月経カップを使う前に知っていて欲しい5つのデメリット

2021/05/11
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サンキュ!STYLEライターのさださあやです。

体の仕組み上必要なものとはいえ、毎回憂鬱な気持ちになる生理。様々な便利アイテムがありますが、その中でも筆者は月経カップを取り入れることによって期間中の憂鬱が大幅に減りました。

ぜひ多くの人に月経カップを薦めたいところですが、手放しで「良い」と言えるところばかりではありません。そこで今回は実際に使用してみて月経カップのデメリットだと感じたところをまとめてみました。

①手が汚れる

これは仕方がないことかもしれませんが、避けては通れません。膣内に挿入したカップを取り出すのですから、当然のように手が汚れます。すぐに洗える状態だといいのですが、そうでない場合はウェットティッシュを用意しておく方が良さそうです。生理を経験したことのある方ならわかるかと思いますが、血はペーパーで拭いてもキレイに取れないです。よって、どうしても汚れるのが嫌だという方には月経カップはあまりお勧めできません。

②トイレの時間が長くなる

ナプキンであれば、取り換えるだけでいいところ、月経カップを交換する場合、取り出す→血を捨てる→汚れを取る→再度入れるという手間がどうしても発生してしまいます。時間的に制約がある中では急ごうと思って焦ってしまい、入れるのに余計に時間がかかってしまうこともありました。忙しい仕事中などの交換は、避けた方が良さそうです。

③つけているのを忘れがち

これは快適さ故なのですが、月経カップを装着していると今自分が生理中だということを忘れてしまいがちです。月経カップは一度に装着できる時間が製品ごとに決まっています。筆者も指定された時間を超えそうなことに気付いて慌ててトイレへ駆け込むという経験をしております。今のところ幸いなことに長時間挿入していたことによるトラブルはありませんが、ここは必ず守らないといけないところ。忘れっぽい方やめんどくさがりの方にはあまり向いてないかもしれません。

④体調によっては使えない

デリケートな部分に挿入するものなので、下半身トラブルと生理期間が重なる時には使えません……というか、正確に言うと使う気が全く起きません。一度、ヒリヒリしていた時と生理期間が重なったことがありましたが、入れようとすると痛みを感じてしまいました。特にトラブルがない場合は非常に快適なアイテムなのですが、下半身トラブルが多い人は使える時が限られてしまうかもしれません。

⑤流し忘れにご注意

これはあまりないことだと思うので、笑い話として読んでください。月経カップを取り出した際、溜まった血を一度に捨てるので、便器がかなり赤い状態になります。家にいるときに流し忘れてトイレから出てしまったことがあるのですが、その後娘がトイレに入り大量の血を見つけて「お母さんが病気かもしれない」と不安にさせてしまいました……。流し忘れなんて普段から滅多にないと思いますが、普段よりも月経カップを使っている時の方が流し忘れの罪は重くなるような気がします。

デメリットを超えるか否か

月経カップを使用して生理期間中の生活の質が上がったとはいえ、上記のようなデメリットは使用する中で感じました。しかし、そのデメリットを上回るメリットを感じているので、今も愛用中です。

タイミングによっては月経カップを使わない方が良いという時もあると思います。そういう時は無理せずナプキンを使うようにしています。月経カップを使ってみて最も強く感じたのは、選択肢が増えたことの安心感。「月経カップを使ったら、ナプキンには戻れない」のではなく、両方の良いところを体感できるのが最大のメリットなのです。

どんなアイテムにも良し悪しだけでなく、自分に合う合わないがあります。新しいアイテムを取り入れようとする際に、調べるとどうしても良い面ばかりが目に入ってきますが、デメリットの部分を知った上で取り入れると、失敗も減ってくるのではないでしょうか。

以上、リアルな体験談をお伝えしました。どなたかの参考になれば幸いです。



◆記事を書いたのは…さださあや
コスパ重視のやりくりマニア。お金のことを中心に、小さな工夫で暮らしが快適になるヒントを日々研究中。

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