「汚部屋から脱出」もう戻らないための思考

2024/03/24
  • どんなに面倒くさくても今日これだけはやる!と決めて、毎日の家事を溜め込まずルールはゆるく見た目にこだわりすぎない我が家だけのオーダーメイド収納で、ラクにほどよく整う暮らしをお伝えします!もっと見る>>

整理収納アドバイザーの資格を持つ、サンキュ!STYLEライターの川上真理子です。
30年以上片付け出来なくてずっと悩んでいた私が整理収納を学んで暮らしや思考が変化したことを発信しています。
床や棚の上にはモノがあるのが当たり前の生活。全部必要と思っていたし、いつの間にか景色となり何をどうしたらよいかわからなくなっていた5年前。今との違いは何か?

使い切ってから買うようになった

汚部屋だった時は全部必要で全部進行形で使っているものしかないと思っていた私。確かにどれも使っているモノなんですが…例えば使いかけのハンドクリーム。まだ使うのがあるのにいざ使いたい時に見つからず新しいのを買っていました。使い途中を見つけても新しいモノを使い古いのは使う気になれずお蔵入りに。何故か新しいものを使いたくなる、でも使わなくても残っているからもったいなくて捨てられず、気づけば使いかけが5個以上放置。まずは使い切ることからはじめました。使い切るまで買わないぞ!と決めて、今では
ハンドクリームは、寝室とリビング、持ち歩くバッグの中の3か所に指定席を作った事により、使いたいタイミングで使い、なおかつきちんと使い切れるようになりました。数を増やすとモノが増えると思っていましたが、ハンドクリームはどこだ?と探し回る手間が減り、塗りたいと思った時にすぐ行動に移せるので3つにして良かったです。ただモノを減らせばよいということではないと身を持って体感したことです。

買うと捨てるはセットで考える

洋服買う時、「安いから」「可愛いし今逃したら買えない気がする」と思うと後悔したくないからとりあえず買っておこう!と以前の私ならそう思っていました。コスメとかもそうですが今すぐ必要でなくても「とりあえず」とか「たくさんあっても困らないでしょ!」という思考でした。だけど整理収納を学んで、「整理」=要・不要を区別することを知り、実践した時に私はその時初めてモノと真剣に向き合うことが出来ました。欲しいと思って買ったのに全く袖を通してない服や少し使っただけで忘れられたモノ達。深く考えずに買ってしまったばかりに状態がよいのに、手放すことになり罪悪感で胸がいっぱいになりました。そんな苦い経験からやっと気付いたのは「モノの買い方」だと思いました。しっかり最後まで使い切れるものを買えば気持ちよくサヨナラ出来るのです。この写真のバッグは仕事で4年使い倒してくたびれたので、感謝して手放し新しいバッグをお迎えしました。
しっかり使ったらその代わりになる洋服を買い、そしていままで楽しませてくれた洋服に「ありがとう」と気持ちよく手放せるようになりました。買ったら捨てる(1 in 1 out)でクローゼットや引き出しの中の量が一定に保たれてパンパンになることはありません。
もしクローゼットからはみ出るくらいたくさん洋服を持っている方は、1in2out(1つ買ったら2つ捨てる)をおすすめします。捨てるにフォーカスすると辛くなってしまうので、モノを循環させるイメージで行いましょう。

最後に

5年前と変わった所は買い方とモノの持ち方です。衝動買いせずに他のもので代用できないか考えたり安くなくても欲しいかどうか。また自分にとっての適正量を知るということです。ハンドクリームは1つあれば充分な人もいるでしょう。私のように3つあると時短で生活が回りやすいこともあるんです。なんでも少なければよいわけではないのです。1つ買ったら1つ捨てることで家の中の物量が変わらず、管理しやすくスペースも保たれますので、おすすめですよ。

この記事を書いたのは…整理収納アドバイザー資格を持つサンキュ!STYLEライター川上真理子。30年以上片付け苦手で生きてきた40代ズボラ主婦が整理収納と出会い変化した思考について発信。ズボラでも簡単キレイを保つ暮らしを模索中です。

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