お得なふるさと納税を「もっとお得」に変える方法【後編】
サンキュ!STYLEライター・さださあやです。
「ふるさと納税」を2018年から始めた初心者の筆者が制度に挑戦してみた理由、そしてよりお得だと思えるようになった考え方を紹介する記事の後編です。
前編はこちら↓
ふるさと納税のお金は家計のどこから出すか問題
ふるさと納税は、返礼品がもらえ、さらに翌年の住民税が控除されるという魅力的な制度だということはわかりました。
しかし返戻品をもらうためには、寄付金もそれなりにまとまった額が必要。
そのお金はどこから出すのか。
余裕がない我が家ではありますが、ただひとつお楽しみのためにコツコツ貯めているものがありました。
それは、ポイントです。
ポイントを使って納税をする方法
もちろん筆者が貯めたポイントではふるさと納税はできません(※厳密にいうと楽天ポイントでは可能なのですが、ここでは省きます)。
ではどうするか。それを現金化するのです。
例えばwaonポイント。
筆者は1000ポイント貯まったら、waonへチャージするという自分ルールを作っています。
チャージしたポイントは食料品などに使いますので、その分日常の予算から1000円を貯金します。
それを1年間コツコツ貯めると、いつのまにかまとまった金額になっているのです。
その他、筆者の場合はいくつか「株」を持っているので、その配当金も同じところに貯金しています。
以前は1年かけてそれを貯め、年末に欲しいものを買うという生活でしたが、あるとき「今そんなに欲しいものがない…」という状態になり、そのお金を持て余したときがあったのです。
そして思いついたのが、その「もしかしたら手元になかったかもしれない」お金でふるさと納税をすること。
手出しゼロで納税&控除まで!
元々なかったお金なので、身を削った感がないですし、まずそれで返礼品がもらえることがラッキー。
さらに、翌年の住民税が控除されるというのもラッキーが循環しているようで、やりくりマニアとしては嬉しい限り。
「ふるさと納税する余裕がない」と思っていましたが、コツコツ貯めているポイントを現金化させたら、挑戦することはできました。
楽天ポイントを貯めている方なら、そのポイントが直で使える「楽天ふるさと納税」を利用するのもいいと思います。
もちろん、控除の限度額までポイントを貯めましょうという話ではないので、気楽に気楽に。
この方法は「まとまったお金を一度に出す余裕はないけど、挑戦はしてみたい」という方へのヒントなので、どなたかの背中を押すことができたなら幸いです。
ふるさと納税の反省点
これまで2回ほどふるさと納税を体験した筆者の、その分のお金の捻出の仕方をお伝えしてきました。
最初の年は、近くの自治体に寄付をしました。
返戻品が豪華だったのもありますが、その寄付したお金の使い道を考えた結果です。
寄付したお金をどのように使うか、手続きした際に選べたのですが、観光振興の項目を選びました。
近くの自治体だったので、観光でそこに来た人が、筆者の住んでいる自治体に来る可能性があるはず、と思ったのです。
次の年は、12月中旬から焦りだし、返礼品の内容だけで、その使い道をあまり考えず選んでしまいました。
もちろんそういう人もいて当然(だからこそ各自治体魅力的な返礼品を用意するのでしょうし)ですが、せっかく「納税」をするのであれば、もう少し考えれば良かったなと反省しました。
今年の6月末までは「キャッシュレス・ポイント還元事業」の制度があるので、かなりポイントが貯まるはず。
そのポイントをどのように使うか、早めに考えてふるさと納税の制度を利用したいと考えています。
もし、今年こそ挑戦してみたいと思い描いている方がおられたら、まだ今年は11か月あります!
最後少し小難しいことをいいましたが、それでもやっぱり全国各地の工夫を凝らした返礼品を楽しめるのは大きな魅力!
今回筆者がいただいた大きなホタテはバター焼きにして家族みんなで味わいました。
魅力いっぱいのふるさと納税、ポイントをコツコツ貯めて挑戦してみてはいかがでしょうか。
◆記事を書いたのは…さださあや
コスパ重視のやりくりマニア。お金のことを中心に、小さな工夫で暮らしが快適になるヒントを日々研究中。