それじゃ一生片付かない!捨てるだけでは片付かない理由

2020/05/05
  • 8坪の狭小住宅3階建てに住む整理収納アドバイザー。6歳&11歳ママ。無印ニトリ100均収納が得意。もっと見る>>

8坪の狭小住宅3階建てに夫・娘2人と住みシンプルライフを目指す整理収納大好き!ライターのmiokoです。

部屋を片付ける時(※)とりあえずものを捨てる事からスタートしていませんか。家を片付ける時にものを手放すのはもちろん大切です。ものが少なく整理されていれば時間やお金、そして精神的にも良い効果があります。しかし実は捨てるだけでは家は片付きません。

捨てても捨てても片付かない!そんな時に気を付けたい事をご紹介したいと思います。

※ここでいう片付けとは、ものを元に戻すという意味ではなく整理収納を指しています。

家に入るものを意思を持って阻止

一般的な4人家族では、約6000点のものがあると言われています。毎日1人1つのものを家に持ち込むと1年で約1460点が増加します。ものが飽和状態の日本はどんどん家の中にものが流れ込んできます。

無料で貰えるから貰っておかないと勿体ない。そんな風に思ってそれ程欲しくないのにものを貰ったり、セールで勢いで買った洋服を結局一度も着なかったり、必要な時は大変ありがたいのですが多すぎる子供のお下がりの衣類やおもちゃ、義両親からの趣味に合わない贈り物など、、、。結局使わないですよね。

あげると言われて断るのは勇気がいりますが、他に活用出来る人に回して欲しいというニュアンスで伝えると穏便に断れます。それでも貰ってしまい処分に困った時は、そのものの所有権は既に自分にあると考えると手放しやすくなります。「貰いものを捨てた非情な自分」という意識も一緒に手放してしまいましょう。ものをあげた側もまさか「返して」なんて言いませんよね。意外と忘れているものです。

ものを管理する労力、捨てる時の決断力はとても大きなエネルギーを必要とします。家にものを入れないという強い意志を持つ事で、それらの労力を元から断つ事が出来るのです。

1回の片付けで終わらそうとしている

部屋を一度で片付けようと勢いでものを減らすと失敗します。納得できないままものを捨てると心の隙間を埋めようとして再びものが増えてしまいます。一度ものを減らしてもリバウンドしてしまうのはそのせい。

片付けはそこに住む人(家族)が一生し続けなくてはならない作業です。どんなにものが少ない家でも生活していれば必ず散らかります。片付けは一度で終わりではなく日常の習慣にする事が大切なのです。

・家族の動線に合っているか
・使いやすく元に戻しやすいか
・見てすぐ分かる収納か

自分や家族に合った収納の仕組みを作る事が大切なのです。

片付けの動機があいまい

自分はこの部屋でどうやって過ごして何をしたいのか。自分の家や部屋に対するこだわりをまず見つけて下さい。自分にとって本当に必要なものが何なのかが見えてくれば納得してものを手放す事が出来るはずです。

私が片付けをする目的・目標は「楽に暮らせる家」を作る事です。掃除、家事を楽にするにはどうすればいいか、忙しい日々をスムーズに送るにはどんな収納が良いのか、家族が自分で片付けてくれる収納はどんな収納か。そして家事の合間に一杯のコーヒーを好みのインテリアの部屋で飲みたい。単純ですがそれが私の片付けの原動力となっています。

やみくもにものを捨てるだけでは部屋は片付きません。モデルルームのような片付いた部屋が全ての人のベストアンサーではないのです。

自分自身はどうありたいのか。まずは自分の気持ちに向き合ってみて下さい。

◆記事を書いたのは・・・mioko
狭小住宅3階建てに住む整理収納大好き!11歳と6歳の女の子のママ。
狭いスペースですっきり暮らすコツ、オススメ収納グッズを使った整理収納術をご紹介。

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