キッチンにバッグを収納!収納は間取りではなく、暮らし方に合わせて考える
- 元客船乗組員。夫は現役船員のため、年の2/3は完全ワンオペ育児中。乗組員時代の狭小船室生活と10年間のワンオペで学んだ、1人でも無理なくまわせるシンプルなモノの持ち方、暮らし方を発信中。もっと見る>>
こんにちは。クルーズ船乗組員時代の狭小船室生活を経て、シンプルな暮らしを実践中のサンキュ!STYLEライター・Kota(コタ)です。
モノの収納場所は、どうやって決めていますか。わたしはどうしても「間取り優先」になる傾向が。キッチンには調理道具や食器類、洗面所には身だしなみ用品、クローゼットには洋服やバッグetc...、「〇〇はここに収納するべき」という思い込みもあって、収納に自分の行動を合わせてしまいがち。その結果、多少の不便が当たり前になってしまうことも。
ところが最近、ふとしたきっかけで自分のバッグの置き場所を見直してみたら、ぐっと快適になりました。新しい収納場所は、何とキッチン!今回はそのプロセスをご紹介します。
バッグ収納【BEFORE】は?
寝室の続きにあるクローゼットが定位置でした。理由は、洋服と同じファッションアイテムだから。出かけるときにここからバッグを選んで、帰宅後に同じ場所に戻す流れを想定していたけれど、実際はキッチン横の一時置きフックにかけたままのことがしょっちゅう。
そこで、自分の家の中での行動を振り返ってみることに。帰宅後はまず洗面所で手を洗い、そのままLDKに直行するのがいつものパターン。購入品などを片づけてから次の行動に移るのですが、このとき、わざわざバッグをクローゼットに置きに行くのが面倒で、つい手近なフックにかけて、そのまま放置しがちでした。
「気づいたときにクローゼットに戻す」を繰り返していたものの、つい置いてしまう場所こそ自分の生活動線に合っている証拠かも...。バッグ収納をクローゼットからキッチンに移してみようと思い立ちました。
【AFTER】はどうなった?
少しスペースがあったキッチン背面の引き出しを活用しています。三段のうち一段目にはカトラリーと保存容器、二段目にはお菓子&飲み物と、一般的なキッチンまわりのアイテムを収納していますが、三段目だけは異色の用途。
ここに、ふだんの外出で使うショルダーバッグ4つを、無印良品の「アクリル仕切りスタンド(税込み 1,490円)」に立てて収納しています。仕切りがあると、倒れたり、取り出すときに隣のバッグまで一緒に出てきたりせずストレスフリー。
その横には、財布やハンドタオル、ポーチなど、バッグに入れて持ち歩くアイテムをIKEAの人気ボックス「ウップダテラ(税込み 199円)」にまとめて収納。中身を都度ここに出しておけば、バッグを変えても忘れ物の心配がなく安心です。
変えてみてどんな変化があった?
帰宅後に必ず通る場所に収納を設けたことで、バッグの「ちょい置き」が激減。たまにあっても、元に戻すまでの時間がこれまでより圧倒的に短くなりました。理由は、頻繁に使うキッチン内に収納があるおかげで、1日の中に何度も片づける機会があるから。
使うときは目的が明確なので、多少不便でも頑張って取り出しますが、元に戻すときは意志力が必要。だからこそ、自分の動きを観察して、動線と収納場所が最短になるように工夫すると、ラク&散らかりにくくなることを実感しています。
さいごに:家の中での動きを観察すると、収納場所の最適解が見つかるかも!?
小2の次女は片づけが苦手なので、子どもや家族全員が使うモノは、子どもたちの行動をよく観察して収納場所を決めています。ところが、自分の持ち物となると意外と客観的に見られず、不便が当たり前になっていることが少なくありません。
ちょっとしたことですが、毎日使うモノをスムーズに出し入れできるようになると、気分も変わりますよね。「キッチンにバッグ収納」がしっくりきたように、間取りにとらわれず、暮らし方にフォーカスしてみると、収納場所の最適解が見つかるかもしれません。
◆記事を書いたのは・・・Kota(コタ)。
小2と小5の姉妹の母。元クルーズ船乗組員で、狭小船室生活+約4ヶ月の乗船勤務時の荷物は、60Lスーツケース1つぶん。
厳選したもので暮らした当時の経験と、10年以上の完全ワンオペ生活から、「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしをちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。