食事は手間なく美味しく楽しく!やめて良かった「料理のこだわり」
サンキュ!STYLEライターの福田由季子です。
毎日の料理は大変だけれど、家族のために美味しく楽しく作りたいですよね?
以前の私は、家族のためにと色々なこだわりを持って料理をしていました。手間がかかっても大変でも、それがベストであり当たり前だと思って頑張っていました。
しかし、仕事が忙しくて続けられなくなったため、今はこだわりを捨てて気楽に料理をしています。もちろん手間ひまかけてしっかり作るに越したことはありませんが、我が家の場合は、私がこだわりを捨てたことで家族と一緒に以前とは違った楽しみ方もできるようになりました。
今回は、私が何にこだわるのをやめ、その結果どうなったのかをご紹介します。
無農薬・無添加にこだわるのをやめた
子どもたちが乳幼児だった頃は、食材にとにかくこだわっていました。
できる限りオーガニックや無農薬のものを選び、調味料も塩や醤油などの基本のものだけ。キッチンにはケチャップも鶏ガラスープの素もなく、必要な時にはそれを作ることから始めていました。
しかし、仕事も忙しい中で徹底するのは簡単ではなく、時間がない日にはオーガニックでも無添加でも何でもないお弁当を買ってきたり外食したり。無農薬や無添加を徹底するのは私には難しいと判断し、無理をするのはやめることにしました。
今はむしろ、子どもと一緒に美味しそうな調味料を探したり食べ比べたりを楽しんでいます。
品数にこだわるのをやめた
品数は、多い方が良いと思っていました。特に夕飯は、私自身が食卓が寂しいのが嫌いなので、料理をたくさん用意してにぎやかに並べるのが楽しいと思っていました。
しかし、品数を増やすとどうしても余る料理も多くなってしまい、それを食べ切るのも大変。我が家の場合は残り物を翌日に出しても家族は喜びませんし、アレンジして出そうにもうまくいかない時もあります。それなら品数を減らして楽しく残さず食べた方が良いと思い、品数にこだわるのをやめることにしました。
結果、品数を減らしても家族が特に不満に思っている様子はありませんし、それどころか男性陣からは「たくさん並んでいても食べるのを忘れるからこの方がいい」とまで言われています。
娘は少し品数がある方が喜ぶので、佃煮や漬物のようなものを多めに買って常備し、小鉢のように並べています。
自家製出汁にこだわるのをやめた
私は比較的最近まで、出汁は自分で丁寧にとるのが当たり前だと思っていました。それをしないとのは手抜きとまで思っていました。
しかし、世の中には便利で美味しい出汁パックがたくさんあり、それを使えば手間をかけなくても簡単にだしがとれます。数種類常備しておけば、色々変えながら楽しく美味しく料理ができるということにも気が付きました。
今は手作りにこだわらず、美味しい出汁を探したりしながら家族と楽しんでいます。
完璧な味付けにこだわるのをやめた
我が家では、娘が薄味好きで、息子は濃いめが好き。料理の好みも全く一致しません。以前は、そんな2人が美味しく食べられるようにと味付けを色々工夫したり、同じ料理でも調味料を変えて2種類用意したりしていました。
しかし、毎回そのようにするのは手間もかかりますし、料理が余った時の負担も倍になるので、今は「味付けの仕上げはテーブルでセルフで」という方式にしています。
キッチンでは薄めに味をつけておき、調味料と一緒に食卓に並べて「後は好きなようにどうぞ」という方式。料理に使ったソースやタレのほか、ハーブソルトや梅塩、美味しいポン酢など合いそうなものも色々とテーブルに並べているので、家族はあれこれアレンジしたりして味変も楽しんでいます。
まとめ:こだわりを捨てたら料理が楽しく簡単に!
手間ひまをかけて丁寧に料理をする…家族のためにはそれが一番ですが、思った通りにできない時もあります。
そんな時には、無理をせず市販品を使ったり簡単にすませたりすれば良いということに気付いてからは、気持ちがとても楽になりました。手間をかけなくても、考え方を変えて工夫をすれば、食事をもっと楽しめます。自分が無理なくできる範囲で料理を楽しみたいですね。
◆記事を書いたのは・・・福田由季子
IT系・金融系の会社を経営。2児の母。銀座コーチングスクール認定コーチ。アスリートフードマイスター。メンタルコーチとしてアスリートやビジネスパーソンのサポートをしています。日本園芸協会認定ガーデンコーディネーター&ハーブコーディネーター。