買って満足しちゃってない?“モノは手放す時のことまで考える“片付けのプロが解説します

2025/01/31
  • 自分で管理できる”身の丈暮らし”を提唱する整理収納コンサルタント。元大手玩具メーカー社員。田舎移住を決意し、暮らしにまつわる記事を発信中。 もっと見る>>

好きなモノに囲まれた「身の丈暮らし」を提唱する整理収納コンサルタント、ティールです。

新しいモノを買う時は、家に迎えた後の生活を考えワクワクしますよね。それがあることで生活が大きく変わるような大物ほど心躍る買い物になりますが、その一方で、壊れた・不要になった・引越し先に持って行けないなどの理由で処分に困った経験はありませんか?

ということで今回は、モノを買う時は手放すことまで考える!片付けのプロが解説していきます。

自分以外の人を困らせる可能性がある

家の中には、「食器棚」や「ベッド」、「ソファー」など自分ひとりでは到底運ぶことのできない大物家具がありますよね。ひとりで搬入できないということは、当然、ひとりで捨てることも難しいものです。

モノの値段が値上がりしている世の中とはいえ、昔に比べてリーズナブルな家具も増えている今、家具購入のハードルが下がっているのも事実。安易な気持ちで買い足していくと、不要になった時に家族の力を借りて捨てることにもなりかねません。

また、大物家具の場合は、そもそも捨てるのにお金がかかることも!「いいな」、「欲しいな」と思った時は、「何年使う?」、「捨てる時にどのくらい手間がかかる?」と考えてみるのがいいですよ。

小さいからOKではない

例えば「テープカッター」。今は100円ショップなどのプチプラショップでも簡単に手に入るアイテムですよね。筆者宅でも1階、2階のよく使う場所に配置していますが、100円ショップで購入したモノは数年で刃が劣化し、使い物にならなくなりました。

「小さいから」、「安いから」と、特に深く考えることなく購入してきたアイテムですが、プラスチックや金属など様々な素材を組み合わせて作っているため、正直捨てるのがおっくうなアイテムです。

自治体によっては細かい分別が必要で、捨て方を迷っているうちに何年も放置してしまうご家庭もあるかもしれません。

筆者宅では現在、刃の付け替えができる文具メーカーのモノに買い替えました。切れ味が悪くなっても、本体ごと捨てる必要がないため、長く使い続けることができます。どんな小さなモノであっても、手放す時の「手間」を考えておくことが大切です。

どんなモノでも慎重に迎える

「自分ひとりで運べない大きいモノ」、「処分の仕方が複雑なモノ」は、処分したいと思い始めて何年も放置されがちなアイテムです。だからこそ、購入時にはより慎重に!

使っている間だけでなく、手放す時のことも考えてから購入してくださいね。


◆この記事を書いたのは・・・ティール
好きなモノに囲まれた「身の丈暮らし」を提唱する、整理収納コンサルタント。
福岡県在住、姉妹の母。陽気な夫(ダディ)&アヒルも加えた賑やかメンバーで田舎暮らしを満喫中!

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