いざとなった時に知っておきたい!【生活保護】について
こんにちは!
こころとお金の情報発信する公認心理師で投資家の桃田くり子です。
こころ穏やかにお金を増やし、豊かな生活を送ることを目指しています!
筆者は子どもを出産するまで【医療ソーシャルワーカー】という職業に就いていました。
病院で入院している人や外来に来る人、その家族の相談にのる仕事です。
特に多かったのは、病気や怪我で今まで通りに生活出来なくなった人の介護や医療費などのお金の問題。
今までギリギリで生活をなんとかしていた人が、病気や怪我で入院して生活が成り立たなくなってしまうことがあります。
そんな時【生活保護】を申請して、生活を立て直す方もいらっしゃいました。
今回は【生活保護】の制度をお伝えしたいと思います。
【生活保護】って?
生活保護制度はあらゆる資産や能力等のすべてを活用してもなお、生活が苦しい・困った方に対して、その苦しさ・困った程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長することを目的としています。
支給される保護費は、地域や世帯の状況によって異なります。
どんな人が対象になるの?
公的制度(年金・傷病手当金・失業保険など)活用し、株や不動産や車など資産がなく、さらに世帯全員が働けず、かつ手元のお金が乏しく生活が厳しい方(国の生活保護基準額を下回る)が対象になります。
※基本的には活用できる資産がない状態で申請になりますが、場合によっては居住用の持ち家や通勤用の車を持ちながら求職している場合など処分しないまま保護を受ける場合があります。
預貯金や不動産など活用出来る資産や就労の有無(医師が就労可能か証明)をすべて審査されるので、生活保護の対象になるのはハードルが高いです。
相談・申請窓口
現在お住まいの地域を所轄する福祉事務所が生活保護の担当です。
福祉事務所は市(区)部では市(区)が、町村部では都道府県が設置しています。
ネットで「生活保護 申請 ○〇←お住まいの市区町村」
や厚生労働省のホームページに福祉事務所一覧があるので自分の住んでいる市区町村の福祉事務所がわかります。
福祉事務所がわかったら連絡先を検索して電話で問い合わせしたり、予約を取って相談に行ったり出来ます。
病院で医療ソーシャルワーカーに相談
もし入院などしていたら、その病院の医療ソーシャルワーカーに聞いてみるのも一つの手です。
福祉職のため生活保護制度について詳しく聞けたり、相談にのってくれたりします。
入院していると福祉事務所に行けないので、申請する場合は福祉事務所の人に来てもらうなどの調整もしてくれます。
ためらわず相談してみてください
生活保護と聞くと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
生活保護の申請は国民の権利です。
生活保護を必要とする可能性は誰にもあるのです。
ためらわずにご相談ください。
◆記事を書いたのは・・・桃田くり子
公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士、保育士の国家資格を持っているママ。
以前は医療ソーシャルワーカーとして働き、現在は夫・子ども・義母と二世帯住宅で暮らすパート主婦。
趣味は節約、投資、サンキュ!を読むこと。サンキュ!STYLEライター、サンキュ!専属読者モデル。
お金やこころ穏やかに過ごすコツなど発信中。