買わない収納術!2人分のランドセル収納は押入れが最適解

2025/02/26
  • 元客船乗組員。夫は現役船員のため、年の2/3は完全ワンオペ育児中。乗組員時代の狭小船室生活と10年間のワンオペで学んだ、1人でも無理なくまわせるシンプルなモノの持ち方、暮らし方を発信中。もっと見る>>

こんにちは。クルーズ船乗組員時代の狭小船室生活を経て、シンプルな暮らしを実践中のサンキュ!STYLEライター・Kota(コタ)です。

小学生のいるご家庭なら、一度はランドセル収納に悩んだことがあるのではないでしょうか。わが家も例外ではなく、小2・小5の娘2人のランドセル置き場を何度も見直してきました。

今回はそんなわが家のランドセル収納遍歴と、専用品を買わずに押入れを活かした、今現在の収納方法をご紹介します。

ランドセル収納遍歴

わが家は完全分離型二世帯住宅の2階フロア。玄関は1階、生活はすべて2階部分で完結する間取りです。

長女の入学当初はランドセルを子ども部屋に置いていましたが、そもそも子ども部屋を使う機会が少ないうえ、リビングから1番遠く出し入れが面倒だったようで、だんだんとリビングに置きっぱなしになることが増え、断念。

次に定位置にしたのは、リビングから引き戸1枚でアクセスできるファミリークローゼット。リビングから近く、床に置くだけの簡単収納で続けやすかったのですが、次女のランドセルがくわわり、週末の体操服や上履き、白衣なども2人分になると、収まりきらずカオス状態に…。

散らかった様子がリビングから見えるのもプチストレスでした。

ファミリークローゼットにはこんなふうに置いていました。徐々に必要なものがフックにかけきれなくなり、床置きが増えてグチャグチャに…

押入れ収納の「ここがいい!」ポイント3つ

そこで、次に目をつけたのが押入れ。上段を整理してランドセル置き場にしたところ、これまでで一番上手く機能しています。

3枚引き戸の押入れの右半分を開けっぱなしにして、斜線部分を活用することに

1. リビングのスッキリをキープしつつ、使いやすさもかなう

ファミリークローゼットと同じく、リビングと引き戸1枚でつながっている場所ですが、ちょうどリビングの裏側にあたるため、リビングからは見えないのが◎。多少ゴチャついていても視界に入らなければ、心の平和を保てます。

さらに、リビングのスッキリをキープしながら、使いやすさを両立できるのもポイント。娘たちは今のところ「リビング学習派」。メインで過ごす場所の近くにランドセル収納を設けることで、宿題や翌日の準備がスムーズに進みます。アクセスしやすい場所を定位置にすると、子どもが自分で片づける頻度が上がって親にとってもストレスフリー。

2. 新たな収納家具を買わなくてOK

ランドセルラックやスタンドなどの専用家具は買わずにここまで乗りきったわが家。家具に縛られることなく、手軽に置き場を変えられるのがメリットだと感じています。

そのため、今回も専用アイテムは買わず、押入れの手前のスペースに置くだけの収納に。元々ある収納を活かせば、新たなモノを管理する手間いらず。娘たちが小学校を卒業してランドセルが不要になった後も、専用品の使い道に困ることがありません。さらに、出費ゼロで家計に優しいのもうれしい限り。

3. 置くだけで簡単&ちょうどいい高さ

ランドセル収納は「置く」ほかに、フックに「かける」、棚の中に「入れる」などがありますが、小2の次女はとにかく面倒くさがり。ひと手間必要な方法だと途端に放置しがちになるため、子どもの収納を考えるときは彼女に合わせるのが鉄則です。

押入れ上段ならドンと置くだけで完結するうえ、スペースが区切られていないので、体操服や上履き、白衣などの荷物が増える週末も対応できます。

また、一般的なランドセルラックの高さは70cm〜100cmのものが多いようですが、押入れ上段は高さ79cmと、まさにぴったりのサイズ感。身長155cmの長女にも130cmの次女にも置きやすい高さです。

平日はランドセル・タブレット・書写道具(長女のみ)が基本。週末は体操服・上履き・白衣などがくわわります

さいごに

存在感のある大きさで、帰宅後も家の中を移動することが多いため、「ここ!」という置き場を決めるのが難しいランドセル。

困ったときは新しいモノを買って解決するのもひとつの方法ですが、わが家ではまず「あるモノ」で試してみるのが基本。そうすることで、思わぬ活用法が見つかったり、周辺の不要品の整理が進んでスッキリしたり。さらに、もし上手くいかなくてもダメージが少ないのも◎。特に大物ほどこの方法のメリットは大きいはず。

収納に悩んだら、まずは今持っているモノの可能性を探るところから始めてみるのがおすすめです。

◆記事を書いたのは・・・Kota(コタ)。
小2と小5の姉妹の母。元クルーズ船乗組員で、狭小船室生活+約4ヶ月の乗船勤務時の荷物は、60Lスーツケース1つぶん。

厳選したもので暮らした当時の経験と、10年以上の完全ワンオペ生活から、「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしをちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。

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