綺麗なお宅だって散らかります。大事なのは片付ける仕組み作り
整理収納アドバイザーのたろこです。雑誌やSNSで見かける素敵なおうち、いつ見ても綺麗。どうすればいつもあんなにきれいな状態のままでいられるのだろう。と考えられている方、ちょっと違いますよ。
モノがある限りどの家も散らかります
毎日家事をして、買い物をして新しいものが家の中に入ってきて・・・生活しているのに24時間ずっと綺麗な家はありません。お子様がいらっしゃるお宅ではなおさらです。では、いつでも綺麗に見えるのはなぜでしょうか。結論から言ってしまうと、写真を撮る前には、有名なインフルエンサーだってたぶん片づけをしているはずです。そこで、今回のテーマに掲げた片付けの仕組み作りについてお話したいと思います。
片づけの仕組みづくりって何?
ただ散らかっている家といつでも整えられているように見える家の違う点は、モノの管理ができていることだと思います。モノの管理ができているというのは、自分が持っているモノを把握していることと、それぞれのモノの置く場所を決めてある、つまり片づけの仕組みが作られていることだと思います。
整理収納アドバイザーを学ぶとき、一番最初に出てくるのが、自分が必要とするモノと不必要なモノを分けるという整理とよばれる項目です。
自分が今、使っているモノと使っていないモノをわけて、使っているモノだけを出しやすくしまいやすく使いやすく収めていく。この過程の中でモノの定位置が決まっていきます。
その作業を日ごろから繰り返し身に着けていくことで、自分がモノを必要としている基準は何なのか、それがどんどんはっきりしていきます。使わないモノを手放す習慣がつき、結果身の回りのモノの量自体が減るのです。
モノの量が減っていくと、管理する手間が減り、持っているモノを把握できるようになっていきます。使いたいときに使いたいモノを探さずに出せて、終わったら迷わずにしまうことができる環境を手にいれることができます。
迷わなければ毎日の片づけはすぐに終わる
片づけるときにも帰る場所があれば迷わないため、部屋に散らかったオモチャも文具も雑貨も、どんどん元の場所に戻すことができるようになります。
床にモノがたくさん落ちて散らかっているように見えても、整理収納の仕組みができあがっている人ならばたぶん15分~30分もかからないうちに写真に収められるような状態に戻せるのではないでしょうか。
これこそが片付けの仕組みづくりの結果です。そもそも日本人は使わないモノを他の先進国に比べてたくさん所有しがちだと言われています。使わないモノを持っている理由って何でしょう。手放すことがもったいないのではなく、使わないまま放置しておくことがもったいないのではないかと考え方を変えてみてはいかがでしょうか。モノだって使われるために存在しているはずなのですから。
使っていないモノをリユース、リサイクルしたり手放すという意識をまずは持ってみることからおススメします。
◆記事を書いたのは・・・たろこ
小1と中1、歳の差ボーイズのママ。続く片づけの仕組み作りをテーマに整理収納アドバイザーとして活動をしています。観察眼には定評のある、自称サンキュ界隈のメンタリスト。