節約の第一歩は固定費から!自動車保険の見直しポイント3選

2022/11/03
  • 産前産後や子育て世代が後回しにしがちなお金の知識、医療費控除や保険の見直し、ふるさと納税やNISAなどを丁寧に解説!一児のママFP目線で固定費を節約し、教育費や老後の生活費に困らない家計を実現!  もっと見る>>

FP2級と整理収納アドバイザー2級の資格を持つ1児のママ、かずえです。今回は元損保社員の目線で、自動車保険を節約したい方のためにポイントを解説します。

そもそも自動車保険とは?

『自賠責(自動車損害賠償責任保険)』と『自動車保険』の違いをご存じですか?
自賠責保険は、法律で加入が義務付けられている強制保険です。補償範囲は、自動車事故の相手方のケガに対してのみで、支払額にも上限があります。

それに対して、自賠責保険では足りない相手のケガの上乗せ部分や、相手のモノ、自分のクルマと自分のケガに対する補償があるのが、自動車保険です。任意保険とも言われていて、今回解説するのはこちらの保険についてです。

この3つの見直しが保険料節約のカギ

搭乗者傷害特約

搭乗者傷害特約は、自分の車に乗っていた人のケガを補償する特約です。ただし、治療費などの実費をまかなうものではなく、契約時に決めた一定額が支払われます。
“人身傷害特約”という実費を補償してくれる特約があるので、そちらに加入しておけば良いでしょう。

運転者の条件

その車を運転する人が不特定多数なのか、家族だけなのか、本人と配偶者なのか、本人のみなのかを考えると同時に、その中で年齢が最も若い人は誰なのか?を更新時には必ずチェックしましょう。35歳の誕生日を迎えていたのに、運転者35歳以上補償に変え忘れると余分な保険料を支払うことになります。

ただし、年齢条件は別居している未婚の子ども(県外に住んでいる大学生の子どもなど)には適用されませんので安心してください。

代車特約

事故時に車を修理に出した際、代車がないこと困る!という方も多いでしょう。ただ最近は事故をして保険会社に連絡すると、自分の車の修理先として優良工場を紹介してくれる制度があることがあります。紹介で修理する特典として、代車を無料で貸し出してくれるサービスがついてくることが多いです。

絶対に自分が指定する工場で修理しないと困る!というこだわりがなければ、こういったサービスを利用して代車特約分の保険料を節約するのもよいかもしれません。

2台の車で補償がかぶっていませんか?

その他のポイントとして自宅に2台車がある場合、“弁護士特約”はどちらか1台のみ加入していれば2台分の補償がある場合があります。原付バイクを所有している場合には、“ファミリーバイク特約”でも同様のことが起こります。保険会社によって補償範囲が異なりますので、加入先に確認してから補償が被っていたら重複をなくしましょう。

ただし、どちらかの自動車保険を解約する時にはきちんと補償が残るように調整しなければなりませんので、注意してくださいね。

節約の第一歩は固定費の見直しから

保険会社から送られてくる自動車保険の証券を見ても、難しそうでよく分からないからまぁそのままにしておこう、という方も多いのではないでしょうか?いざという時に必要な補償になっていることが大前提ですが、無駄な補償がないか更新の際に確認するキッカケになれば嬉しいです。

・記事を書いたのは・・・かずえ
1歳の娘のママ。整理収納アドバイザーとFP資格を活かして、家の中も家計も、無駄をなくしてスッキリ整える暮らしを実践中。

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