【整理収納アドバイザー直伝】心地いい暮らしの作り方
暮らしを楽しむアイデアを発信している、サンキュ!STYLEライターの貝賀あゆみです。
わが家は子どもと夫、2匹の保護犬チワワと猫と、72平米のマンションで3人+3匹暮らしをしていますが、リビングは11.5畳とコンパクトなんです。
整理収納アドバイザーとして、すっきりした暮らしが理想!とせっせと片づけをし、整った暮らしを理想に掲げて日々暮らしていましたが、最近になって「整った暮らし」が「心地いい暮らし」ではないのかも?!と今までの価値観を少し変えてみたところ、家族との会話がぐんと増えたのです!
今回の記事では、実際に取り入れて良かったと感じた「心地いい暮らしの作り方」をご紹介します。
整い過ぎたリビングは実は窮屈!?少し生活感があるくらいがちょうどいい
今まで、家族が集まるリビングは「すっきりと整えておく」ことをしていたわが家。でも、リビングは家族がくつろぐ場所なんですよね。
だからこそ、きれいに整えることよりも、多少雑然としていて家族が散らかしても気にならないくらいのリビングが「心地いいリビング」なのでは?と考えるように。
ホテルの部屋に入った時には「わぁ!すっきりしていて気持ちいい!」と思いますが、滞在中は自然と自分たちが滞在しやすいようにスマホの置き場所を作ったり、本や時計、アクセサリー置き場を作ったりとくつろぎやすいように空間を作っていませんか?整い過ぎた部屋を、少し崩すことで自分の部屋のようにくつろいで過ごせる経験をした方も多いはず。
それと同じで、整い過ぎたリビングよりも、どこか生活感を感じる方がリラックスできると思うのです。
わが家には犬と猫もいるので、ソファにはカバーをして一緒にくつろげるようにしたり、おもちゃはラグやソファの上に出しっぱなし、娘の本などもスツールの上に出しっぱなしのことが良くあります。
気がついた時にはさっと片づけられる仕組みを作っておいて、家族がいる時にはそれぞれがくつろげる空間作りが理想です。
家具の配置は「背を向けて配置しない」を意識するとうまくいく
リビングで悩みが多いのが「家具の配置」ではないでしょうか。雑然とした場所に目がいかないように家具を配置するのも一つの工夫ですが、わが家の場合は「背を向けて配置しない」家具の配置にしたところ、家族が自然とリビングに集まるようになりました。
ソファの配置はL字型になるように配置したことで、自然と会話ができるように。テーブルに座っていても、ソファに座っている家族と会話がしやすく、どこに座っていても家族が視野に入るように。
最近はソファを置かない暮らし方も増えていますが、家族が集まった時、友人が遊びに来てくれたときにくつろげるスペースがあるのが「心地いい暮らし」ではないかな?と思うようになりました。
「最近、家族との会話が減ったな…」と思った時には、ぜひリビングの家具の配置を見直してみてくださいね。
狭いリビングでも「一人の時間」を過ごせるスペースを作る
家族みんなが集うリビングですが、時には一人でゆっくり座れるスペースでつくろぎたいもの。11.5畳のリビングですが、あえてパーソナルチェアを一つ、買い足しました。
配置したのはベランダのすぐ横。テレビから遠い場所に置いたことで、家族がテレビを見ていても一人でゆっくり過ごすことができ、自分だけの居場所になります。
椅子のそばにライトを置くと、早朝や電気を消した夜などでも本を読むことができるのでおすすめですよ。
家族の「好き」や「使いやすさ」も大事にする
私以外の家族は、それぞれ自分の部屋があるので、自分たちのものは各自の部屋で管理してくれていますが、共有で使うキッチンにもそれぞれのスペースを確保して、家族の「好き」や「使いやすさ」も大事にしています。
家族でもそれぞれ好みが違うので、お互いの「好き」に口出しせずに、家族みんなが「心地いい」と感じる暮らしを作っていけるのが理想ですよね。100家族あれば、100通りの暮らしのかたちがあるもの。ぜひ、みなさんの家族の「心地いい暮らし」を作ってくださいね。
この記事を書いたのは・・・貝賀あゆみ
フォトスタイリスト&整理収納アドバイザーとして暮らしを楽しむアイデアを発信しています。