【収納】8割収納でうまく行く!手放して正解だったもの
暮らしを楽しむアイデアを発信している、サンキュ!STYLEライターの貝賀あゆみです。
今の家に暮らし始めて約20年、子どもが生まれたり、大きくなって個室が必要になったりとライフステージに合わせて暮らしの見直しをしてきました。収納スペースは変わらないのに、この20年の中で今の暮らしが一番すっきりしています。すっきりと暮らせるようになったのは実はつい最近で、「8割収納」を意識するようになってからなんです。
今回の記事では、わが家で実践している「8割収納」についてご紹介します。
この数年でどんどん手放しているもの
ものが増えると「収納用品を買いたそう!」と、どんどん収納用品が増えてしまって、余計にものが増えてしまった…なんてことはありませんか?
わが家でも子どもが小さかった頃に、おもちゃが溢れ、カラーボックスや収納用品をどんどん買って、さらに家の中がもので溢れるという現象が起きていました。子どもが小学生になるタイミングでおもちゃを見直したのですが、その時にまっさきに手放したのが「収納用品」でした。
収納用品があると、そんなにものがなくても「何か入れなくちゃ!」と空いているスペースを埋めようとしてしまう気持ちが働いてしまうもの。収納用品に入れていたものを全部出してみたら、小さなケース1つに収まるなんてことも。
わが家ではこの7年でカラーボックスを6個手放し、今年に入ってから大小さまざまな収納ケースを7個手放しました。収納用品を手放すことで、空間に余白がうまれてゆったりと感じられますよ。
8割収納にして使いやすくなった場所
今年になって大幅に見直したのが押し入れです。収納の中でも奥行きがあって、何を収納しても「難しい〜!」と感じてしまう収納が押し入れなんですよね。奥行きがあるので、ついなんでも詰め込んでしまう押し入れこそ、8割収納でゆったりさせて正解だったと感じる場所です。
こちらは5年前の押し入れの写真ですが、大きめのデスクワゴンやスーツケースもすっぽり収まってしまう押し入れなので、不要なものがあっても「入るから入れちゃえ!」となんでも詰め込んでしまっていました。
上の段にはカラーボックスを3つ入れておもちゃを収納させていましたが、今残っているものはおもちゃの一部以外、ほとんどありません。
こちらは2年前の押し入れの写真です。洋服の他に、収納ケースを7個使って収納していましたが、今は1つだけ残して他のケースは手放しました。
ただ単に「ものを減らそう!」と決めても何をどう減らせばいいか難しく感じてしまいますが、私の場合は「収納ケースを減らす」と決めて整理をはじめてみたら、ものを入れられるスペースが限られてくるので、どんどん手放すことができました。
ものを減らしたい、と思っている方は「このスペースに入るだけ」と決めてあげると手放しやすくなると思いますよ。押入れに余白がたっぷりできたことで、ものに占領されていない安心感が出て、心にゆとりが出た気がしています。
ものが増えやすいキッチン収納はカゴで乗り切る!
収納の中でも、一番ものが増えたり減ったりしやすい場所が、食品や日用品が多くなるキッチンですよね。わが家では、キッチン収納の一番上にカゴを置いて、溢れたストックや食品の保管場所にしています。
なんでも入れておけるカゴがあるだけで、いつもの収納が溢れずにすんでいます。たまにしか使わないけど、人が来た時に使うことが多い紙コップや紙皿もこのカゴの中に。お菓子などもあふれたらこのカゴにストックしています。
食器棚や食品をストックしている収納棚も見直して、水筒やお皿などあまり出番がないものは別の場所に移動させて余白を確保。
棚の一番下のスペースに収納ケースを置いて、水筒やお皿などを移動させてみましたが、これだけでも棚の中に余白が生まれてぐんと使いやすくなりました。
それぞれの収納で8割収納を目指してみた結果
リビング収納や棚の中など、家の中の収納のほとんどを8割収納にしてみたら、「これも不要だな」というアイテムが目につくように。暮らしていると自然とものが増えていきますが、「使わない」と思ったものは自然と手放せるようになりました。
今回、収納ケースを減らすことを目標に8割収納を意識して整理してみましたが、分散していた文房具や工具類、日用品をまとめてみるだけで収納用品をどんどん減らすことができてびっくり!ものを減らしたいと思っている方がいたら、使っている収納用品を減らしてみることから始めてみてくださいね。
この記事を書いたのは・・・貝賀あゆみ
フォトスタイリスト&整理収納アドバイザーとして暮らしを楽しむアイデアを発信しています。