リビング ルームの本と木製ラックのクローズ アップ

ごちゃつくオープン棚を「魅せる」収納に変身させるコツ

2021/08/25
  • 2児のママ。忙しいママがキュンとする家と暮らしのデザイナー。心が整うラクでおしゃれな収納が得意 もっと見る>>

ズボラだけれどおしゃれに暮らしたい!トトノエプランナーで、サンキュ!STYLEライターの滝井智恵子です。

「見せる収納」ってなんか良い!と、せっかく作ったあこがれのオープン棚が、ごちゃついてしまい悲しいことになっていませんか??今回は、その原因を探り「魅せる」収納へと変身させるコツについてお伝えします。

見せる収納の魅力とは?

そもそも、見せる収納って何が良いの?まずは、オープンな収納の魅力についてご紹介します。

1.使いやすく戻しやすい「利便性」

モダンなインテリア、家具、設備が備わります。
brizmaker/gettyimages

「取り出しやすく、戻しやすい」利便性は大きな魅力!扉がないので、パッと取り出せて、すぐに戻せるので、散らかりにくいですよね。


利用頻度の高いキッチン周辺や、すぐ手に取りたい本棚なんかに向いています。また、アクションが少なくてよいので「お子さんのお片付け」にも向いています。


余談ですが、お子さんは「視覚情報」特に「色」に反応しやすいので、おもちゃ収納の分類の時、「モノ」や「人」を≪ミニカーは青、お人形は緑、○○ちゃんは赤、□□くんは黄色≫など色で分別して片付け場所を決めると、お片付けしやすくなります。

ビンの中の子供のおもちゃの様々な
Meredith Heil/gettyimages

2.ディスプレイ棚のようなインテリア性

店舗のディスプレイのように並べれば、単なる「収納」から「インテリア」へと変わります。自分の好きなものを並べて眺めていると、なんだかワクワク!お家時間が長い今だからこそ、心に潤いを与える方法の一つとして考えてみるのも良いかもしれません。

プリンター トレイ残
StreetCandy/gettyimages

見せる収納の落とし穴

今度は、見せる収納ならではの難しさについてご紹介します。

1.こまめな掃除が必要

本棚を散布エプロンでアジアの家政婦
PRImageFactory/gettyimages

お部屋の掃除の大敵といえばホコリ。ところで、ホコリの原因って何か考えたことありますか??

実は、大半が繊維。布団や衣類、カーテンにソファ、ぬいぐるみにティッシュペーパー。家の中は≪ホコリのもと≫がいっぱい!


見せる収納は、お部屋のホコリの影響をもろに受けるのでこまめなお掃除は必須!お掃除が苦手な方にはあまり向かないかもしれません。

特に、繊維質なものがお部屋に多ければ多いほどホコリも発生しやすくなるので、掃除は苦手だけれど、どうしても見せる収納を採用したい!という場合は、そのお部屋に「発生源をできるだけ置かない」と決めるとよいかもしれません。


あれ?オシャレに見えない・・・

見せる収納は魅せる収納。魅力的なディスプレイは心を潤しますよね。でも、それにはテクニックが必要!その辺にあるものを適当に並べてもオシャレには見えません!!泣

そんな方のために、簡単にオシャレに見せるためのテクニックをご紹介します。

魅せる収納のセンスアップ5選

1.色の数をしぼる
緑の装飾が施されたスタイリッシュなベッドルーム
JZhuk/gettyimages

この写真のように、一つの空間に使う色の数を少なくすることでインテリアはグッとあか抜けます。オープン収納にディスプレイするとき、できるだけ色の数を少なくすることで一気にあか抜けますよ!

2.色のトーンを合わせる
テクスチャの背景に化粧品のボディまたは顔のゲルクリームマスク
TanyaRow/gettyimages

色の数を減らせない!!そんな時は”トーン”を意識してみてください。”ミルキー””グレイッシュ””ポップ”など、色のトーンを合わせるとカラフルでも不思議とまとまって見えますよ。

こんな色の教科書を一冊持っていても良いかもしれません。この本は、たくさんの例が載っていて眺めているだけで楽しくなります!

3.カタチを合わせる

ジオメトリカテゴリ
patpitchaya/gettyimages

色々な形が混在していると「ごちゃごちゃ」して見える大きな要因になります。同じような形に分類しておさめるだけでスッキリ!

バラバラで分けきれないときは、用途ごとに分けてBOXに入れてそのBOXのカタチを統一すると整った印象になりますよ。

4.物の量をしぼる

男性の手を選択して、公共図書館の本棚に白い本を選んで
Zephyr18/gettyimages

整然と並べられた本棚は美しいですが、全く余裕がないと話は変わってきます。「余裕がない」ということは、「戻しにくい」のです。

戻しにくいと、無理やり詰め込んでしまったり、1冊でも増えると途端にあふれ出してしまいます。その結果、立てかけてある本の上に本が重なったりしてしまうのです。

本棚に限らず、収納スペースに対して5~7割程度にしておくと、収納はうまく機能します。

5.定位置は明確に

部屋の本棚
AnnaStills/gettyimages

”おしゃれ”に見えることの大前提。それは、「その空間がきれいに片付いていること」です。

せっかく素敵にディスプレイしても、その状態が維持できなければ、とたんに「散らかった空間」になってしまいます。

きれいに片付いた状況を維持するために、「定位置」は「明確」に決めましょう!

家族がいる場合は、使う人が戻しやすいように、戻す位置にラベリングしておくと「片づける場所が分からないから、その辺に適当においておく」ことが減るのでオススメです!!

最後に

ごちゃつくオープン棚を「魅せる」収納に変身させる工夫をご紹介しましたが、いかがでしたか?

全部試すのは難しい!と思われましたか?まずは一つ。小さなスペースで試してみてください。あなたのお家時間が少しでも良いものになりますように!

◆この記事を書いたのは、滝井智恵子(たきい ちえこ)

ズボラだけれど「おしゃれ」に暮らしたい!トトノエプランナー兼サンキュ!STYLEライター。神戸市在住の2児の母。3歳違いの男子に振り回されながら、ラクに楽しくおしゃれが続く空間で暮らし、人生を輝かせる!をモットーに、片付けやインテリア、ココロを整える方法などを発信しています。

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