収納で学びをサポート。すぐに遊べる環境作り6案。

2021/01/12
  • 整理収納アドバイザー、2人の女の子のお母さん。三度の飯よりお片付けが好きです。もっと見る>>

8歳6歳のお母さん、
収納アドバイザーのayaです。

子供は遊びから様々な事を学びます。
お絵描き、折り紙、工作、ごっこ遊び、けん玉、すごろく…。無数にある遊びから、自然と文字や数字やルール、コミュニケーション、芸術…etcといった「学びの初めの一歩」と出合えます。

家庭では直接的に読み書きを教える前に、子供たちが遊びたい時に直ぐに遊べる環境を作ってあげる事が望ましいと思います。環境を整えてさえあげれば、後は自由に遊びを作り出し、自ら学ぶ楽しさを覚えます。

子供は日々成長します。子供達の変化する好奇心に合わせてしっかりサポートしてゆきたいですね。

子供達の成長の段階で環境作りは変わってきます。これまでの我が家におけるすぐに遊べる収納をご紹介させていただきます。

そのまま遊べるLEGO収納。

遊びながら学べるおもちゃといえばLEGOです。
LEGOは無限の創造の可能性があり、その分様々な色や形、大きさのパーツがあります。
大人もついつい遊んでしまうLEGO、理想は細かく分ける事ですが、あまり細かく仕分けし過ぎると選び易くなる反面、今度は「戻す手間」が多くなり面倒になります。
また、あまりざっくりし過ぎてもひとつひとつの収納ケースが大きく深くなり、パーツを見つけ出しにくいという事が起こってきます。

そこでおすすめが100均などで容易に手に入れることの出来る、少し厚めの「ファイルケース」です。色別などでざっくりと仕分ける事ができ、立てて収納できる事で省スペースで済みます。また遊ぶ際にはケースを開けばLEGOパーツがケースの中で広がってくれるので、選びやすくなります。

折り紙は色別。

折り紙は少し手間ですが、色別に収納してあげると探し易くスムーズに遊びに取り掛かることが出来ます。カラーバリエーションの豊富な折り紙を買ってあげでも、結局好みの色しか使わず、あまり使うことのない色の折り紙ばかり大量に残ってしまうことがよくあります。
どんどん増えて困りますね。
そういった際も色分けがしてありますと、残量に合わせた作品のイメージをする事が出来ます。我が家でも、普段使わない色をたっぷり使って大きな作品を作ってみたりする姿をよく見ました。想像力も広がるようです。

はじめは少し手間ですが、子供たちと楽しみながら仕分け作業をしてみて下さい。

お絵かきセット。(文房具セット)

子供の描く絵が大好きです。
思い立った時にいつでも絵が描ける状態にしてあげたいと思います。絵を描く道具は用意すればキリがない程あります。細いもの、太いもの、淡いもの、濃いもの、柔らかいもの、硬いもの、マジックひとつとっても種類が豊富です。

子供たちの好むものを選んで、出来るだけ子供自身で持ち歩けるサイズのひとつのボックスにまとめておくと、嬉しそうに持ち歩いて思い立った時に何処でも自由に描く事ができます。

整理は、空き箱やトイレットペーパーの芯などを利用しても良いと思います。長い物は立てて収納してある方が取り出しやすいですし、短いものは寝かせて収納しても良いですね。長さに合わせた箱で整理しましょう。

一緒にハサミやテープ、糊などの工作用文具を入れておくのも良いと思います。

ラベリングの工夫。

子供がまだ字の読み書きが出来ない時には、絵でラベリングしていました。今は100均にもイラストのラベリングシールがありますし、子供に描いてもらうのも良いですね。

文字が読めるようになれば平仮名で、漢字を習えば漢字へと変化させてゆくことも、親だけではなく子供自身も成長の喜びを感じることが出来ます。

当分はざっくり。

小さい子供に限らず、中高生になってもお片づけが得意な子はそうそういません。
子供のもの(小さな頃はおもちゃ。学生になれば授業用品。)はあまり細かく分けずに、子供が持ち運べる大きさのボックスにざっくり分ける事が基本です。

収納は、「取り出し易さ」と「片づけ易さ」の両面から考えなくてはいけません。
収納ケースの色や材質はインテリアに合わせると、家族にとっても気持ちの良い収納になりますね。

お片づけは「片づけなさい!」と言われる事が一番やる気を失いますし、言っている親本人も気持ちの良いものではありません。
きちんと戻さなくても怒ったりせず、親がニコニコしてフォローしてあげ、子供の心を萎縮させない事が大切です。

リビングデスク。

家族構成、間取り、生活スタイルの在り方で、子供の学習形態は変わってきます。
我が家ではリビング学習をしています。後に子供部屋を与えることになっても、リビングデスクはファミリーデスクとしてフレキシブルに使えるという利点から、プロに壁付け長デスクを拵えていただきました。

そこまでは出来ないという家庭でも、子供の高さに合わせたテーブルが一つあれば大丈夫。我が家も以前は炬燵テーブルを子供スペースとして使っていました。
子供達の求める文房具や本を常備してあげます。短時間でも椅子に座って作業をするという癖を付けると、学校に入学しても抵抗なく机に座っていました。良い癖を身体に染み込ませるのは親にとっても必要以上の声掛けをすることが無くなり、躾をしなければならないという過剰なストレスもありません。

最後に…。

遊びを通して学ぶ子供達ですが、家にいる間ずっとべったり遊びに付き合うことは無理な事です。第一そんな付き合い方では親も参ってしまいます(笑)。
過干渉にならず、フォローのできる程良き距離で見守り、遊ぶ時にはとことん遊んであげる。子育ては子供に振り回されるのではなく親主導でなくてはなりません。難しく悩まずに環境を作ることで親子共に良い関係が築けるものと思います。

私を親にしてくれたのは子供たち。時に想定外の事が起きても、親や先祖に感謝するように、子供たちにも感謝を忘れずにいたいと思います。そして、もちろん主人にも。


最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を書いたのは収納アドバイザーayaでした。

計算中