計画する。食事は日ごろの生活と同様の時間帯で対応できるように、無理のないプランで、時間に余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。

たとえば、電車の中で「トイレ」と言われて、次の駅で降りてトイレを済ませたことで、予定の時間に間に合わなかった、なんてことは多々あります。電車が混雑しているとなかなか乗車できず、数本見送ったために、新幹線や特急の予約時間に間に合わなかったこともありますから、混雑する時間を避け、乗り換え時間を多めに組み込んだプランが必要でしょう。

移動はなるべく短距離・短時間を心がける

目的地を選ぶとき、なるべく距離が近い場所や、移動時間が短い場所を選ぶようにしましょう。たとえば都内から行く温泉なら、距離は近くてもアクセスに時間がかかる草津よりも、新幹線でも高速でもアクセスのよい越後湯沢へ……といった具合です。

ビーチリゾートなら、飛行機で7時間かかるハワイより、3時間半で行けるグアムへ。子どもを主体に考えることで、新たに魅力的に見えてくる目的地が増えてくるでしょう。

目的地が決まっているときは、なるべく早く到着できる方法を選ぶのも大切。料金的に手ごろな乗り継ぎ便より、多少高くついても便利な時間帯の直行便を選ぶイメージです。

電車移動は、ファミリー車両や個室の利用も選択肢に

子どもを連れての移動手段の中では、電車が一番気がかりかもしれません。動画を見せるにも音を出しづらい、子どもを寝かせられる環境が用意できない、新幹線など指定席の場合は目的地まで途中下車しづらい、電車内で楽しめるおもちゃを用意するのはとてもハードルが高いなど……。

なので長距離移動の電車では、ファミリー向けの車両を探してみましょう。例えば、JR東海では、GWと夏休みの期間中に、のぞみの一部で「ファミリー車両」を設定しています。子ども連れ専用の車両だから、多少騒いでもお互いさま。まわりに気兼ねなく新幹線を利用できます。

また、東武スカイツリーラインのスペーシア号には、個室つきの特急列車があります。個室だから、まわりを気にせず目的地まで快適に過ごすことができます。

車での移動は「お気に入り」を持ち歩いてグズり対策

長時間、長距離を車で移動する際は、乳児の場合、子どもが快適に過ごせる環境を作ること、幼児の場合は子どもが楽しめるものを用意しておきましょう。

車ならまわりを気にせず音を出せるので、お気に入りの動画とDVD再生機を用意したり、タブレットで子どもが楽しめるゲームなど、または興味を引きそうな新しいおもちゃを用意しておくなどが効果的です。

我が家の場合、息子はレゴと動画が大好きなので、レゴパーツを入れたボックスとタブレットを持ち歩いています。車の中で、レゴを組み立てたり、動画を観たりしながら、長時間の移動時間を飽きずに過ごしています。

遊具が充実したサービスエリアは気分転換に最適

車酔いなどが心配なお子さんの場合、車の中で画面を観るのは避けたほうがいいでしょう。その場合は、子ども向けの童謡や好きな音楽を用意して、車の中で何度も大合唱したり、新しい歌を覚えたりしてみてはいかがでしょう。

ただ、動画や音楽、おもちゃはあくまでも一時しのぎ。移動時間はなるべく子どもが寝られるように、お昼寝の時間を狙って移動したり、渋滞を避けて深夜早朝に移動する、または、なるべく休憩を多くとってそのたびに体を動かして遊べる場所を探しておくなどのプランを考えてみましょう。

高速道路によっては、子どもが遊べる遊具やちょっとした遊園地が併設されたSA(サービスエリア)が増えています。たとえば、新東名高速道路のSAにある「ぷらっとパーク」は、小さい子どもが楽しめる公園です。トイレ休憩の時間を少し長めに取って、気分転換に最適でしょう。

飛行機での移動は機内サービスの事前リサーチが大切!

航空会社によって、長時間のフライトで子どもを飽きさせないような工夫を用意しています。国内旅行で全日空を利用したとき、当時2歳の息子はキャビン・アテンダントから全日空のロゴが入った折り紙をもらい大興奮。しばらく折り紙に熱中していました。

アメリカ旅行の際に搭乗したデルタ航空は、全席にプライベートスクリーンがあり、エンターテイメントプログラムが充実。当時4歳の息子はキッズプログラムに夢中で、9時間のフライトもぐずることなく過ごせました。子ども向けにどのような機内サービスがあるか、食事なども含めて事前に確認しておくことをおすすめします。

どうする!?移動中のトイレ問題

電車の乗り換え時や、飛行機の離発着時、渋滞のさなかなど、「今はヤメて!」というタイミングで子どもが「トイレ!」と言いだすことはよくあること。悩ましい問題ですが、トイレが心配だからといって、水分をあまりとらせないようにするのは子どもの健康にとって危険。普段通り水分を取らせて、早めに声をかけてあげることを心がけましょう。

また、間に合わない場合を想定して、着替えやタオルを多めに持っていくなどの準備も大事。車の場合は、災害用やアウトドア用の携帯トイレを用意したり、オムツの予備などを積んでおくといざというとき便利です。携帯トイレは、使い終わったオムツを使って自分で作ることもできますので、子どもが小さいうちは準備してみてはいかがでしょうか。

もし間に合わなかったとしても、子どもを責めてはいけません。間に合わなかったときに一番残念な気持ちなのはきっと本人です。トイレの失敗も数年すれば、家族の楽しい思い出に変わりますよ。

知っておこう!緊急時の相談電話窓口「#8000」

車に酔いやすいお子さんの場合、酔い止めや梅干しを用意するなど、酔わない工夫をしてあげましょう。常備薬はもちろんですが、アウトドアに出かけることが多い我が家の場合、虫よけやポイズンリムーバー、絆創膏などはいつも持ち歩いています。

旅先で心配なのが、急な病気。子どもが小さいと病状について判断が難しいです。子どもの病気に関する相談電話窓口は#8000。全国対応ですが、平日の夕方から早朝にかけて、時間外対応がメインです。大人の医療相談は、東京の場合#7119、千葉の場合#7009などがあり、24時間対応です。旅行先の緊急連絡先も調べておくと安心です。

子どもが小さいからって、長距離旅行を諦めることはありません。準備に時間をかけて、しっかり調べて、子どもに少しだけ配慮してあげてください。無理のない計画で、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。

◆監修・執筆/渡部郁子
アウトドアナビゲーター、温泉ソムリエ。JFNラジオ「JOYFUL LIFE」ほか、山と温泉と音楽をテーマに「人生を豊かにする情報」をさまざまなメディアで発信中。子どもにやさしい温泉や山、フェス情報など、子どもと一緒に楽しむアウトドアスタイルを提案している。

■公式ホームページ:http://www.watanabeikuko.jimdo.com/

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