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”○○○○”で落ちた気持ちを上げる方法【連載:輝く50代に向けて…30~40代でやっておきたいこと】

2020/07/07
  • 1972年生まれ。『サンキュ!』創刊時(1996年)以来のカリスマ的人気読者。エッセイ集など著書を相次いで刊行したのち心理学を学び、現在はフリーランスの心理カウンセラーとして活動。『サンキュ!』では2007年から現在まで14年余りブログとエッセイを執筆。2021年10月より新連載「愉しくオバさんを生きていく。」をスタート(毎週月曜日午前9時更新)。趣味は旅行・ドライブ・ゴルフ・読書・スマホゲーム・お酒を飲むこと(1人で晩酌するのも大好き!)。もっと見る>>

こんにちは。子育て・人間関係などについて、40代後半の気づきをリアルに書いているカウンセラー/エッセイストの若松美穂です。誰にだって、落ち込むことや辛いことはあるものです。そこから気持ちを持ち直す、私なりの対処法を書いてみようと思います。

まずはガッカリしても 落ち込んでもいい

「いいことさがし」は私の得意分野……だと家族に言われます。といっても、マイナスのことがあった時、若い頃から・すぐに発想の転換ができていたわけではありません。たとえカウンセリングを学び、他の方のお話を伺う仕事をしていても、自分や家族に何かが起これば、一度はガッカリしますし、落ち込むこともあるのです。頭の中で、グルグルと同じことを考えたりもしますし、「またやってしまった」と後悔するのはいつものことです。

グルグルしても後悔しても状況はかわらない

ただ、そこで終わらせないことで、先(未来)が変わります。私自身もある時までは、「落ち込む・考える・悩む・後悔する」をし続けておりました。けれど今は、それらをし続けたところで、状況は何も変わらないということを知っているのです。
だからこそ、少しでも早く気持ちを持ち直すため、考え方を変える工夫をしています。

『つけ足す』ことで落ちた気持ちを上げる

考え方を変えるといいますか、方法としては、後で良いことを『つけ足す』のです。
起きてしまったことは仕方がないですし、どんなに悩んでも悔やんでも、ガッカリしても変えることはできません。
ですから、「たとえそうでも、○○だけはできた!とか、「たとえ一度失敗したとしても、次は気をつければいい」という風に。『つけ足す』がコツです。

親子で歩く手
Hakase_/gettyimages

探せばあるの 良いことが

例えば、ある目的地への外出。張り切って出かけたのにまさかの臨時休業や入場制限、渋滞で滞在時間が短くなってしまったということはありませんか?ここでも、ガッカリ!残念!!(涙)という気持ちになりますし、事前に調べれば良かったという後悔も。

そのうえで、もう一つ考えを『つけ足す』のです。「たとえそうでも、ドライブは楽しめたよね」「子どもたちがよく眠れて、元気が増したみたいね」「もう一度来る楽しみが増えたね」という具合に。何もないと思っても、小さな良いことは日々あるものです。

私にとっては、家族が「今」元気に生きていることが良いことなので、何かが起こった時には、「それでも皆が生きている」とつけ足します。

プラス思考も練習が必要

時々、「どうすればマイナス思考をやめられますか?」「プラス思考ができますか?」と訊かれることがあります。急に変えることができればいいのでしょうけれど、30年~50年、今の思考で過ごしてきたのですから、変えるには時間が必要ですよね。ご自分の思考のクセに30代で気がついて練習すれば、40代には難なくできるようになるでしょうし、40代で始めたら、50代にはできるようになるかもしれませんよ。

まずは「そんなの無理・できない」と決めつけず、『つけ足す』練習をしてみてはいかがでしょう。

この記事を書いたのは……若松美穂
心理カウンセラー・カラーセラピスト・エッセイストとして活動。
心理学講座やカウンセリング・カラーセラピー・「お茶会」という名のおしゃべり会を全国各地で開催中。大学生と社会人の姉妹を持ち、子育てに一段落した今だからこそ発信できる家事・育児に役立つ情報を発信しています。

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