昔ながらのお話を聞かせたい!子どもにウケた味わい深い民話・昔話絵本3選

2024/11/01
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絵本大好きママ・こうむらゆうこです。
元児童書・教材編集者で、現在は小学校にて読み聞かせボランティアを行っています。

今回は、昔から語り継がれる民話や昔話をベースにした絵本をご紹介。
園児も低学年の子どもも楽しめる、ゆかいなお話をチョイスしました。

ねずみのすもう【偕成社】

貧乏なおじいさんおばあさんの家に住むやせねずみは、友達のふとっちょねずみとのすもう勝負で負けてばかり。哀れな、やせねずみを勝たせてやるために、おじいさんとおばあさんが腕をふるいます。

すもうの様子を食い入るように見つめたり、応援してあげる子どもの様子が見られます。つい、弱いものを応援したくなるのは、人の性なんでしょうか?

・目安時間/4分
・31ページ
・文/神沢 利子
・絵/赤羽 末吉

きのこのばけもの【鈴木出版】

村1番のなまけものが、夜な夜な月を隠す“ばけもの”をこらしめるお話。

きのこのばけものが登場するシーンは、「でた〜!」「こわい!」と子どもたちがキャーキャー反応してくれます。読後は、機転を利かせたなまけものに感心する声が多く聞かれました。

・目安時間/4分
・28ページ
・著/唯野 元弘
・絵/石川 えりこ

三びきのやぎのがらがらどん【福音館書店】

食べものがなくなったやぎの三兄弟。草が茂った向いの山を目指しますが、その谷には怪物トロルが住んでいて…。

ノルウェーの昔話を題材にした絵本です。ストーリーがわかりやすく、小さい頃から読めますよ。トロルやヤギになんともいえない迫力があり、集中して聞いてくれます。

やぎの名前が違う「やぎのブッキラボー3きょうだい」(小峰書店)という絵本もあります。イラストはブッキラボーの方がやや怖いので、スリルが好きなお子さんにおすすめです。

・目安時間/4分半
・32ページ
・絵/マーシャ・ブラウン
・訳/せた ていじ

5分程度でかるく読める本ばかりなので、気になった絵本は、ぜひご一読くださいね!

◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLE ライター・こうむらゆうこ
元えほん・教材編集者。本&マンガ好きが高じて出版社へ。低年齢児向けの書籍、ワークやすごろく等を多数編集。ヨーロッパの日本語教室にて、昔話を使った授業アシスタントも経験。現在は、主婦ライターのかたわら、読み聞かせボランティアとしても活動中。

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