使う予定のないお金で!リスクヘッジしながら数百円で株主優待をGETする方法

2021/09/24
  • ママ投資家。子どもを2人育てながら資産運用を積極的に行っています。 もっと見る>>

サンキュ!STYLEライターのママ投資家『みさむー』です。「株主優待」って株ずっと保有していないともらえないものだと思っていませんか?実は「数百円で」株価下落をリスクヘッジしながらもらうことができます。お金は貯まったけど投資は怖いなって方こそおススメ。その方法をお伝えします!

株主優待とは

「株主優待」とは「株を買ってくれてありがとう」というお礼の気持ちを込めて配当とは別に自社商品などを提供していただける日本にしかない制度です。

飲食業界でしたら自社のお店で使える食事券、飲料メーカでしたら自社の飲料ギフトが届いたりします。なお、自社商品などが提供できない企業はギフトカードや企業名が入ったクオカードなども。

株主優待をもらうには

株主優待をもらうには「権利付き最終日」という決まった日までに株を保有している必要があります。そのよく営業日以降に株を売却してしまっても株主優待を頂けます。

ということは、ずっと株は保有しなくても株主優待はもらうことができます。
ですが、権利付き最終日の翌日以降は銘柄にもよりますが株価が下がる傾向がありリスクがあります。株主優待目的で株を購入した場合優待の持つ価値や値段以上の損をしてしまう可能性が。

筆者も知らず、株主優待欲しさに含み損を出してしてしまった経験があります。その後、長期的に保有し株価は回復。株を売却時する際は損をすることは免れましたが株主優待が欲しいだけで直前に株式の購入はおすすめしません。

つなぎ売りをすれば下落のリスクヘッジしながら株主優待GETできます

やはり株価が下がって損をするなら株主優待はちょっと・・・と思いますよね。
しかし「つなぎ売り(クロス取引)」をすればその下落リスクを回避できるのです。

1)欲しい銘柄(企業)の株主優待をもらえる権利月、権利確定日(株主優待がもらえる権利が確定する日)、必要株数をチェック
企業によって権利確定日は異なります。企業によっては〇年以上株を継続保有している方のみ進呈と書かれている場合も。

2)株を購入する資金(買いに必要)と信用取引で必要な証拠金30万円(売りで必要)を準備し証券口座へ入金
すでに証券口座で30万円以上株などの投資を行っていた場合そちらを担保に信用取引の証拠金は不要になるケースがあります。

2)優待月の「権利付き最終日」までに欲しい銘柄の「買い」と「売り」※を同じ株数で同時に注文。同じ金額で「買い」と「売り」を行わないといけないため、株式市場が始まった直後に株の売買を注文をする「寄付」か、終わる直後に株の売買を同時に注文をする「引け」で注文をしましょう。

3)「権利付き最終日」の翌日以降に「買い」と「売り」を同時に行う「現渡」をする

※「売り」とは信用取引で株が下落した際に利益が出る投資方法です

なお、「売り」をする場合2種類あり「制度信用」と「一般信用」の2種類があります。
必ず「一般信用」を選びましょう。一般信用は「売り」ができる株数に限りがあります。人気の株主優待を提供している企業はすぐに「売り」の株がなくなってしまうことも。早めにつなぎ売りをしておく、一般信用の株数が多い証券会社を選ぶなどいしておくとよいでしょう。

配当はつなぎ売りを行った場合は「買い」と「売り」で相殺されてしまうためもらうことはできません。

実際筆者が行ったつなぎ売り実例

聞いたことのないフレーズが並び心を折れてしまった方がいらっしゃるかもしれません。
しかし!実際の数字をみてみましょう。今年の8月の株主優待銘柄です。

【証券会社】楽天証券
【銘柄】フジ 四国最大のチェーンストア 
【権利月】2月と8月
【株主優待】100株で2000円相当の商品や自社商品券、ポイントなどから選べる
【株価】1980円でつなぎ売り(100株必要な為198000円)
【つなぎ売りを行った日】8月11日
【手数料】401円(8月30日の権利落ち日に現渡)

約400円で2000円相当の商品などがもらえます。筆者の住んでいる近くにお店がない為自社商品2000円分を選ぶ予定です。

そして約3ヶ月後に株主優待が届きます。

前回頂いた「株式会社フジ」様の株主優待

今月は多くの株主優待があります!

今月は「トリドールホールディングス」や「モスフードサービス」、「ゼンショーホールディングス」などママには嬉しい企業が沢山!今月は特に多い月なので筆者も多くのつなぎ売りをしています。2021年9月の権利付き最終日は「9月28日」。当分使うお金ではない予備貯蓄がある方はぜひチャレンジしてみてください。

※投資にはリスクを伴います。投資をされる際は自己責任、自己判断で行っていただきますようお願いいたします。

●この記事を書いたのは・・・・みさむー
お金は貯めるだけでなく活かそう!夫と小学生と幼稚園児の子供2人を育てるママ投資家です。ママ目線で資産運用や投資の良さや大切さを発信しています。

計算中

関連するキーワード