【防災】被災経験から学んだ「台風前」の備え

こんにちは！節約×整理収納アドバイザーで、サンキュ！STYLEライターの海老原 葉月です。

台風9号、10号が発生し、九州地方に接近する見込みです。
昨年の大型台風で、私の住む千葉県は甚大な被害がありました。その経験から、「台風前」の備えを見直しました。

今からでもできる「備え」はたくさんあります。直前に慌てないためにも、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

昨年の台風被害

昨年の大型台風通過による、千葉県の甚大な被害は、皆さんご存知ですよね？

私の住む地域でも、倒木で道路が塞がってしまったり、屋根が飛んだり。道を挟んで目の前の地区では、1週間ほど電気と水道が止まりました。

また、近所のスーパーは停電の影響で営業ができなかったり、営業していても配送が止まり、品物が並ばない日が続きました。

この経験から、「防災＝地震」という考えを改め、台風の備えを始めました。

防災ストックに必要だった「衣替え」

台風前も「防災ストック」を用意していましたが、そのほとんどが「地震」や「冬場」の備えでした。

つまり、真夏の備えはなにもなかったんです。昨年の台風では、幸いわが家のライフラインは止まることはありませんでしたが、万が一を考え、「夏仕様」の防災ストックを考えました。

●防災ストックに追加したもの●

・養生テープ（窓の補強）
・塩分タブレット
・経口補水液
・保冷剤を常にストック（大型）
・麦茶の希釈缶
・ひんやりグッズ（タオル等）
・ハンディ扇風機（充電満タン）
・ラップ
・使い捨て手袋
・ボディシート
・水（1人1ケース×4人分）

台風前日までの準備

台風は地震と違って予め準備することができます。強風が吹き荒れる前に、ぜひやっていただきたいのがこちらです。

必要なものの調達

・ガスボンベ（1日3本計算）
・カップ麺
・早茹でパスタ／パスタソース
・おやつやコーンフレーク（そのまま食べられる）

実際のところ、台風直前はどのお店も品切れ続出。できれば日頃から備えておくと安心です。食べ物は日頃使う食材を少し多めにストックしながら消費する「ローリングストック」をすると、備えになります。

周囲の確認

・シャッターを閉める
・窓の養生
・飛びそうなものの固定・移動（植木、物干し竿など）

特に物干し竿は忘れがち…。わが家は、夜中の大雨の中、物干し竿を取り込みました。外のものを室内に置けるよう、大判サイズのレジャーシートがあると便利です。

台風当日の備え

台風当日にも、できることはたくさんあります。また、わざわざ買い足さなくても、家にあるもので備えることもできます。


・常備茶を多めに作る
・お湯をステンレスボトル（水筒）に用意
・お風呂に水をはる
・大きな鍋に水をはる
・冷蔵庫にある食材を使って常備菜を作る
・ごはんを多めに炊く
・おにぎりを作る
・携帯・充電器を充電する
・防災アプリやラジオアプリのダウンロード
・懐中電灯を用意

意外と当日でも準備できることはたくさんありますよね？電気や水道が止まることを前提に、どんなことができるかシミュレーションしてみてください。

また、喘息がある方は特に注意が必要です。
わが家の長男は重度の小児喘息持ちのため、台風発生とともに発作が出ます。普段から吸入と常備薬を使わないと日常生活がままならないため、昨年の台風時はとにかくドキドキしながら台風が通過するのを待ちました。

長男の場合、自宅にネブライザーがあり、頓服用の吸入薬を処方されていたため、停電前に吸入をしました。荒天時に病院に行くのはかなり大変ですよね。救急車をよんでも、いつも以上に時間もかかります。体調をこまめにチェックしてください。

今からでもできることはたくさんある

ニュースなどで台風情報を聞いていると、どう備えたら良いか不安に思う方も多いのではないでしょうか？

風が強くなってからの外出は危険です。わざわざモノを買い足さなくてもできる備えはたくさんあります。間も無く台風が接近する地域にお住まいの方は、ぜひ、今できる備えをしてください。

また、他の地域にお住まいの方は、他人事と思わずに、日頃の備えを見直してみてください。

■この記事を書いたのは・・・海老原　葉月
小2、年長の男の子を子育て中の起業家ママ。　夫の収入が激減したのを機に、整理収納＆やりくりに目覚め、資格を取得し起業。　簡単な工夫で続けられる暮らしのテクニックをSNSやセミナーにて発信中。　第17期サンキュ！専属読者モデル、整理収納アドバイザー、親・子の片付けインストラクター、食費節約家、ライターとして活躍中。元サンキュ！トップブロガー