砂糖なしでも甘い!ヘルシーで美味しい発酵あんこの作り方

砂糖なしでも甘い!ヘルシーで美味しい発酵あんこの作り方

2021/04/30
  • IT系・金融系の会社を経営。2児の母。メンタルコーチやアスリートフードマイスターの活動もしています。 もっと見る>>

アスリートフードマイスターの福田由季子です。

発酵あんこをご存知ですか?発酵あんことは、砂糖を使わず小豆と米麹を発酵させて作るあんこのこと。砂糖がなくても発酵の力でやさしい甘さが引き出されており、「ちょっと甘いものが食べたい」という時にぴったりのおやつです。

食物繊維や鉄分、ポリフェノールなどを含む小豆は、女性には嬉しい食品の一つ。そして発酵食品もまた、意識して摂取したい体に嬉しい食べ物です。

今回は、この小豆と米麹を使った発酵あんこの作り方をご紹介します。

砂糖なしでも甘い!ヘルシーで美味しい発酵あんこの作り方

準備する器具

・温度計
・炊飯器、ヨーグルトメーカーなど(発酵中の温度をキープできるもの)

発酵あんこは60度で8〜10時間ほど発酵させるため、その間温度をキープしておく必要があります。よく使われているのは炊飯器ですが、私は炊飯器を持っていないためヨーグルトメーカーで作っています。炊飯器の方が、一度にたくさんの量を作ることができます。

シャトルシェフでも作れますが、2時間ほどで温度が下がってしまうので、途中2〜3回あたため直す必要があります。

材料

・小豆
・米麹(小豆と同量)
・塩

牛乳パックで作るタイプのヨーグルトメーカーなら、小豆と米麹どちらも150gずつ程度にすると作りやすいです。

作り方

1.小豆の下準備。水洗いし、たっぷりのお湯で10分ほど茹でてお湯を捨てます。

2.鍋に小豆の3倍くらいのお水を入れて沸かし、小豆をやわらかくなるまで茹でます。普通の鍋なら1時間程度、圧力鍋なら15分ほど加圧します。私はいつも圧力鍋を使っています。

3.小豆がやわらかくなったら火を止め、小豆と茹で汁を分けます(茹で汁も後で使います)。小豆に塩少々を混ぜ、60度まで冷まします。

砂糖なしでも甘い!ヘルシーで美味しい発酵あんこの作り方

60度より高いと米麹がはたらかなくなってしまうそうなので、60度を上回らないようにしっかり温度を下げてくださいね。

4.小豆が60度になったら米麹を入れて混ぜ、茹で汁を加えていきます。加える茹で汁の量は好みや小豆の茹で加減によって変わりますが、私は全部入れています。固めが良ければ少しずつ加えていって好みの固さで止めます。

砂糖なしでも甘い!ヘルシーで美味しい発酵あんこの作り方

小豆と米麹を混ぜ、茹で汁を全部入れるとこのような状態になります。私は少しやわらかめに作っています。固めにしたい場合は茹で汁を減らして調整してください。

5.ヨーグルトメーカーや炊飯器などに入れ、8〜10時間保温すればできあがり!

砂糖なしでも甘い!ヘルシーで美味しい発酵あんこの作り方

私はアイラップに入れてヨーグルトメーカーにセットし、60度に設定して発酵させています。

おすすめアレンジ:ヘルシーあんぱん

砂糖なしでも甘い!ヘルシーで美味しい発酵あんこの作り方

バター不使用の自家製パンに発酵あんこをサンドした、簡単ヘルシーあんぱん。一般的なあんぱんと比べるとやさしい味で、家族に好評です。

小豆の栄養

冒頭でお伝えした通り、小豆には食物繊維や鉄分、ポリフェノールなどが含まれており、大豆などと比較すると脂質が少ないという特徴があります。また、豆類の中では炭水化物を多く含む部類に入りますが、糖質をエネルギーに代えるのをサポートするはたらきを持つビタミンB1を多く含んでおり、アスリートが間食に取り入れることもあるといいます。

発酵あんこは決して糖質の低い食べ物ではありませんが、積極的に摂取したい栄養を含んでおり、砂糖入りのあんこや洋菓子と比べれば安心して食べられます。食べ過ぎに注意し、適量を取り入れて健康維持に役立ててくださいね。

◆記事を書いたのは・・・福田由季子
IT系・金融系の会社を経営。2児の母。銀座コーチングスクール認定コーチ。アスリートフードマイスター。日本園芸協会認定ガーデンコーディネーター&ハーブコーディネーター。キッズアスリートをサポートするメンタルコーチとしても活動しています。

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