【ストック量の決め方】片づけられない人に欠けている考え方はコレ!
ずぼら整理収納アドバイザーの山岡さくらです。
自分自身もかつてはそうだったし、
今もお客様のお宅での片づけ作業に伺っている中でいつも思うこと。
片づけられない人は家のキャパシティに対して、モノの量が多すぎます。
だから収納場所も足りないし、管理しきれなくなっちゃうんですね。
その中でもストックを持ちすぎている人に欠けている考え方があります。
適正量(必要な量)を決める
何が何個必要か、というのは、人によって、家庭によって、生活スタイルによって変わります。
だから具体的にいくつ、というのは自分にしか決められません。
でもそれ以前に、「いくつあれば足りるんだろう?」ということ自体を考えたことがない、という方が多いんです。
だから、目についたセールで買ってきてしまって、同じものがいくつも家の中にたまってしまうということが起こります。
消耗品の消費ペースを知ろう!
消耗品の消費ペースを知ると、それがいくつあれば足りるのかを決める目安になります。
お客様やセミナーの受講者へ試してみて!とお話することも多い方法をご紹介します。
最初に書いたとおり、ご家庭によってどれくらいで使い切るかがわからない消耗品。
たとえばティッシュ1箱やトイレットペーパー1ロール、どれくらいで使っているかわかりますか?
これは実際に調べてみないとわかりません。
使い始めるときに、マスキングテープなどに日付を書いておき、使い終わったら何日だったか確認するだけで良いんです。
我が家は夫婦2人家族。
以前にも調べてみたことがありましたが、数年前だったので改めて調べてみたところ、
ティッシュは1箱ちょうど1週間で、トイレットペーパーは1ロール17日間でした。
ちなみにティッシュは150組、トイレットペーパーは長持ちするロングタイプのシングルのものを使っています。
どちらも以前調べたときと大きな差はありませんでした。
消費ペースがわかったら、ストック量を決める
たとえばティッシュ、1ヶ月分と考えると我が家では4~5箱あれば十分足ります。
私は1ヶ月分を目安にすることにしました。
収納場所に選んだのはリビングのカラーボックス。
最下段をティッシュのストックにしています。
5個入りで1袋、プラス使いかけ、最大10袋。
今は残りが少なくなっていたのでまとめて2袋購入してきたためぎりぎりですが、ここに入りきらない量にはならないようにしています。
トイレットペーパーは、災害時に不足する可能性があるため、経済産業省でも日常使用分のほかに1ヶ月分程度の備蓄を呼び掛けています。
それなりに場所を取るものでもあるので、日常用と備蓄用で分けるよりも、普段使うものを多めにストックして使ったら補充するのがおすすめ。
2ヶ月分~3ヶ月分程度が目安になります。
我が家の2ヶ月分は4ロール、3ヶ月分で6ロール。
購入しているペーパーは1袋に8ロール入っているので、常時2袋あれば十分。
でも宅配で購入していることもあり、また、万一ティッシュが購入できないような事態になっても代用できるので、トイレットペーパーはちょっと多めにストックしています。
消耗品は決めやすい
ティッシュやトイレットペーパーだけでなく、洗剤やシャンプー類、コロナ禍ではマスクも必須になりましたが、消耗品は消費ペースを知ることでストック量が決めやすいアイテムです。
ストックをたくさん持ってしまう人は「足りなくなったらどうしよう」と不安に思う人。
だからこそ、何個あれば1ヶ月は持つ、とわかるとその不安も取り除けるのではないでしょうか。
かさばるものも多いですから、むやみに増やさずきちんと管理できる量をストックして、使ったら買い足すという流れを作れば、家の中にあふれることはなくなります。