「もう妬まない!」やりくりのモヤモヤが消えた理由

2020/02/17
  • コスパ重視のやりくりマニア。「ゆるく・気負わず」をモットーに、年100万円貯金を楽しく継続中。もっと見る>>

サンキュ!STYLEライター・さださあやです。

やりくり…それは持久力を要します。生活している間ずっと付き合っていかないといけないものですから、たまに疲れてしまう時がありますよね。

そして頑張ろうという気持ちが強ければ強いほど、できない自分に落ち込むときがある。そして、うまくいっている人への「妬み」や「劣等感」という負の感情が生まれるときもある。

筆者がまさにそうでした。

でも今はその感情は落ち着いています。不思議なことに、それが落ち着くとやりくりが上手く回りだし、自分なりのやりくりライフを穏やかに送れるようになりました。

さて、それはどうしてなのでしょうか。

やりくりに疲れていた頃

元々やりくりは大好き。自分で情報を探して、様々な方法にトライ。収入に対する貯蓄額が多ければ多いほど良いと思っていました。その分「我慢」することが多かったように思います。

例えば外食。やりくりの邪魔をするものという認識でいたので、たまに外で食べると罪悪感に駆られてしまったり、とにかく「節約疲れ」状態でした。

そんな状態でやりくり上手さんの記事を読むとどうなるか。「だってこの人うちより収入多いじゃん」とか「米の消費量が少ないからいいよね」とか、もう出てくる出てくる負の感情。

(とはいえ世の中には「食費を浮かせるために実家でご飯を食べてます!」みたいなツッコミどころ満載のトンデモ節約術が存在しますが、それとは別物と考えてください)

こんな状態では、モチベーションを保つのさえ難しいのです。

負の感情を脱したきっかけ

そんな風に思っていた筆者ですが、ある時我が家よりも収入が10万円ほど多いお家のやりくり事例を読んだときにあることに気付きました。

確か、その方の月の貯金額が10万円ちょっとでした。そのお家の月収からマイナス10万にしてみると…

なんだ!うちとそんなに変わらないじゃん!!

(既に収入の格差がある時点でわが家と状況は全然違うのですが)その時初めて、自分も一生懸命頑張ってるんだと認めてあげることができたのです。

何と戦っていたんだろう

知らず知らずのうちに常に「自分は貯金できてない」「もっと頑張らなきゃ」と追い詰めた状態になっていたことに気付きました。収入もそんなになかったのに、とにかく貯めることだけを重視していたのです。でも、何のために?

その目標がわからずやみくもに貯めようと考えているので、ゴールもわからない。だから常に不安と隣り合わせ。そうか、節約疲れの原因はこれだ。

まずは不安を取り除くことが先。そして、収入が少ないなりに充分頑張っている。まずは自分を労おう。

何のために貯めるかを明確にする

自分を労った後は、何のためにやりくりを頑張るか、まずはその目標を立てることにしました。今までは自分の頑張りが可視化できてなかったから不安だった。だったら、どの程度到達しているか見えるようにすれば、多少は改善されるのではないか。

そうしてみるとあら不思議。自分がやるべきことがわかってきます。目標から逆算すれば今のペースで大丈夫だとか、もう少し収入を増やす必要があるなどです。それがわかったことによって当時パートだった筆者はフルタイムで働いた方がいいと思うようになり、転職も経験しました。

頑張ってる自分を認めてあげよう

自分なりの軸がわかると、他人と比べてどうこう思わなくなるので、とても精神的に楽にやりくりできるようになりました。もちろん、同じ収入で貯蓄額が多い人を見ると羨ましいとは思いますが、その人はその人、自分は自分。

だから、人と比べて「自分は頑張ってない」と思う必要はないのです。負の感情が生まれる、ということは、きっと自分の中にやりくりを頑張りたいと思う感情があるからこそ。まずは日々頑張っている自分を労ってあげてください。

世の中には様々なやりくりテクニックがあります。絶対どこかに自分と合うものがありますし、自分のペースを崩さなければ感情に振り回されることも格段に減ります。

何事も楽しい方が続くもの。一緒に楽しいやりくりライフを過ごしていきましょう!

◆記事を書いたのは…さださあや
コスパ重視のやりくりマニア。お金のことを中心に、小さな工夫で暮らしが快適になるヒントを日々研究中。

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