心の専門家が伝える!誰でもなれるゲートキーパーって?
こんにちは!幸せマインドを発信する公認心理師・精神保健福祉士の国家資格を保有している桃田くり子です。
以前は医療ソーシャルワーカーとして相談業務に就いていました。
こころ穏やかに、豊かな生活を送ることを目指しています。
人は誰しも落ち込むことがあります。
目の前の人が少しでも心が軽くなってもらうために何が出来るのか。
今回は【ゲートキーパー】ことをお伝えしたいと思います。
【ゲートキーパー】とは?
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけてあげられる人のことです。
特別な研修や資格は必要ありません。
誰でもゲートキーパーになることができます。
周りで悩んでいる人がいたら、優しく声をかけてあげてください。
声をかけ合うことで、不安や悩みを少しでも和らげることが出来るかもしれません。
ゲートキーパーの役割
① 気付き:家族や仲間の変化に気づいて声をかける。
② 傾聴 :本人の気持ちを尊重して耳を傾ける。
③ つなぎ:早めに専門家に相談するよう促す。
④ 見守り:温かく見守りながらじっくり見守る。
上記にあるように、必ずしも専門的な対応を必要とするわけではありません。
どれか一つが出来るだけでも、悩んでいる人にとっては大きな支えになるでしょう。
ゲートキーパーの心得
・自ら相手とかかわるための心の準備をしましょう
・温かみのある対応をしましょう
・真剣に聴いているという姿勢を相手に伝えましょう
・相手のこれまでの苦労をねぎらいましょう
・心配していることを伝えましょう
・わかりやすく、かつゆっくりと話をしましょう
・一緒に考えることが支援です
・準備やスキルアップも大切です
・自分が相談にのって困ったときのつなぎ先(相談窓口等)知っておきましょう
・ゲートキーパー自身の健康管理、悩み相談も大切です
誰でもゲートキーパー手帳
ゲートキーパーとして悩みを抱える人の支援を行う時に必要なポイントをコンパクトに紹介した手帳があります。
印刷したものを折りたたんで常に持ち歩けるサイズになっています。
支援が必要な人の相談にのるときに役に立つでしょう。
相談にのっていて困ったら
友達や家族の相談にのっていると、自分自身が疲れてしまうこともあります。
そんな時は一人で抱え込まず相談窓口や専門家に相談することも大切です。
大切な人にさらに適した支援を届けられることもあります。
「誰にも言わないで」と相談されている場合もあるかもしれませんが、そんな時は本人の名前や詳細は出さずに本人も守りながら相談することが可能です。
すべてを抱え込むことはなく、自分の心も大切にしてください。
目の前の人を大切にしたいという気持ち
この記事を最後まで読んでくださった方は、周りの人を大切にする心優しい方だと思います。
目の前で困っている人がいたら【ゲートキーパー】のことを思い出してみてください。
あなたもあなたの周りの人も適切な支援で心が少しでも軽くなりますように。
◆記事を書いたのは・・・桃田くり子
公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士、保育士の国家資格を持っているママ。
以前は医療ソーシャルワーカーとして働き、現在は夫・子ども・義母と二世帯住宅で暮らす主婦。
趣味は節約、投資、サンキュ!を読むこと。お金やこころ穏やかに過ごすコツなど発信中。