あえての狭さで心地よさを生む!【ヌック】をお家につくってみよう

2022/02/15
  • なんちゃって古民家住人。雑貨のVMD&バイヤーを経て、現在主婦。そして二児の母。もっと見る>>

元雑貨のヴィジュアルマーチャンダイザー、サンキュ!STYLEライター朔花です。 
【ヌック】という言葉、ご存知でしょうか。
ARUHIマガジンによると『ヌックとは、スコットランドの言葉で「居心地がよくこぢんまりととした場所に作られる小さな部屋」のこと。英語だと「部屋の隅や隅の小さな部屋、人目に付かないところ」という意味』とのこと。
最近では住宅を建てる際にこの【ヌック】を取り入れる方も多いとか。家を建てるところからはスタートできないので、我が家につくってみた【ヌック】をご紹介いたします。

ヌック1「階段下スペース」

築年数不詳のなんちゃって古民家の我が家。階段下に小さな押入れのような空間があり、そこをヌックに。子どもたちが小さな時は本を読んだり、友達が来たらおやつを食べたりしていました。子どもたちが大きくなり、最近では猫スペースとなっています。
半畳分くらいの極狭なスペースなので、奥行きを出すため、壁面に鏡を貼っています。

ヌック2「収納扉」

以前住んでいたマンションではリビングにあった収納扉をヌックにしていました。マットもぴったりサイズでつくり、座ったり寝転んだりしながら絵本を読むスペースでした。お友達と隠れ家のように使い遊んでいたなぁ。小さなスペースなので壁紙も遊び心を持って黄色に。

ヌック3「部屋の一角」

4.5畳の部屋の一角を本棚で仕切ることで、ヌックに。両脇にロッカーを配置し、全体的にシンメトリーにすることで狭いながらもスッキリとした印象。
子どもたちの反応も上々。囲われた空間は落ち着くみたいです。

模様替えで【ヌック】を

自分自身が若い頃も部屋の端っこにベッドを配置し、その横にタンスを置いたりして部屋を分割し、ヌックをつくっていたことを思い出しました。囲われた空間、今も昔変わらず落ち着く場所なんですね。お部屋のどこにでもつくることができる無限大なヌック!
もし人生で家を建てることがあったら、リビングの一角にヌックをつくりたい。庭の見える窓辺だと最高。そんな妄想も止まりません。

◆記事を書いたのは・・・ 朔花。
なんちゃって古民家住人。薬草コーディネーター。モノを増やさないインテリアを楽しんでいます。

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