幼児期、遊んでばかりでいいの?
- 幼児期の遊びの大切さ」や「幼児期にしたい関わり」について楽しみながら発信。パパやママたちが「子育てって楽しい!」と思える。子どもたちが「学ぶって楽しい!」と思える。そんな手助けになれたら嬉しいです。もっと見る>>
早期教育や知育など…
情報が簡単に手に入るようになった昨今。
幼児期の教育についても様々な情報が飛び交うようになりました。
小学校に向けて、幼児期に先取りの勉強やワークなどはしておいた方がいいのか?
遊んでばかりで良いのだろうか?
そんな疑問に対して、元小学校教諭で1年生の担任も何度かしてきた私の考えをお話したいと思います。
遊んでばかりでいいの?
小学校入学前、先取りの勉強をしておかなくて大丈夫かな?
幼児期、遊んでばかりでいいのかな?
そんな疑問に、私は
「大丈夫です。」と言いたいです。
なぜなら、「遊び」って、幼児期の子どもにとっては大切な大切な「学び」だからです。
自分で考え、五感で感じ、手や体を動かして遊んだり、様々な体験をしたりすることは、
小学校以降の学習につながっていることがたくさんあるのです。
学習につながっている
自ら考え自らの体全体を使って遊び込むこと。
それこそが、学習にもつながっています。
逆に、自分で考えてたくさん遊ぶ経験や、自然の中での様々な原体験がないと、
国語、算数、理科…いろんな教科の内容の状況を想像できないと言うことが起こりうるのです。
例えば、算数。
普段から空き箱や積み木などの形に触れていないと、紙面上で立体の辺や面の「向こう側の見えない部分」が見えてこない。
例えば、理科。
日陰と日なたは、温かさや湿り気はどう違うのか。影はどうできているのか。
それまでの遊びの中での経験が、学習として出会った時に知識として結びつくのです。
おにごっこだって学習に!
おにごっこをする時も、子どもたちは走りながら
「どうやったら鬼や遊具をよけられるかな。」と無意識に考え、体の使い方を学んでいます。
これは、空間認知能力を高めることにもつながっているのです。
この空間認知能力が高いと、
・字がきれいに書ける(国語)
・図形の学習を理解できる(算数)
・地図を正しく見ることができる(社会)
・運動が得意に(体育)
・整理整頓ができる
他にも様々な能力につながっています。
そう考えることができると、遊んでばかりの子どもの姿が違って見えてきませんか♪
遊びは学び!
自分で考えて遊ぶこと、自然の中での様々な遊びは、
小学校以降の様々な学習の土台になっています。
自ら考え自ら遊ぶことは、
自ら考え学ぶ姿勢につながっているのです。
だから、幼児期は静かに座って先取りの勉強をする時間よりも、
五感を使って体を使って遊ぶ時間を大切にしたいというのが私の考えです。
勉強は、幼児期に遊びの土台があれば大丈夫!