【このままでは、熟年離婚!?】…しないためにしておきたい、夫婦の習慣

2021/06/25
  • 節約料理研究家・心理カウンセラー・時短家事コーディネーター。料理・食費節約・時短家事で多数の受賞、雑誌掲載されています。 もっと見る>>

メンタル心理カウンセラーの【サンキュ!STYLEライター】中島 愛(なかしま いつみ)です。

毎日忙しい30~40代の子育て世代。
夫婦の葛藤やぶつかり合いが1番多いのもこの時期ではないでしょうか。

今回は、そんな時に『知っていると少し楽になれる』考え方をご紹介します。

夫婦ゲンカとは…?

性格の違い、相性…色々な要素があると思うのですが、
基本的には【お互いの家庭の常識】のぶつかり合いが原因になることが多いと言われています。

例えば『夫の嫌な所』は夫の家庭では普通だったり、小さいことだったりするかもしれません。
ところが妻の家庭では許せないことやあり得ないことだったりすると、必ずぶつかってしまいます。
これは逆のパターンもあり、

夫が些細なことで急に怒り出した。
何でこんなことで怒るの?と妻は不思議でしょうがない。とても嫌な気分!

というようなことです。
どちらもよくある、『夫婦ゲンカあるある』ですよね。

不満が大きくなると、危険!

あるご夫婦(夫:正社員/妻:パート勤務/子:小1、3歳児)の事例で、

■夫が家事育児を手伝わない。いつも自由にしているのでイライラする。
■休日に友人と出かけると、帰宅後、妻がいつも怒っていてケンカになる。基本的にいつも機嫌が悪いので子どものためにもどうにかして欲しい。

という理由でケンカが絶えないという相談がありました。
双方に不満に対する意見を伺うと、

(夫)
■仕事のストレスがかなり大きいので、友人と外で思いきり気分転換がしたい。
■夫の家庭は母が専業主婦で、家事育児は母が全てしていた。なので妻がするものと思っていた。
(妻)
■パートとは言え、仕事のあと家事育児を1人でするのは体力的にきつい。
■自分だけずっと仕事・家事・育児の繰り返し。休む暇も落ち着く暇もない。心が辛くて笑えない。

という真意が見えてきました。

夫婦のために、できること。

お互いの意見を聞いたうえで、

【相手のために自分ができそうなこと】
【相手にしてもらえたら嬉しいこと】

を色々と出してもらい、これは無理なくできる、これはできない。
というように分けてもらいました。
そして出来上がった【これからしてみること】がこちら。

■子どもの入浴、寝かしつけ、下の子の幼稚園の送りを担当する。(夫)
■休日に友達と出かけたときは、お土産に妻と子どもが喜ぶお菓子を買って帰る。そして一緒に食べる。
■月に1度、夫と子どもだけでお出かけする。
■おはよう・行ってらっしゃい・お帰り、を笑顔で言う。(妻)

その結果

とりあえず3ヶ月程実行してもらったところ、夫婦・家族間の雰囲気が変わってきたそうです。

奥様は『少し楽になって、私にも、少し心に余裕ができました。夫も仕事で苦労していることが分かったし、お土産のスイーツを一生懸命考えている姿は笑えます。』
と笑顔を見せてくれました。
また旦那様も『子どもと早寝するようになって体が軽くなった気がします。妻に笑顔で行ってらっしゃい、お帰りと言われるのは、やはり良いものですね。』
と笑って話してくださいました。

2人の未来

夫婦がぶつかった時に
『これは夫の家では普通だったのかも。』
『私の家では当たり前だけど、相手は嫌なのかな?』
と考えることができると、大きなクッション代わりになるのではないでしょうか。

大切なのは【2人の常識】を作ること。

お互いの意見を混ぜ合わせるもよし、
全く新しい方法を作り出すことも素敵です。

並んで歳を重ね、いつか2人になった時、
『あの時は…だったよね。』
と言いあえる相手がいることはとても心強いこと。

辛かったことも楽しかったことも共に乗り越え、いつか笑い話になる毎日を積み重ねていけたらいいですね。

◆記事を書いたのは…中島 愛
上級心理カウンセラー・メンタル心理カウンセラー。
チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー保持。
フルタイムで働く3人の子供のママ。【節約料理研究家】としても活動中。
『家族が癒される家作りを大切に』『節約しても豊かな暮らし』を実践しながらライフスタイル提案をしています。

Instagramでは、日々の時短お弁当・節約献立を中心に、材料・価格も詳しく載せています!

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