コーヒー専門家が解説!意外と知らない「デカフェ」と「カフェインレス」の違い
- 日本安全食料料理協会認定のコーヒーソムリエ。スタバ歴20年以上。年間200種類、1,000杯以上のコーヒーを飲む研究家です。大手コーヒーチェーンの独自取材などの経験やコーヒーへの探求心を活かしていきます。 もっと見る>>
こんにちは!コーヒーソムリエ・モーニング研究家のKazuです。みなさんは、コーヒーを飲む時にカフェインが気になることはありませんか?コーヒーが好きで、ついつい何杯も飲んでいると夜に眠れなかったりすることもあるようです。その一方で、近年、スーパーやカフェチェーンなど、カフェインレスやデカフェのコーヒーを見かけるようにもなりましたが、違いがわからない人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、「デカフェ」と「カフェインレス」の違いについて解説します。
そもそも「デカフェ」とは?
デカフェは、カフェインが含まれている飲み物からカフェインを取り除いたもの、または添加するはずのものを添加しないことを指します。英語の” decaffeinated”を略したものです。
ただし、100%取り除いているわけではありません。
カフェインを90%以上除去したコーヒーに対し「デカフェ」と表示することが可能なのです。
妊娠中でもデカフェのコーヒーは飲むことはできますが、気になる方は医師にご相談いただく方が良いでしょう。
スタバでも「デカフェ」に変更可能
スタバのカフェインが含まれているメニューには「デカフェ」に変更(+55円・店内利用)可能です。たとえば、ドリップコーヒーやエスプレッソ、抹茶などのカフェインが含まれているフラペチーノです。
※一部デカフェに対応していないメニューもあります。
カルディにも「デカフェ」のドリップコーヒーが販売されている
ダークチョコのようなしっかりとした苦味と香ばしい味わいが特徴です。
温度が下がるとほんのり甘味とほどよい酸味が感じられ、後味はすっきりとしたオーガニックならではの飲みやすいコーヒーとなっています。
価格:140円
「カフェインレス」とは?
「カフェインレス」は、もともとカフェインが少ないものを指します。一般的には、含有率が0.1%以下に抑えられたものが「カフェインレス」です。
デカフェと同様、90%以上除去したコーヒーを「カフェインレス」と表示することができます。
上記写真のように無印良品からもオーガニックの「カフェインレスコーヒー」が販売されています。ホンジュラスの深煎りストレートコーヒーです。ほどよいコクとやわらかな酸味のある比較的、飲みやすいコーヒーとなっています。
「デカフェ」「カフェイン」を飲むシーン
カフェインを摂取すると眠れなくなる場合もあるので、夜のリラックスタイムに「デカフェ」や「カフェインレス」を選ぶのも良いでしょう。また、お出かけの際に車の渋滞などでトイレに行けないこともあるので、カフェインを控えて「デカフェ」などを選択するのも1つの方法です。
※表示価格は税込価格です
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※記事内容は個人の見解を含みます。
■執筆/Kazu 年間200種類以上・1,000杯以上のコーヒーを飲むコーヒーソムリエ。スタバ歴20年以上。カルディコーヒーマニア。世界各国のスペシャルティコーヒーから大手チェーン店のコーヒーまで、飲み比べやフードペアリング、美味しいコーヒーの淹れ方などを伝えています。テレビ出演:名古屋テレビ(メ〜テレ)「ドデスカ!」取材実績:スターバックスコーヒージャパン、UCCコーヒーアカデミー、サンマルクカフェ、無印良品、ファミリーマートなど。