財布は一緒! だけど夫には言わない○○のお金

2020/01/31
  • コスパ重視のやりくりマニア。「ゆるく・気負わず」をモットーに、年100万円貯金を楽しく継続中。もっと見る>>

夫婦一緒の財布で暮らす、サンキュ!STYLEライター・さださあやです。

やりくりをする上で大事なことは、夫婦で同じ方向を見ること。
妻が頑張って貯めようとしても、夫が散財しては意味ないですし(逆もしかり)、お互いの感覚をすり合わせていく作業は(大変だけど)大事なこと。

一緒でも別財布でも、同じ目的を持っていれば“貯まる家計”になると思います。

筆者の場合、家計は夫婦間でオープンにしていますが、実は夫には伝えないお金があります…。

今回はそれについて、お話させてくださいね。

やりくりにおける夫婦の役割

結婚を決めた時、まだ学生だった夫。
やりくりの感覚にピンと来てないことのことだったので、社会人だった筆者に主導権を託しました。

既にやりくりマニアに片足突っ込んでいた頃なので、予算配分は得意。
お金の整理から、日々の買い物まで、家のお金を全般的に把握する係を担当することに。

一方夫は大きな買い物の際の金額計算&価格交渉係。
例えばスマホの乗り換えの際に2年間分のランニングコストを計算して比較したり、長い目で考えるのが得意。

互いの得意なことが違っていたので、自然と相手の苦手をカバーする形になっていきました。

日々の買い物は全面的に筆者に任されているわけですが、家計簿はつけているのでいつでも夫に見せられる状態。
我が家では基本的に隠し事はありません。

それでも夫に伝えないお金

隠し事はありません…が、敢えて夫に伝えないお金があります。

それは「日常予算が余りそうな時の金額」です。


例えば1月、お正月や誕生日など特別予算から使うことも多く、甘やかし家計簿で余裕があったことから、実は日常予算が1万円近く残ったのです。

これは月の半ばから勝算はありました。絶対余るという確信があったのです。

家計簿はいつでも夫に見られてもいい状態ですが、彼は信頼してくれているのか特に見せろということはありません。
なので余る額が多いということも知りません。

筆者が誰かに言わなければ、筆者しか知らないことになるのです。

夫に伝えない理由

夫に伝えない理由は「ご乱心防止」です。

“ワタシだけの秘密”状態にしておけば、誰もそのことを知らないので普段通りのお金の使い方ができます。

でも、もし夫に伝えてしまうと「余裕がある」状態が当たり前になってしまい、夫婦ともにやりくりへの気持ちが甘くなって無駄遣いをしまいがちになってしまうのです。

例えば「今週5000円余ったよ」とやりくり途中で伝えてしまうと、夫婦の脳内で「今週はまだ5000円使える」が共通認識になってしまい「週末外食できるな」など使う事に意識がいってしまいます。

何でもかんでもオープンにしてた頃は、そのせいで「余りそうだったのにそんなに余らなかった」ことも多々ありました。
その理由が「余るのが嬉しくて夫に報告してしまうこと」に気付いてからは、意識的にナイショにするように。

夫にやりくり費の余りを伝えるのは、そのやりくりを締める時。
使いすぎ防止のために考えた策ですが、結果的に大きな金額を伝えられるので、喜びもより大きくなるというメリットがありました。

ナイショがいいときも、ある

お金が余ると嬉しいので、すぐに夫に伝えたくなるのですが、自分の行動のパターンを分析するとナイショにしておく方が良いことに気付きました。

ある意味「なかったもの」として考えているので、予算を無駄なく余らせることに効果的。

余った金額は貯金してもいいし、家族のレジャーとして使ってもいい。
頑張ってやりくりして残したお金の使い方を考えるのもまた楽しいもの。

もし「なぜか使ってしまう」というお金があったら、その原因を考えてみてください。
お金がある!という余裕からの出費なら、筆者のように、ちょっとしたことで使いすぎ防止の効果が表れるかもしれませんよ。

◆記事を書いたのは…さださあや
コスパ重視のやりくりマニア。お金のことを中心に、小さな工夫で暮らしが快適になるヒントを日々研究中。

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