子どもの体調不良時のご飯どうする? 経験から導き出したわが家の答え

2020/06/14
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サンキュ!STYLEライターのさださあやです。

小学校の休校中も体調を崩すことなく元気に過ごしていた息子が、休校解除された翌日、急に熱を出しました。熱はしばらく続き、そのときに悩んだのが食事作り。

熱が出てすぐは定番のおかゆやうどんを用意しましたが、あ、あれ……それ以外ネタがない……。体調不良の時ってどんな食事を出してるんだっけ? そもそも料理のレパートリーが少ないから、こういう非常時に対応できない!

みんなどうやって乗り切ってるんだろう?

うどんとおかゆだけでは限界がある!

わが家の子どもたちは体が丈夫で、小2と年長になった今はほとんど体調を崩すことがありません。体調を崩したとしても大抵食欲はあり、回復も早いのです。なのでおかゆを出し、うどんを出し……としていれば、なんとなく乗り切れていたのです。

ところが、今回ばかりは息子もしんどそうな様子。ずっと横になっていて、起きてすら来ません。娘の場合、こういうときにアイスを欲しがりますが、息子は甘いものが大の苦手。スポーツドリンクは飲めるので、水と併用して飲ませてましたが、熱を出して3日目に「甘くて嫌だ」と言い出します。

その頃は普段なら食べるバナナやリンゴも味が嫌だと言って食べなくなりました。体調不良の時に食べやすいと思われるものに本人からのNGが出てきたのです。

食べられるものが無くなったかと思いきや、塩気のあるものは大丈夫とのこと。そのときのご飯日記を見返すと「うどん」という文字が並んでいました。

ほかの家族のご飯はどうするか問題

問題はほかの家族。息子ひとりのご飯を考えるならいいですが、夫や娘(ついでに筆者も)元気なので、おかゆやうどんが続くのも可哀そう。じゃあ2種類作ればいい話なのですが、その週に予定していた料理はハンバーグだのカレーだの、よりによってこってりメニュー(まさか体調不良になるなんて思ってなかったのです)。息子にとっても、匂いがキツイか食べたいけど食べられなくて辛いかのどっちか。

それに正直、2種類作るのは面倒。それに息子用に作ったものを完食してくれるかもわかりません。それなら、家族全員同じメニューにして、息子が食べなかった分でも誰かが食べられるようにしたかったのです。

これなら2つの問題が一度に解決

そのときにふと「具沢山のスープならいけるのではないか」と閃きました。少しずつ回復していたこともあり、その日はポトフを作ることに。やわらかく煮込んだ野菜とスープを少なめに盛り、息子に出してみると食べやすかったのかおかわりもしてくれました。

息子はポトフだけ、他の家族はポトフとご飯だけという簡素なメニューでしたが、ポトフにいろんな具が入ってるから罪悪感もそこまでなく、やさしい味わいに筆者自身も癒されていました。

そこから様々なスープを作るうちに息子も回復していき、無事に普通のご飯が食べられるようになりました。

いちばん助けられたのはこのシリーズ

少し回復してきた頃、いつもスーパーで見かけて気になっていたこちらを購入しました。

それまでは商品が気になりつつも、家で作ろうと思ったら作れる、もったいないと思っていました。しかし今回、息子の看病でかなり疲れていたこともあって、簡単に作れそうな「素」に頼ることに。
作ってみると、さすがキユーピーさん、この素だけですごく美味しいスープが作れるんです!

2人前の素が2袋入っています。わが家は4人家族なので2袋一度に使いました。とにかく具沢山にしたかったので作り方に書かれた分量以上の野菜を入れましたが、水の量は守りました。

素はペースト状になっています。

4人前を4人家族で夕食にいただきましたが、大量にできたので朝食にも持ち越すことができました。

スープなら下ごしらえも簡単

スープの良いところはベースの具を冷凍しておけること。同じ具でも味が違えば、飽きることもありません。しばらくの間は細かく切った大量の野菜をジッパー付保存袋に入れ、冷凍庫に入れておきました。

息子の熱が長引き、入院もあり得るかも……と思ったときも、野菜の保存方法が冷凍だったので「腐らせるかも」という余計な心配もしなくて済みました。また、いつでも簡単に栄養のあるものが作れるという安心感は、看病疲れの中で自分の支えとなっていました。

結局息子の熱は細菌性のものということが判明。血液検査の数値を見ると入院してもおかしくないレベルだったようです。生まれて初めてここまで続いた熱に対して、息子もしっかり頑張ったと思います。もうこんなことがないと願いたいですが、次にこういうことがあった場合、また具沢山のスープで乗り切りたいと思います。

◆記事を書いたのは…さださあや
コスパ重視のやりくりマニア。お金のことを中心に、小さな工夫で暮らしが快適になるヒントを日々研究中。

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