【寄付】ウクライナ侵攻から1年。私たちに出来る支援とは
こんにちは!公認心理師の桃田くり子です。
ロシアによるウクライナ侵攻から1年が経ちました。
ウクライナ現地に残って戦っている人、生活している人、避難した人・・・
彼らはこの一年どんな気持ちで生活していたかと思うと、胸が張り裂けそうになります。
今回は何か私にも出来ることがないのか…と始めた【寄付】について書きたいと思います。
他人事ではない
ちょうど1年前から始まったロシアによるウクライナ侵攻。
連日報道で大きく取り上げられ、世界中が注目する出来事になりました。
なかでも戦火を逃れようと他国に女性・子ども・高齢者が避難している様子を見た時とても胸が苦しくなりました。
突如日常が奪われ、自分の国が戦争の場となり他国に逃げることになってしまった人々。
私自身が出産してちょうど1年経ったばかりの頃だったこともあり、
「もし自分が当事者だったら…まだ1歳の乳飲み子と元気過ぎる4歳児の二人を連れて他国に逃げるなんて…」
想像するだけで涙が溢れてきました。
戦争に使われないために
直ぐに【寄付】しようと決意。
しかし、ウクライナ政府に寄付するとロシアとの戦争に使われてしまいそうな気がして躊躇していました。
私は戦争やロシア兵を殺すための寄付はしたくありません。
困っている人に確実に支援してもらいたいのです。
寄付先をきちんと考えなければと思い調べ始めました。
隣国ポーランドで支援活動をしている日本人
様々な支援や寄付を呼び掛けるウェブサイトなどが存在しており、どこが一番自分の寄付するお金が有効活用されるだろうと悩んでいました。
そんな時、多くのウクライナ人を受け入れた隣国ポーランドで避難民支援をする「坂本龍太朗さん」の活動を知りました。
実は筆者は偶然にも戦争が起こる前から坂本さんの存在を知っており、彼の書いた書籍を読み彼の思考や人柄に好感をもっていました。
坂本龍太朗さん
ポーランドのワルシャワで日本人学校を経営する37歳の日本人男性。
自宅で避難民を受け入れ、行政と協力して市民体育館を非難所にし(自腹で物資を購入)、避難民の受け入れ調整や手配、ウクライナへの医療物資や食料の必需品の搬入、心に傷を負った人々のケアなど・・・多岐にわたる支援を行っています。
正解のわからない戦争避難民支援。
その最前線で彼は身を挺して行動しているのです。
日本の報道番組や新聞でも取り上げられているので、もしかしたら見たことがある人もいるかもしれません。
彼の行っている支援はFacebookで記録されています。
彼の正直で誠実な人柄が溢れており、寄付金でどのような支援を行ったのかも詳細に書かれています。
(レシートや領収書が掲載・公表されています)
彼なら信頼できる!
微々たる金額ではありますが彼を応援する意味でも【寄付】を決意しました。
私たちに出来ること、それは「支援を続けていくこと」
「戦争への関心が薄まるに従って世界からの支援が減っていく一方、ウクライナに必要な支援は増えている」と坂本氏が訴えています。
まだ終戦の兆しが見えず、戦争が原因で心身共に傷ついている人々が増え続けています。
例え終戦したとしても人々の生活がすぐに元通りになることはないでしょう。
「寄付したら終わり」ではないのです。
戦争が長期化する見方が強いため、継続的な支援の必要です。
私は坂本氏のように現地で支援することが出来ません。
だからこそ自分に出来ることを最大限にしていくしかないのです。
「関心を持ち続け、支援を続けていくこと」
今この瞬間も理不尽に耐え、深い悲しみや苦しみなどの感情を抱えながら生活している人がいるのです。
彼ら一日も早く安心して幸せな生活を送れることを私は切に願います。
◆記事を書いたのは・・・桃田くり子
公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士、保育士の国家資格を持っているママ。
以前は医療ソーシャルワーカーとして働き、現在は夫・子ども・義母と二世帯住宅で暮らす主婦。
趣味は節約、投資、サンキュ!を読むこと。お金やこころ穏やかに過ごすコツなど発信中。