やる気のない子が「一生懸命な子」に変わった!そのきっかけは?
勉強でも習い事でも、何でも一生懸命取り組んでほしいと親なら願うもの。しかし実際には、
「うちの子にはやる気が感じられない・・・」
「一生懸命さが足りない・・・」
と感じている人も多いのではないでしょうか。
メンタルコーチの福田由季子です。この記事では、やる気のない子どもが「一生懸命な子」に変わるきっかけになる「あること」についてご紹介します。
子どものやる気アップに効くのは・・?
子どものやる気は、明確な「目標」があると格段にアップします。
大人が何か始める時には、目標設定をしますよね?「夏までに痩せる」「100万円貯める」「試験に合格する」・・等々。目標があればやる気が出るのは、子どもも同じです。
そのようにお話しすると、「子どもに目標を持たせるなんて難しいのでは?」「子どもの目標は夢のような非現実的なものばかりで...」と聞かれますが、子どもでももちろん上手に目標設定をすることは可能です。
子どものやる気を引き出す目標設定の手順
目標設定には様々な方法がありますが、ここでは、
目標(将来の夢)を決める→それを達成するための日々の目標を決める
という方法で目標を設定していきます。では早速始めてみましょう。
1.目標(将来の夢)を決める
まずは、目標(将来の夢)を子どもに質問してみましょう。目標は、「鹿島アントラーズの選手になる」「甲子園で優勝する」といった長期的なものや、「今週末の試合で勝つ」「次のテストで100点をとる」といった短期的なものなど何でも構いません。
ただし、子どもが自分で決めることに意味があるので、親は意見を言わず、子どもの考えを聴くことに徹しましょう。
2.目標達成のために何が必要かを考える
目標が決まったら、それを達成するために何をすれば良いかを考えてみます。たとえば「今週末の試合で勝つ」「次のテストで100点をとる」という目標があるなら、「そのためには何をする?」と質問してみましょう。そして、「練習を頑張る」「勉強を頑張る」といった答えが返ってきたら、「何の勉強を頑張る?」「毎日どれくらいする?」と質問をしながら掘り下げていきます。
最終的には、「毎日リフティングを50回する」「公文の宿題を1日5枚ずつ続ける」のような具体的なところまで決められればOK。ここでも、親が「1日5枚にしたら?」などと提案するのではなく、本人に具体的な数字まで決めてもらいましょう。
まとめ
子どものやる気アップのための目標設定方法をご紹介しました。
目標設定で大切なことは、自分で考えて決めること。親が提案したり口をはさんだりすると、自分の目標ではなくなるため効果が薄れます。まずは子どもが決めた目標を認め、根気よく見守ってあげてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・福田由季子
IT×金融の事業を行う会社を経営。2児の母。銀座コーチングスクール認定コーチ。キッズアスリートのスポーツメンタルコーチとしても活動しています。