実録。リフォーム依頼後に知ることになった、リフォームで費用が嵩む4つの盲点。

2021/03/27
  • 整理収納アドバイザー、2人の女の子のお母さん。三度の飯よりお片付けが好きです。もっと見る>>

8歳6歳のお母さん、
収納アドバイザーのayaです。

おうち時間の長い今、暮らしやすさを求めてリフォームを考えていらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。

我が家は築20年を超えたマンション、そろそろ水回りのリフォームを考えていた時にコロナや幾多のトラブルが重なり、決断するに至りました。

せっかくお金をかけてリフォームするのですから、出来るだけ理想に近づけたいところです。雑誌やカタログ、ショールームなどでイメージを膨らませてリフォームに臨みます。

希望と予算を天秤に掛けバランスを取りながら、住宅設備の取捨選択をしてゆきます。
水回り商品や壁紙を最終的に選択し、見積もりをお願いしてみると、素人には分かりにくい費用の嵩む意外な盲点がありました。

流行りの浮かし。

【浮かす〇〇】
流行りです。

片付け易さ、掃除のし易さ、汚れにくさのどれにも有効な【浮かす】方法は収納や家具で活用されています。

ショールームを訪れると、洗面台やトイレなど、掃除がラクになる目的とビジュアルの良さで
【浮かせた】タイプが多く見られました。
洗面台の仕様については主人の希望を多く取り入れた為、せめてビジュアルはオシャレにしたいと
【浮かせる洗面収納】を選択しました。

しかし、見積もり後の価格に驚き!浮かせる収納は取り付ける壁面の補強をしなくてはならず、
【ふかし壁】を造作する必要がありました。その為の大工工事が非常に嵩む結果になりました。

輸入商品。

トイレや洗面の雰囲気をガラッと変えるには面積の多い【壁】を印象的に変えることが効果的です。リフォームサンプルのあるカフェで見た「輸入壁紙」に憧れ、それをお願いしようとするも…。

現場監督さんは輸入壁紙を扱った経験のない方でした。壁紙糊付け機を使えないかもしれない…、イコール、手間賃がかかるといったような事を言われました。

結果、輸入壁紙は諦めましたが、輸入壁紙にされたい方はリフォーム会社を決める前にそこに強みがあるのか否か確認するべき点です。

配管の場所、向き。

リフォームで唯一悔やんでいる所は
【トイレの排水管】が剥き出しになってしまったことてす。新築であれば初めから隠れる位置(壁の中等)に配置したり向きを変えることも出来ますが、リフォームの場合は配管の位置はもちろん、管の向きを簡単に変えることは出来ません。

全て仕上がってはじめてその事実を知り、隠すにはまた大工費用が嵩むことになると知りました。隠したところで見た目に良くなるとも断言出来ないとのことでしたので、無駄に経費を押し上げるくらいなら「あえての剥き出しだ!」くらいの開き直り(笑)でいこうと諦めた点です。

メーカーの不統一。

【住宅設備】は【メーカー】によって強みが異なります。
メーカー同士がより良い物づくりをし、共に進化をしつつ、更にそれぞれの強みを持たせていく切磋琢磨で暮らし易さは向上してゆくものと思います。

リフォームをしたい場所をどう変えたいのかイメージを持っていれば、自然とメーカーも選択しやすくなります。

しかし、そこが盲点でした。

イメージに叶うものをこだわって選択すると、キッチン、トイレ、バス、洗面、それぞれに異なるメーカーになる場合が生じてしまいます。そうなると単品買いになり価格は定価により近くなるかもしれませんし、作業員も増えてしまい経費も上乗せされます。

理想に近づける為には、どうしても譲れない点のみ押さえておく事が依頼中の見積もり修正価格のブレが無くなるポイントです。
やはりひとつのメーカーで全てを依頼する事が、価格も作業効率も良くなります。

結果的に我が家では2つのメーカーでまとまり、費用面の折り合いをつける事ができました。

最後に…。

我が家では築20年をめどにリフォーム計画を立てていましたが、結果的に決断したのは水漏れによるトラブルが多発した為でした。

今はリフォームは考えていないという方へ。
リフォームはお金もかかりますし、今あるものをわざわざ変えるのは二の足を踏む事ですが、トラブルが起きてからでは正しい判断が出来ないかもしれません。時折はネットや本、雑誌、ショールーム、イベントなどで情報を仕入れ、家族の理想を少しずつでも固めておかれると、いざ!その時が来た!という時に良い判断が出来るはずですよ。

どなたかの暮らしのお役に立ちますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を書いたのは、
収納アドバイザーayaでした。

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