消耗品収納はめんどくさくしてはダメ。

2021/06/10
  • 整理収納アドバイザー、2人の女の子のお母さん。三度の飯よりお片付けが好きです。もっと見る>>

7歳9歳のお母さん、
収納アドバイザーのayaです。

消耗品の管理、皆様はどのようにされていますか?

安い時に大量購入して倉庫で保管、
一つ二つ余分に購入して収納ケースに美しく保管、
業務用を購入して揃いのケースに詰め替え、
そもそもストックは買わない、

など、家庭によってストックの持ち方や量は様々です。

消耗品は食品と違い、基本的に消費の期限は長く、保管状態が良ければ劣化するということはありません。それは、収納場所さえあればいくらでもストックが可能になる、ということでもあります。

災害や外出制限のある昨今、絶対安心出来る程の量の消耗品をストックしておく事は、決して悪いことではありません。
ですが、収納スペース以上の量を買い足してしまうと始末が悪くなります。

我が家では消耗品は【一箇所に集中管理】し、未開封未使用のストックは基本的にひとつです。ただし、使用頻度の高めの物は3つ4つ多めにストックしています。

ストックの量が多かろうと少なかろうと、在庫管理のし易いことが消耗品収納のポイントです。
それは自分自身の管理はもちろん、自分以外の家族にも消耗品の把握をしてもらえることになります。

開封済みの消耗品が切れた際に、それが家族の中の誰のタイミングであっても、すぐに補充してもらえるような収納にしたいですね。

消耗品の補充は正直めんどくさい。

消耗品が切れた際のタイミングが自分以外の誰かであった場合、
【隠す収納】をしていたならば、
「あれどこー?」
と、必ず聞いてくると思います。
もしくは。
「これ、無くなったよ。」
と、さらりと報告だけされることもあるでしょう。

ラベリングをしていれば大丈夫かと言うと案外そうでもなく、ラベリングしているのに聞いてくる旦那様は少なくないはずです。
「書いてあるじゃん!」
と、逆にイライラも増してしまうこともあるでしょう。

これは、案外消耗品に限ったことかもしれません。

例えばキッチンの調理中に使う道具が必要な際、きちっとラベリングされた収納ケースから自分で探し出して奥様に聞かずとも調理を続けている、ということありませんか?。
我が家ではそうです。
主人は料理をしてくれますが、料理中に「あれどこ?」と聞かれたことはあまりありません。
消耗品と調理道具とでは何が違うのかと言うと、料理には流れがありますし頭も使います。その中での必要なモノを取り出す行為は料理の作業の一環で、あまり苦にならないのです。

子どもの勉強の場合もそうです。ペンや物差しを探すのは、勉強の流れの中でさほど苦にならないのです。

ですが消耗品はそうはいきません。
トイレットペーパー、ペーパータオル、石鹸、洗剤…etc。

消耗品の補充は一旦滞っても、しばらくは生活に支障はなく、自分が(補充)をしなくても誰かがしてくれるだろう、今しなくても後でも問題ないだろう、といった考えがよぎるのです。

すると、途端にめんどくさくなり奥様に
【丸投げ】
ということをいともあっさりとしてくれます。

ではどうすればいいのか?

ではどうすればめんどくさくないのか。

それは
【丸見え収納】
にすることです。

丸見えにしている収納の見本はドラッグストアです。
売られているままに収納すれば、誰もが取り出し易くなります。

すぐに取りに行ける納戸や倉庫があれば一番良いですが、そこが無い場合は家の中でどこかしらのスペースに置く必要があります。
むしろすぐに補充するためには家の中にあることの方が利便性は断然上です。

家の中に置くのであればオープン収納ではなく、扉のある棚に陳列します。扉一つ開けるというアクションは必要ですが、いくら何でも消耗品のガチャガチャしたものが見えるのは格好の良いものではありません。
ひとつ扉を開けた後、在庫が見渡せるのが最良の収納方法と思います。

我が家では玄関の収納に全ての消耗品を並べて、一目で全てわかるようなしています。
電池などの細かなものはケースに入れていますが、電池しか入れていませんので迷うことはありませんし、その他の物も単純な区分けです。

子供たちもオモチャの電池が切れたら自分で取り出してきて、「母さん入れ変えて。」と言ってきます。

我が家の消耗品収納実例です。
こちらに収まるだけのストックを持つようにしています。
写真以外にも、左手と下段にも収納があり、ゴミ袋のストックや、重曹、クエン酸などもあります。やはり全て丸見えの状態です。

最後に…。

消耗品はバラバラと点在させるよりは、ひと所で管理し、誰が見ても何があるかわかるようにしておけば、無くなった時の補充やストック分の買い出しなど、無理なく家族の協力を得ることができます。

消耗品の補充という仕事は、
【名前のない家事】
とも言われています。

無くなった物を補充しておくということは、奥様は当然にされますが旦那様はされないことが多いですし、大変無頓着な部分です。

一言、「無くなったら補充しておいて。」という声掛けは、旦那様が意識を持つまでは必要かもしれませんが、声を掛けて、さっと取り出せることが出来るならば、案外スムーズに【名前のない家事】に参加してくれるかもしれません。

些細なことにも協力し合える関係が大きな幸せにつながりますよね。
皆様のアイデアのヒントになりますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を書いたのは、
収納アドバイザーayaでした。

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