夫婦で医療保険を解約!不要と判断した3つの理由とは?

2021/09/06
  • 暮らしにまつわるあれこれを幅広く執筆するオールラウンダー。とりわけ北欧インテリア・家計・読書が好き。もっと見る>>

こんにちは。幅広い観点から暮らしを楽しむアイデアを発信するサンキュ!STYLEライターのあやをです。

「もしも」に備える医療保険。加入している人も多いと思いますが、筆者はこの度、これまで5年間加入していた医療保険を夫婦共にやめました。

今回は、筆者が医療保険を「不要」と判断した3つの理由をご紹介します。

我が家の医療保険

筆者と夫が加入していたのは、病気やケガによる入院を保障してくれる掛け捨てタイプの医療保険。入院した場合は日額で、そして手術をした場合には1回につき給付金が支払われる、ごく一般的な内容のものでした。

それぞれ1人あたり毎月3千円程度の掛け金を支払っていたので、5年の間に夫婦で払った保険料の総額は約36万円です。

医療保険をやめた3つの理由

(1) 医療保険はカバー範囲が狭い

医療保険は「入院」と「手術」にしか給付金が出ないものがほとんどです。

この5年間を振り返ると、筆者はパニック障害や胃腸障害などでかなりの日数通院をしていましたが、通院治療では1円ももらえません。また、妊娠中に1度だけ検査入院をしましたが、2日で退院したので給付金はたったの1万円。その後は通院治療だったので保険適用外でした。夫も、通院治療は度々ありましたが、入院は一度もしていません。

もともと「めったに起こらないこと」に掛けている保険ではありますが、日常的には入院を伴わない医療費の方が圧倒的に多いこと、そして昨今では入院日数が短期化の傾向にあることを考えると、医療保険でカバーできる範囲は意外と狭いのです。

(2) 高額療養費制度があれば医療費は貯金で賄える

医療機関で支払った金額がひと月で一定額を超えた場合に、その超えた金額が支給される「高額療養費制度」。

69歳以下で年収が約370~約770万円の場合、ひと月の上限額は約8万円です。また、一時的に高額な医療費を支払うことが負担になる場合には、あらかじめ「限度額適用認定証」の交付を受けることで、医療機関の窓口での支払額を限度額までとすることも可能です。

大きな病気にかかると、一度に何十万円も医療費がかかってしまうイメージがありましたが、実際の負担額はひと月8万円程度で済むケースがほとんどなのです。※保険適用とならない費用(差額ベッド代など)は対象外

(3) 急な医療費に充てられるだけの貯金ができた

医療保険に加入した当時はまだ貯金も少なかったので、万が一すぐに病気になってしまった場合、一時的にだとしてもまとまった医療費を支払うことに不安がありました。

しかしこの5年間である程度貯金ができたので、今であれば、もし病気で急にお金が必要になったとしても、貯金で賄うことが可能です。

医療保険を見直してみては?

上記のことをふまえ、我が家では医療保険をやめ、その分を貯金する方が良いと判断しました。

医療保険が必要かどうかは、各家庭の状況によって異なりますので、一概に「やめたほうがいい」とは言えません。でも、もしあまり深く考えずに「なんとなくみんなが入っているから」という理由で加入し続けているのであれば、一度加入内容を見直してみても良いかもしれませんよ!

◆記事を書いたのは・・・あやを
インテリアも節約も収納も料理もそこそこな肩書き迷子。強いて言うなら暮らしにまつわるあれこれを幅広く執筆する「暮らし」のオールラウンダー。お金好きが高じてFP2級を取得。暇さえあれば本を読んでいる読書家。Instagramでも定期的に読んだ本を紹介しています。

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