
【ママFPのおうちでできるマネー教育】子どもと一緒に銀行口座を開設!
2022年から、学習指導要領の改訂により、高校でも金融教育がスタート。
私も、ファイナンシャルプランナーとして、PTAなどから「マネー教育」についてのご依頼をいただくことも増えました。
稼ぐ、使う、貯める、借りる、の他、近年は資産運用など「ふやす」ことも加わり、
お金と正しく付き合っていくには、子供の頃から必要な知識や情報をきちんと学ぶことが必要になってきています。
私自身、銀行員として勤めている頃はお金を扱う仕事でありながら、
自分の家計については基本的な貯蓄方法がわからず、使いたい時に使いたいだけ散財していました。
もっと、子どもの頃からしっかりお金の知識を身につけていたら、
もっと今が変わっていたのではないかなぁ…と当時を振り返ることも多いです。
お子様に、将来そんな思いを抱かせることのないように。
今から生活に無理なく取り入れられるマネー教育って?
ファイナンシャルプランナーであり、5歳12歳の2人の子どもを絶賛育児奮闘中の筆者が、
【おうちでできるマネー教育】として、先日子どもと一緒に銀行口座を開設した体験記をお届けします。
まずは、子ども自身で銀行をリサーチ!

我が家では、長男が小学校1年生からおこづかい制度を導入しているのですが、
この春から中学生に進級したことを機に、子ども自身で管理する銀行口座を開設することにしました。
15歳以下の子どもの銀行口座は、親権者が手続きに行かないと開設ができないのですが、
私はついていくのみで、銀行選びから、店頭で説明を聞くまで、すべて子ども主導で行うことに!
お子様の銀行口座を開設する際は、ぜひ身近な「マネー教育」のひとつして、皆さんのご家庭でも実践してみてもらえたら…と思います。
まずは、どこの銀行の口座を開設するか。
金利や利便性、手数料、ネットバンキングの有無、ポイントプログラムなど…
いろんな観点を子どもに伝えたら、
あとは子どもならではの視点で、どの銀行がよさそうか、子ども自身にリサーチしてもらうことからスタートしてみてください!
口座開設に必要な書類や持ち物を調べてもらう!
子ども自身に銀行を選んでもらったら、次は口座を開設する際に必要な持ち物を子ども自身に調べてもらいましょう!
店舗がある銀行なら、子どもと足を運んで、どんな持ち物が必要か聞いてみるのも勉強になるかもしれませんよね。
保険証やマイナンバーカードなど、なぜ「本人であることの確認」が必要なのか?
その理由も一緒に考えてあげると勉強になるのではないかと思います。
よくニュースで話題になっているなりすまし事件や詐欺事件について話してあげることも大切かもしれません。
開設手続きでの説明には子ども自身に全て目を通してもらう!

必要な持ち物を準備したら、いざ開設へ!
大切なのは、説明事項はすべて子ども自身に必ず目を通してもらうこと!
説明に目を通さないことで、デメリットを見過ごすことがあるかもしれませんよね。
これは銀行口座開設のみならず、様々な取引や買い物など共通すること。
必ず説明には目を通した上でということを必ず教えてあげてください。
ママ自身がわからない用語は無理せずに、銀行員の方に説明してもらいましょう。
口座開設時に説明される「個人情報」についてや、暗証番号の正しい設定の仕方など、
ママ自身も「そうだったの!」と勉強になるお話が聞けたりします。
「貸し越しってなに?」
子どもが意外な所を質問することもあるので、親子で学べること間違いなしです!
通帳やカードの管理について教える!
手続きが完了したら、通帳や印鑑、キャッシュカードの管理方法も教えてあげるのを忘れずに!
大切なものだから、机の上に放置するのではなく、必ず大切に取り扱うこと!
しまっておく場所もどこがいいか、一緒に考えてあげることも「マネー教育」の一環になります。
パパやママがお子様に代わって通帳を管理することもできますが、お子様を信頼して委ねてみること。
お子様自身も任されていることが自信になるのではないでしょうか。
日常の中には「マネー教育」のチャンスがいっぱい!

我が家の「子どもの銀行口座開設」レポートいかがでしたか?
親が代わってやってしまいがちなお金にまつわる手続きも、子ども自身にやってもらうことで「マネー教育」の一環となるんです。
日頃の買い物、テレビニュース・・・
毎日には「マネー教育」のチャンスがいっぱいです。
とにかく、一番大切なのは、子どもに「お金」を身近に感じてもらうこと!
子どもが将来お金に苦手意識を持つことがないように。
ぜひ身近な出来事を通して、お家でも「マネー教育」を取り入れてみてくださいね。
★この記事を書いたのは…サンキュ!STYLEライター しまおか美鈴
毎月赤字の浪費家銀行員→住宅ローン完済を実現!
マネー(お金)とライフ(くらし)のスタイリストとして活動中のファイナンシャルプランナー。
家事に、育児に、仕事に毎日忙しい女性でも取り入れやすい貯蓄や資産運用の仕組みづくり、頑張りすぎない家計管理のコツを発信しています。