商品レビュー「おいしい」以外になんて書いたらいいの?コストコ商品記事を年間1000本書く私が「伝わりやすいレビュー」のために気をつけていること。

2023/12/24
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年間230万円分以上コストコ商品を購入してレポートする主婦!サンキュ!STYLEライターのコストコナビゲーターaoです。

週イチでコストコに通う私が、実際に試して厳しくジャッジした商品を、皆さんにわかりやすくナビゲートしています!

今日は、年間1000商品以上の商品レビューを執筆する私が、「おいしい」を伝えるために気をつけているポイントをまとめてみました。

「おいしい」をどうやって伝えたらいい?

サンキュ!Styleの記事でも、人気が高いショップ系レビュー記事。
「新商品食べてみた!」や、「人気商品買ってみた!」
というような、体験型の記事なので、自分の感想を織り交ぜて書くことができる分、執筆しやすいジャンルでもありますよね。

私もコストコの商品レビュー記事を主に執筆していますが、レビューを書き始めた頃にぶつかった壁、それは
「このおいしさをどうやって表現したらいいんだろう?」
「おいしい以外に、なんて書いたら伝わるんだろう?」
という、「おいしい表現がいつも同じになってしまう問題」です。

サンキュ!Styleのマニュアルにも、「おいしい」じゃない表現で書いてみましょう。
という項目があるぐらい・・食べ物の商品レビューでは重視される部分です。

そんな「おいしい」を読者にしっかり伝えるために、私なりに気をつけているポイントをまとめてみました。
初めから全部やってみる必要はありませんが、困った時に、一つずつ試してみると、レビューの幅が広がるかもしれませんよ。

食べながら書いてみる。

ちょっとお行儀が悪いですが、実は一番効果的な方法はこれ。
人って常に頭の中でいろんなことを考えているので、その時に感じたことをしっかり覚えておこうとしても、時間と共に忘れてしまうもの・・。

いざ記事を書こう!と思うと、味がぼんやりしか思い出せない。
なんてことも実はとってもよくあることです。

実際に味わいながら、商品の第一印象や、香り、食感、食べ終わった後のボリューム感などを打ち込みながら食べることで、より繊細なレビューをすることができます。

一人で食べるのも、もちろん良いですが、友人や家族などと食べると
「口溶けがすごくよくておいしいね」
「表面のカリッとした食感が意外だった」など、
感想を話しながら食べることで、さらに、いろんな感想が増えて、レビューに厚みも増しますよ。

みんなが知ってる身近なものに例えてみる。

新商品や、創作料理など、一般的なメニューではない場合、食感や、香りといった五感で感じる要素を書いてみても、いまいちどんな食べ物なのか、伝わらないような場合もありますよね。

そんな時には、一般的な身近な食べ物に置き換えることで、読んでいる人にもイメージを届けることもできます。

例えば、こちらの記事で紹介したコストコフードコートの「エビカツバーガー」ですが、間に挟んであるソースは「スパイシーコールスロー」とフードコートの看板には書いてありました。

しかし、この「スパイシーコールスロー」だと、いまいち、味の想像がつきにくいのでは?と感じたので
「コブサラダに似たオーロラソース系のソースが合わせられていて・・」
と、表現してみました。

この時、あまり専門的な表現ではなく、どちらかといえば、初心者さんや、知識が全くない方が読んでもわかるようなもので例える方が共感を得やすいです。

写真に頼ってみる。

レビュー記事では、文章だけでなく写真もかなり重要なポイントです。
言葉で伝えるのはもちろんですが、写真から伝わることもたくさんあります。

特に「おいしい」を伝えるためには「シズル感」と呼ばれる、目からも「食べたい」と思わせるような写真があるととっても効果的です。

私がこの「シズル感」のある写真を撮影する際に気をつけている点は
「自分が一番、ゴクリとなってしまうポイントをあらかじめ見つけておく」です。

例えば、切り餅の美味しさを伝えたいと思った時、私が一番食べたくなるポイントは、お餅がのびのび〜っと伸びているところです。
焼いたお餅を割って、持ち上げた時に、どこまでも滑らかに伸びる柔らかなお餅、つきたてでアツアツの、伸びるお餅、お汁粉でやわやわになったあんこを纏いつつ、伸びるお餅・・。

どれも自分が食べた瞬間を思い出し、「おいしかったなあ〜」と頭の中にイメージとその時の味が浮かぶ瞬間です。
同じように、「伸びるお餅がおいしかった」という記憶は、きっと読者の方にもあるはず。

それを写真から読者の方にパッと伝えることができると
「これはきっとおいしい」と伝えることができます。

その食材によって、「カットした瞬間」「手で割った瞬間」「焼き上げた瞬間」などシズル感を伝えるポイントは違ってくるので、その商品を見た時に「私が一番ゴクリとするポイントはどこ?」と考えてから撮影すると伝わりやすいおいしい写真を撮ることができますよ。

味のレビュー以外にも応用できますよ!

今回は、食べ物のレビューを例にしてまとめてみましたが、上記にまとめたことはほとんどのレビュー記事に応用することができます。

この商品「よかった」や、この本「おもしろかった」など、単調になりやすい感想しか浮かばない時、よかったら読み返してみてください。

■執筆/ao…衣食住365日コストコ品で生活するコストコナビゲーター。年間230万円分以上コストコ商品を購入してレポートする。Ameba公式トップブロガーで「aoのコストコガイドブログ!」が人気。
WEBライターとして多数記事を執筆、雑誌・TVなどメディアでも活躍中。

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