アラフィフで初受診した人間ドックで命を救われた話
メディカルハーブコーディネーター&スポーツフードアドバイザーでサンキュ!STYLEライターのあおきゆみこです。
今年に入って「うそでしょ?」というような出来事がいくつか起こり、半年間ライター活動をお休みさせていただいていました。活動再開にあたり自身にとって一番衝撃的だった出来事、初めて受けた人間ドックで命拾いしたことをご報告します。
初めて受けた人間ドックでまさかの結果が
私は7年前に夫の扶養に入ってから、健保から送られてくる案内に従って特定健康診査を毎年受けていました。毎回異常はなく、自分でも不調と思うところもなかったので、オプションとして別途予約して受診するような検査などは受けていませんでした。
しかし1年前に夫が転職し、新しい会社では扶養に入っている妻も人間ドック受診を勧められ、アラフィフだしそろそろ更年期への備えとかも考えたいから人間ドックで隅々診てもらおうと思い、初めて人間ドックを受診しました。
そして3月にその結果が届き、乳房検査でD判定となったので乳腺外科を受診するようにという内容の手紙とCD-Rが入っていたのです。他の人間ドック検査項目は全て異常なし、乳がん検査についても触診やエコーは異常なく、マンモグラフィーの乳房検査で「左側乳腺内石灰化(カテゴリー4)」という結果でした。
乳腺外科を受診し再検査→生検へ
その後、過去に受診したことのある乳腺クリニックの予約が4月初めに取れ、人間ドックの結果を持って行きました。そこで再検査した結果、人間ドックと同じく触診やエコーでは異常が見られないものの、マンモグラフィーの結果が、過去の検査時には写っていない石灰化の異形成が見られるということで、生検(石灰化部分の細胞を取って病理検査)することになり、検査結果が出るまで3週間ほど待ちました。
ハーブ関連の新しい仕事を始めたり、中学校のPTA本部役員で入学対応や総会準備などしていたりと、この時期はとても忙しかったので落ち込んでいる暇などなかったのが救いでしたが、寝る前などに結果がどうかな?と不安になることもありました。
生検の結果は悪性…でもステージ0という早期発見
そして5月中旬に結果が判明し、初期ステージ0の乳がん(非浸潤性乳がん)の可能性が高いと説明を受け、入院・手術できる病院へ紹介状を書いてもらいました。紹介された病院でも精密検査した結果、同じくステージ0で乳管内でがん細胞が留まっており、他への転移が見られないので手術のみ(放射線照射、ホルモン剤治療、抗がん剤治療は不要)で大丈夫そうと伝えられ、6月下旬に手術しました。
手術の結果、所見通り乳管外やリンパへの転移はなく、入院から1週間で退院。乳管内は広範囲に広がっていたため左乳房は全摘となりましたが、7月中旬には仕事にも復帰できました。左胸は手術時にエキスパンダーを入れる一次再建手術もおこない現在は再建途中。再建まで終わるのは来年となりますが、再発しないようにと今まで以上に健康に気をつかうようになり、元気いっぱいに過ごしています。
どんなに元気でも健康診断はしっかりと!を痛感
今回の人間ドックで見つかった初期の乳がん。私自身、全くの無症状で自分で触っても、医師が触ってもしこりはありませんでした。昨年まで受診していた特定健康診査は触診とエコーのみで、マンモグラフィーは個人で受けなければならなかったこともあり、気にはなりつつも大丈夫だろうと忙しさを言い訳にして5年ほど検査していませんでした。夫が転職していなかったら自覚症状が出るまで気づかなかったかもしれません。本当に命拾いしました。
「いつも元気だよね~」と周りから言われ、私も過信していた部分があると思います。今回のことで、健康は自分で勝手に判断せずに、一般に定期的な検査が必要と言われているものは、きちんと検査を受けて自分の体をチェックすることがとても大切だと痛感しました。
記事を書いたのは…あおきゆみこ
メディカルハーブコーディネーター&スポーツフードアドバイザー。中2男子と小5女子の母。Instagramでお弁当やハーブなどのベランダガーデニングを紹介しています。