使いやすさも収納力もアップ!「ナナメ」収納のススメ

2025/05/15
  • 元客船乗組員。夫は現役船員のため、年の2/3は完全ワンオペ育児中。乗組員時代の狭小船室生活と10年間のワンオペで学んだ、1人でも無理なくまわせるシンプルなモノの持ち方、暮らし方を発信中。もっと見る>>

こんにちは。クルーズ船乗組員時代の狭小船室生活を経て、シンプルな暮らしを実践中のサンキュ!STYLEライター・Kota(コタ)です。

ぴったりサイズの収納ケースにモノが整然と収まっている様子は、きれいで見ていて気持ちが良いですよね。でも、わが家には、あえてモノがケースから少しはみ出る「ナナメ」収納を取り入れている場所が。

今回は、斜め収納のメリットを実例を交えながらご紹介します。

CASE 1. 文房具

文房具は、リビングにあるIKEAのワゴン「ロースコグ」内が定位置。無印良品の「ポリプロピレンデスク内整理トレー 3」(税込み 190円)を2個使って分類しています。

小学生の娘2人がリビング学習で使う鉛筆や消しゴム、赤ペンを収納するのにひとつ。もうひとつには、のり、ホッチキス、シャチハタなどをこちらも斜めに入れています。

鉛筆類は上を向いた側を手前にすると、座ったままでも色や種類がひと目で分かり、使い勝手抜群。倒れたり転がったりしやすいシャチハタも、仕切り板をストッパーにして斜めにすると安定します。

整理トレーを使った斜め収納のつくり方は、とっても簡単。収納したいモノに合わせて、トレーについている仕切り板の位置を調節するだけでOK。ケース内には仕切りを差し込める箇所が7つあるので、仕切り板を買い足せば、好みの幅に細かくアレンジできますよ(仕切り板3枚セット・税込み 150円)。

CASE 2. 調理道具

調理道具収納は、無印良品と100円ショップのケースを組み合わせてつくっています。ここでは、あえて収納したいモノより少し小さいケースを選ぶことで、斜めを実現。計量スプーン、ピーラー、ミニおろし金を斜めに入れています。

ピーラーとおろし金は、無印良品の「ポリプロピレンコットン・綿棒ケース」(税込み 150円)に。計量スプーンを入れているのは、以前100円ショップで購入したケース。無印良品の「ポリプロピレン整理ボックス 1」(税込み 150円)とほぼ同じサイズのものです。

ナナメ収納のメリット3つ

1. 取り出しやすい

斜め収納の最大のメリットは、指を引っかけやすくなり、目的のモノをスムーズに取り出せること。

平らに寝かせた収納や立てる収納の場合、モノの形状によっては指がかけにくく、取り出すのに手間取ってしまうことも。また、どちらも収納ケースとモノとの間に適度なすき間をつくらないと、サッと取り出すのは難しいですよね。

そんなプチストレスが、斜めにするだけで一気に解消されますよ。

2. 中身が分かりやすい

文房具などの細々したアイテムは、平らに寝かせると、下になったペンや鉛筆の所在が分からなくなりがちです。収納しているモノが多い場合はなおのこと。

斜めにすればモノの先が上を向くので、何がどこにあるかがひと目で分かりやすくなります。ペンの色や種類を見分けるのも簡単!探す手間が省けて、作業効率もアップするはず。

3. 省スペースでOK

立てて収納するよりも深さや高さを取らず、平らに寝かせるよりも奥行きがコンパクトで済むのもうれしいポイント。斜めにすれば、限られた空間を有効活用できて、収納力アップが期待できます。

さいごに

わが家の「ナナメ」収納とそのメリットをご紹介しました。無印良品や100円ショップで手に入るアイテムで気軽に始められて、収納したいモノに合わせてさまざまアレンジできる点も◎。

取り出しにくさを感じたり、収納をもっとコンパクトしたいと思ったときは、「ナナメ」を試してみては?使い勝手と収納力がぐんとアップするかもしれません。

◆記事を書いたのは・・・Kota(コタ)。
小3と小6の姉妹の母。元クルーズ船乗組員で、狭小船室生活+約4ヶ月の乗船勤務時の荷物は、60Lスーツケース1つぶん。

厳選したもので暮らした当時の経験と、10年以上の完全ワンオペ生活から、「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしをちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。

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