スマホ育児に罪悪感…で終わらせない!今から親ができること
今日もお疲れさまです、木村みずきです。
先日のハロウィンでは仮装して外出する姿も見られ、久々に親子連れで楽しい行事を過ごした方も多いかもしれません。
外出が増えると電車や子どもを待たせる間の「スマホ育児」が手放せなくなるママも多いのではないでしょうか。
ないと困るけれど、どんどん依存していくのも心配…
今回は、そんなスマホ育児に後ろめたさを感じている方にぜひ読んでいただきたい内容をお届けします。
親の“手っ取り早く”は子どもも学習する
今は本当に子どもだけでなく大人も思わずはまってしまうような面白いスマホゲームや動画が沢山ありますよね。知育に役立つものも多く、「これなら与えても大丈夫かな」と考えるのも自然なことだと思います。
でもちょっと考えてみてください。
そもそも、何のためにスマホ育児を始めましたか?
子どもの知育のため?親が見ていられない間に使うため?それとも公共の場で静かにしていて欲しいからでしょうか。
どんなシチュエーションがあなたを悩ませてスマホ育児にたどり着いたのか、振り返ってみてください。きっと何か困ったきっかけがあったと思います。
もし、知育のためだけだったら納得してルールを決めて使いこなすことはそれほど難しいことではありません。
でも、何か親の困りごとを手取り早く解消させるためだったとしたら、間違いなく子どもは見抜いています。そして、しっかり学習しています。
だから親の都合で取り上げると大荒れするんですね。それが手っ取り早い方法だとわかっていますから。
もし「うちも同じ状況だ…」と思ったとしても、落ち込まないでくださいね。理由がわかったのですから。これはもう一度考え直してみるチャンス、と前向きに捉えてみてください。
今、だけでなく少し先の姿を想像してみる
スマホゲームや動画を見ているだけでもわかりますが、現代ではものすごいスピードで色々な新しいものが生まれては消えていきますよね。
子育ても同じだと思うのです。
今あなたが抱えている悩みは、本当にずっと続くでしょうか。きっとこれまでも、子どもの成長とともにいつの間にか違う悩みに変わってきたのではないでしょうか。
子育ては世の中のスピードに合わせようとし過ぎると、次から次へと問題の対処に追われて疲弊してしまいます。
確かに電車で騒ぐと白い目で見られ、仕方なくスマホを与えるようになった親御さんもいらっしゃるかもしれません。それだけ世の中が“手っ取り早く不快を排除する”という風潮に飲み込まれています。
でも電車の中での1コマは一瞬の出来事です。もうその方とは二度と会わないかもしれませんよね。でも子育ては地続き。一瞬の解消法でその先が変わる、ということです。
だから少し先の子どもの姿を想像してみてください。
「今、これをやることでこの先どんな変化が考えられるだろう?」
“ほんの少し”で良いから長い目で物事を見直してみる。
1つ1つを今すぐに解消しようとしなくても良いのかもしれない、と思えるようになったらきっと楽になりますよ。
二択よりも「三択」の考え方を身につける
スマホ育児に罪悪感や後ろめたさを感じている時、あなたの頭の中は「スマホを与えるか、与えないか」の二択になっていないでしょうか。
私は正直どちらでも良いと思います。でも二択って苦しいですよね。きっとどちらを選んでもデメリットがついてきますし、その責任をとれるほどの選択でもないから。
だったら二択をやめてみてはいかがでしょうか。何か行き詰まったら三択にする。
どちらも選ばずに、「そうは言っても他に何か良い方法はないかな?」と考えてみるのです。
例えば、子どもがスマホを手放せなくなるのは刺激があるからですよね。でもそれは強い刺激が目新しかったり、手軽に受けられるからであって、あくまでも「受け身」です。本当にその子が面白いと思っているかどうかはまた別の話。
ならば、本当にわが子が面白いと思えるものを一緒に探してあげるのも一つの手です。“手っ取り早さ”とは真逆なので最初は手がかかるかもしれませんが、自分で興味を持ったものなら“長く”お付き合いできるかもしれません。
もちろんあなたやお子さんにとって何が大切かに正解はありません。出した答えは何でも良いのです。
「少し先を想像して、第三の選択肢を考えてみる」
これは子どもの成長だけでなく、きっと親である私たちも成長させてくれる、私はそう信じて日々遠い目をしながら子育てをしています。
この記事を書いたのは・・・木村みずき
ママのための夫婦相談室|家族相談士
「家族は見えない糸でつながっている」子育て中のママが悩みを抱えやすい《夫婦関係・子どもの将来・自分のキャリア》実はどれもつながっていて、問題はあなたのせいでも家族のせいでもない。家族のルーツから問題を紐解き、私もあなたも幸せな生き方をサポートします。