定額給付金を握りしめて病院に行ったらアレが判明しました

2020/07/26
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小さな頃から体は丈夫、おかげでかかりつけ医迷子のサンキュ!STYLEライター・さださあやです。

普段ほとんど病院に行かないもんですから「かかりつけ医は?」と言われても困っちゃうんです。風邪をひいたときはとりあえず近くの病院に行っています。

健康診断もオールA、特に指摘されることなく過ごしていましたが、昨年から変化が。血液検査で「貧血」と指摘されたのです。とはいえ、要経過観察ということでしたので、そのまま。

そして今年の健康診断。再び検査結果に「貧血」の文字。しかも「要治療」とな!? かといって数値を見ても基準値から少し下回った程度。それに結果を手にしたのは緊急事態宣言が出されていた時なので、その時も「まぁ、落ち着いたらね」くらいにしか思っていませんでした。

そして今、まだ全然世間の状況は落ち着いていないのですが、あるきっかけがあり、健康診断の結果を手に病院へ向かうことにしたのです。

地味な不調がしんどい

貧血と診断される前から、立ちくらみがあったり、眠気がひどいということが多くありました。でも、それってみんなあるよね?とスルーしていたのです。しかしここ最近その勢いが加速。平日は仕事があるので眠気との戦いはかろうじて勝利していますが、休日はもうダメ。起きていられないという時間帯が増えてきました。

それに、これはずっと悩んできたのですが便秘もありまして……。体には良くないよな、と思いながら放置してここまできましたが、ここのところお腹を触るとかたいと感じる回数が増えてきたのです。

夫には「このかたさ、やばいんじゃない?」と言われ、自分でも健康的ではないとわかってはいますが、このお腹でも生活できているんですよね。出るときは出るわけだし、この程度で病院に行くのも……とためらっていました。

「出血した」「倒れた」などのわかりやすい症状じゃないから、自分では「その程度」と思ってしまっていましたし、さらにはもうひとつ、病院を避ける理由があったのです。

病院に行かない理由は

どうやら筆者は「病院に行く」ことが少なかったが故に、診察料を「もったいない」と感じてしまう節があるのです。しかしこれが家族なら別。不安な症状があれば病院に行ってもらいます。なぜか自分だけは大丈夫だという根拠のない自信があるんですよね。不調は人と比べようがないので自己判断に任せるしかなく、調子が悪くても「これくらいは普通のこと」と思ってしまうわけです。

風邪など明らかに症状があるときは、割と早めに行きます。でも、自分が頑張れば乗り切れると思ってしまう症状だと、つい「診察料で家族分の外食できるよな」などと後回しにしてしまうのです。

今回病院に行ったきっかけ

ハッキリ言います。そんな筆者が病院に足を運んだのは完全に国民ひとりあたり10万円という定額給付金のおかげです。

通常のやりくりでも、病院代は捻出できるんです。だけど、どうしても自分のことだと「もったいない」が勝ってしまう。もちろん、行った方がいいことはわかっているのですが。

しかし定額給付金が振り込まれたことにより、気持ちに変化が。というのも、わが家の定額給付金は「家族みんなが快適に楽しく暮らせるもの・こと」に使おうと決めたからです。それは家族全体だけでなく、構成員個人にも言えること。地味な不調を我慢するよりも、給付金を使って少しでも健康に近づく方が快適な暮らしに近いと思ったのです。

病院に行ってわかったこと

行くと決めたらまずネットで良さそうな病院を調べ、周りの人にもリサーチしました。そして先日、評判の良い病院へ行ってきたのですが、貧血と便秘という悩みを「よくあること」とせず、じっくり問診してもらえた時点で気持ちが楽に。

お腹に聴診器を当てた時点で先生が「あー……これは結構な……」と言っていたので、夫が「やばいんじゃない?」と言っていたのもあながち間違いではありませんでした。

また、貧血の検査もしてもらいましたが、なんと!健康診断時よりも数値が悪くなっていることが判明。数値を見た先生から「この数字は日常生活がしんどいレベル」と言われ、涙を浮かべてしまいました。

この涙はショックというよりも、安心感。地味なしんどさが続くことを気持ちの問題だと思い込もうとしてたけど、数値が証明してくれたと安心したのです(自分が勝手に我慢してただけなのにね)。そして、改善する可能性があることにも目の前が開けたようでした。

先生曰く、貧血と便秘の両方があるなら他の病気が隠れている可能性も否定できないとのこと。その検査は追々やっていくとして、今はまずどちらも改善させましょうということで薬を処方してもらいました。次の診察予約をして、終了。

しんどいのは我慢しなくていい

自分の体を大切にして、病院ともうまく付き合っている人からしたら馬鹿だなぁと思われそうな出来事ですが、この一件は筆者の中でとても大きなものでした。これまで健康だったから大丈夫という根拠のない自信が崩れるとともに、自分も大事にしないといけないと思えたのです。

本来ならば定額給付金がなくても不調を感じたら病院に行くべきではありますが、まとまったお金が手元にあったのが行くきっかけになったのは事実。行って良かった、むしろもっと早く行くべきだったと痛感しています。

もし筆者と同じように「なんとなくの不調」を我慢している人がいたら、それは我慢しなくてもいいものかもしれません。これから体がどう変わるかは未知ですが、まずは地味に辛い今の状態を良くするために、きちんと処方された薬を飲み続けたいと思います。


◆記事を書いたのは…さださあや
コスパ重視のやりくりマニア。お金のことを中心に、小さな工夫で暮らしが快適になるヒントを日々研究中。

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