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【連載】熟れすぎMANGO VOL.124

2017/10/06【 連載 】

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「夫婦」を楽しむちはるのスーパーポジティブY談

病めるときも、貧しきときも

 近ごろ友人と会って話題になるのは親の介護問題。そういう年齢になったのだなぁとつくづく痛感しています。

 高齢者の爆増と少子化で先が見えぬまま大きく揺れている昨今ですが、何か複雑ですよね。「子どもを増やさなければ!」と叫ぶ政治家さんにお子さんがいらっしゃらなかったり。東京で一生懸命仕切っているパワフルな女性リーダーの中には結婚は眼中にないと言う人もいたり。それが決して悪いと言う訳では無いのですが、若い世代にとっても結婚や子育てがリアルではなく、どんどんと困難に感じてしまう世の中になっているのではと思わずにいられません。

 とにかく嫁にいかない。嫁をもらわない。そういう男女がものすごく増えているなと実感します。結婚したら幸せになれる! という魔法は哀しいかな消滅しかかっているようです。

 かくいう私は結婚のベテラン? 一回失敗してますが(笑)、合算しますとかれこれ20年以上結婚生活ってやつを経験しております。再婚して5年目、多少の倦怠期を迎えている私が考える「結婚とは何ぞや?」「何のために結婚するの?しているの?」そんな事を悶々と考えていたら、ある本と出会い、目からウロコで単純な答えを見つけました。

 それはズバリ! 貧乏と病気に耐えるため。思わぬ病気になった時、蹴つまずいて貧乏になった時、人は一人ではなかなか生きていけません。しかし、これが男女というワンペアになると意外と耐えられるもの。病めるとき、貧しきときこそお互いを支え合い慈しみあうべきなのです。結婚式の誓いの言葉のままですね。

 前回の結婚の時は、健やかで富めるときばかりを当たり前なのだと思い込み、困難がやってきた時には、こんなはずじゃなかったとお互いに目を背けるばかりだったように思います。困難と向き合い、家族で一つずつ乗り越えてこそ、愛情や小さな幸せを実感できるのだと今は強く思えます。

 今の結婚は、最初っから困難だらけでした。年齢差もあれば収入の差もあり、周囲の方々にも、多大なご心配とご迷惑をかけながらも一緒になりました。大変なことを乗り越えての結婚だったので、多少の困難が当たり前。逆に穏やかな日々が続くと、こんな順風満帆で大丈夫なのだろうか? と、不安になることすらあります。

 10年後、20年後、自分が介護されるような未来を考えた時、「まあ、なんとかなるさ!」と言ってくれるパートナーが傍にいてくれる安心感はとても大切ですよね。困難に立ち向かうために結婚したのだから、へっちゃら! 面倒なのは当たり前!結婚は、困難だからこそ飽きないのだ。そんな風に考えられる結婚を続けていけたらなあと思います。

 もうすぐ5回目の結婚記念日。気持ちを新たに夫婦で結婚の宣誓でもしてみようかな!?

文/ちはる

ちはる/テレビ、CF、著書の企画、 プロデュースなどで活躍中。12年、14歳年下の旦那くんと再婚。 目黒でカフェ「チャム・アパートメント」を経営。

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