【防災】いざ!という時のために日頃からやっておくべき5つのこと

2024/01/26
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【整理収納×時短家事】で家族の暮らしをラクにしたい!2人兄弟のママでサンキュ!STYLEライターの田中ゆみこです。

元旦に起こった令和6年能登半島地震の時、自宅も突き上げるような揺れと激しい横揺れを感じました。海沿いに家があるので家族で車で高台に避難、落ち着いてから自宅に戻り、今は日常を取り戻しつつあります。

今回の地震を体験し、整理収納アドバイザーとして日頃からやっておいて良かった!と感じたことを5つご紹介します。

1.動線を考えて定位置を決める

今回の地震で初めて防災リュックを持ち出しました。購入した当時は1階リビング横の和室押し入れに定位置を決めていました。でも、実際に避難する時のことを考えたら、押し入れでは動線がスムーズではない!ということで、すぐ避難できるように玄関に防災リュックを置くことにしました。

今回、津波警報が発令され1分もかからずに避難できたのは、外へ避難する際、導線上の玄関に防災リュックを置いていたからだと実感しています。

2.モノの定位置は家族全員で共有する

避難する時、家族全員パニックでしたが、夫が冷静に私には貴重品類を、子どもたちにはバッテリーや防災用具を持ち出すように指示してくれました。

「バッテリーってどこ?」「懐中電灯は?」と質問が飛び交うことなく、探し物をすることなく、すぐ避難する準備ができたのは、家族全員がモノの定位置を日頃から共有していたからだと実感しています。

3.高い場所にモノは置かない

地震が発生して高台に避難、しばらくして家に戻ってきました。突き上げるような揺れと横揺れが2分ぐらい続き、余震も何十回も起こりましたが我が家は何ひとつ家具やモノが転倒していないことに驚きでした。

理由は日頃から「高い場所にモノを置かない」「飾りモノをする場合も滑り止めシートなどを使う」など収納する際に転倒しない工夫をしているからだと感じています。

4.本当に必要なモノを持つ

「モノを多く持たないほうがよい」ということではありません。我が家もミニマリストでもないし、美収納でもありません。でも、少しでも減災につなげるのであれば、やはりモノは厳選して本当に必要なモノを持つことが大事です。

日頃から、「要不要の区別をして不要なモノを持たない」ということを意識しておくことが必要だと感じました。

5.ローリングストックで食料品を備蓄する

非常食の売買イメージ(ランニングストック)
hisa nishiya/gettyimages

片づけのプロになる前に家を建てたので我が家は収納スペースが少なく、家を建てた当時は「非常食を保管する場所はない」と決めつけていました。でも、日頃から多めに食材や加工品をストックしておく「ローリングストック法」を知り、冷蔵庫横のスキマ空間に収納スペースをつくりました。

スキマ収納ワゴンに非常食を保管することで、今回、慌てて買い物をすることはなかったのでローリングストックはおすすめです。

防災から減災へ

いざ!という時に備え、整理収納アドバイザーとして日頃から心がけていることをご紹介しました。

要不要を区別するモノの整理は「防災への一歩」、災害が起こった時を想定して「収納」することが大切だと感じています。整理や収納の工夫で減災へつなげることは必ずできると信じています。

いつどこで何が起こるかわからない世の中、すべての皆さんの暮らしの参考になれば幸いです。

◆この記事を書いたのは…田中ゆみこ
整理収納アドバイザー兼サンキュ!STYLEライター。セリアやニトリ、無印良品が大好きなアラフォーママです。2歳差男子育児奮闘中。家族の暮らしをラクにしたい!をモットーに【整理収納×時短家事】について発信しています。

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