意外と知らない!冷蔵庫に保存してはいけない食材3選
こんにちは!
整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターの藤野ことです。
毎日使う冷蔵庫。食品ロスがないように収納を工夫している人も多いと思います。
どこに何が入っているかを把握し、使いやすい収納にするのはとても大事なこと。
ですが、そもそも冷蔵庫に入れなくてもいいものまで収納していませんか?
間違った保存方法をしていると食材の劣化を早め、食品ロスにつながります。
そこで今回は、冷蔵庫収納NGなのに入れてしまいがちな食材を3つご紹介します。
【NG食材その1】小麦粉
小麦粉をおしゃれな密閉容器に入れ替えたり、袋ごとジッパーバッグに入れたりして、冷蔵庫に入れていませんか?
小麦粉などの粉物は、外気と冷蔵庫との温度差で水滴ができてカビが生えやすい食材です。それに小麦粉は、冷蔵庫に入れておくと劣化して風味が落ちてしまいます。
ですから、小麦粉は直射日光の当たらない風通しのよい場所に常温で保存するのが基本。もし、どうしても虫の発生が心配なら、100gや200gずつ小分けにして冷蔵庫に入れ、出したら使い切るようにすることをおすすめします。粉物はニオイ移りしやすいので、ニオイのする食材の近くには置かないよう注意してくださいね。
ただし、お好み焼き粉やホットケーキミックスなどのミックス粉は、小麦粉よりも劣化が早いため、すぐに使わないなら冷蔵庫に保存し早めに使い切るようにしたほうが安心です。
【NG食材その2】スパイス類
カレーやエスニック料理などに欠かせないスパイス類は小麦粉と同じく、湿気が大敵。
温度差で水滴ができると風味が劣化してしまいます。
ですから、冷蔵庫保存はもちろんのこと、調理中にお鍋やフライパンの上で蒸気に当てながら振りかけるのもNGです。
スパイス類は冷暗所での常温保存が適しています。
どうしても常温保存が難しい場合は、ジッパーバッグに入れて密閉させて冷凍庫保存すれば問題ありません。
【NG食材その3】乾麺
そうめんやそば、パスタなどの乾麺も冷蔵庫保存には向いていません。小麦粉由来の食材ですから、やはり湿気に弱い性質を持っています。
乾麺も小麦粉やスパイス類と同様に冷暗所での保存が基本。
使いかけの乾麺は、保存用クリップやジッパーバッグ、密閉容器を利用して空気が入らないようにしておくと長持ちします。
食材の正しい保存方法を知り、食品ロスをなくそう
正しい保存方法を知らなかったばかりに、食材に虫が発生したり、劣化させたりしてしまうのはもったいないですよね。食材を無駄にしないためには買い物の仕方も大切です。食材を購入するときはお得用サイズのほうが安く感じるかもかもしれませんが、使い切れなかったら食材もお金も無駄になってしまいます。自分が使い切れるサイクルを考え、すぐに使い切れない場合は少量サイズや小分けパックの商品を選ぶほうが、結果的にはお得です。
ご紹介した冷蔵庫保存NGの食材は、いくら常温保存がいいといっても、コンロ下やシンク下などの湿気の溜まりやすい場所で保存するのは避けたほうが安心。また、キッチンの窓際に置いて直射日光に当たるのも、劣化を早めてしまうのでやめましょう。
どんな食材でも風味を損なわないように、適した場所に保存しておくのはとても大切なこと。
それが食品ロスを減らすための一つの手段にもなりますから、ぜひ正しい保存方法を覚えてくださいね。
◆記事を書いたのは…藤野こと
整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト、ライター。資格を活かして、快適に過ごすための家事・収納の仕組みづくりを考案中。整理収納のノウハウと主婦の知恵を発信しています。