日々のストレスに負けそうになったら……負けていいんです

2020/07/31
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好きなドラマは「ハケンの品格」、フルタイムの派遣社員でもあるサンキュ!STYLEライターのさださあやです。

今年で3年目なのですが、働き始めてから年度ごとに体制が変わり、勤務した月日に比例して忙しくなっている気がします。特に今年はコロナの影響でかなり翻弄されています。仕事量が目に見えて増え、残業する日も多くなってきました。

そんなある日の残業中、とても悔しい出来事がありました。

仕事で泣きそうになった日のこと

出来事の内容は割愛しますが、仕事中なのに泣きそうになってしまうくらいの悔しさ。出来事自体が大きかったのではなく、それが引き金になってこれまで抑えていたものが溢れてしまったのです。

鼻水は出たし、目も少し潤んだけれど、我慢できた。よく頑張った。同じく残業中の他の人に話を聞いてもらったし、もうこのことは忘れよう。家に帰って家族でご飯を食べよう。

そう思って帰るも、悔しい気持ちは残ったまま。

夫に話を聞いてもらっても、子どもたちとハグしても、どこか気になってしまいます。思い出そうとすると涙が出そうになるから、気にしないようにしよう。

放っておけなかったモヤモヤ

その出来事は割とよくあることで、普段ならスルーできるのになぜかその時はできませんでした。おそらく、忙しさで心が疲れてしまっていたのでしょう。「なんで正規職員でもないのにここまでしないといけないの?」って強く思ってしまったのです。

もうそう思ってしまうことにも自己嫌悪。そう思ってしまう自分だからダメなんだと負のスパイラル。ずっとモヤモヤが晴れません。

涙が流れて仕方がない

子どもたちが寝てから、やり合った相手からメッセージが届いていたのに気づきました。その返信をしていると、気にしないようにしようとしてたのが我慢できず、涙(と鼻水)がブワッと出てきたのです。

こうなったらもう止められません。返信内容を打ちながら涙は流しっ放し。鼻だって豪快にかみます(ブーっていい音しました)。もう職場じゃないし、家族はみんな寝てるから気にしないでいいと思うと泣けるものですね。

泣くことの効果

そうするとあら不思議。モヤモヤが少し消えているのです。そういえば以前「涙活(るいかつ)」という言葉を聞いたことがあります。「能動的に涙を流すことによって心のデトックスを図る活動」のことを言うそうですが、もしかしたら能動的ではなかったにせよ、今回の涙もそれに似たものかもしれません。

「涙を流してスッキリ」を改めて経験して思ったのですが
、泣くのって大事だな、と。辛いことがあったら、それに負けじと頑張ろうとしちゃいません?「もっと大変な人がいるんだから、これくらいで挫けちゃダメだ」とかね。

でもそれって、しんどいと感じている自分の気持ちを見ないふりしてるんですよね。まずは、自分が大変だと思っている感情を受け止める。その方法のひとつが「泣く」なのかもしれません。

今の気持ちだけを受け止める

その気持ちを受け止めて少しスッキリしてから、ようやく「頑張ろう」とか「挫けちゃダメ」って思えるんです。受け止める前に頑張ろうとしてしまったので、ちょっとした出来事で崩れてしまったのかな。

よく、落ち込んだ時の立ち直り方として「ありのままの自分を受け止める」など言われますが、今回思ったことはちょっと違いました。筆者の場合、ありのままの自分を受け止めてしまったら、妬みの感情が強いってことを認めてしまうことになる!それは直したいと思っていることなのに。

結局は「今」何を思っていたかを自分できちんと理解したうえで(それが悲しいなら悲しみを昇華する作業を行ったうえで)次のステップに進むのが大事なのだと思います。

一旦「負けて」デトックス

今年は新型コロナウイルスの影響で、ストレスが溜まっている人も多いと思います。そのストレスに負けそうになったら、その先を頑張るために意識的に負けてみる。「泣く」という行為は一見「負け」のように思えますが、この場合はどうぞ甘えて泣いてください。

ギリギリの状態で頑張るよりも、涙と一緒にマイナスの気持ちを少しでも自分の外に出してから再出発する方がきっといいはず。

自分の個人的な経験から、このようなことを考えてみました。頑張る方法も人それぞれだけど、常に気を張っていて少しお疲れ気味の方には、こういう方法もあるよと伝えたく綴っております。

張り詰めた気持ちを爆発させてしまうと、筆者のように目の腫れを気にしなければならなくなるので、小出しにデトックスするのをおススメします。


◆記事を書いたのは…さださあや
コスパ重視のやりくりマニア。お金のことを中心に、小さな工夫で暮らしが快適になるヒントを日々研究中。アラフォーですがわりとすぐ泣きます。

計算中