【お弁当】子どもへのお弁当づくり10年目の主婦が心がけていること
メディカルハーブコーディネーター&スポーツフードアドバイザーでサンキュ!STYLEライターのあおきゆみこです。
私が子どもへお弁当を作るようになって10年目に突入しました。幼稚園の頃は週1、息子が野球を始めてからは週2~3、息子が中学校に入ってからはほぼ毎日お弁当づくりをするようになりました。
今では子どもたちの好き嫌いは随分と減りましたが、最初の頃は好き嫌いが多くメニューに悩んだり、成長とともに栄養バランスなどを考え悩んだり、好きなものでも残っていて心配になったりといろいろな経験をしました。しかし、あることに気づいて実践してからその悩みや心配がなくなりました。
今回は子どもたちへのお弁当づくりを通して私が気づいたことをお話しします。
子どもの昼食時間は思っていたより短かった
私は子どもがお弁当を残して帰ってきたとき、参考のため理由を教えてもらっていました。小学校低学年までは「〇〇がちょっと苦手な味だった」「あまりおなかが空かなかった」といった理由もありましたが、ここ数年で圧倒的に多かった理由が「時間が足りなかった」というものでした。
振り返ってみると、私の子どもが通っていた幼稚園では、年長さんになると小学校での給食に向けて20~30分程度で食事を終えるように昼食時間が設定されていました。小学校は遠足や社会科見学などでお弁当を持たせますが、早く食べて残りの休み時間を楽しみたい気持ちもあるようで、実際の食事時間は15~20分程度。そして息子の通う中学校の昼食時間は15分で設定されており、前後のスケジュールによっては10分程度しかないこともあると知りました。
社会人になるとお昼休みが45分~1時間あるところが多く、ついその感覚になりがちでしたが子どもたちの昼食時間は意外と短いことが分かりました。
普段の子どもたちの食事ペースを把握したうえで、学校へ持って行くお弁当は、15分以内に食べ終えられる内容と量にすることでお弁当を残して帰ってくることがなくなりました。
子どもが苦手な食材は入れなくてもよしとする
私が子どもへのお弁当づくりを始めた頃は、昼食なので栄養バランスを考えてしっかり食べて欲しいという思いから、子どもが苦手な食材も食べやすいように工夫して少しお弁当に入れてみたりしていました。しかし、苦手な食材が入っていることに気づくと食べるスピードも落ちるようで、残して帰ってくることも多かったです。
そこで私は、子どもの好き嫌いの克服チャレンジはゆっくり時間のとれる夕食や、休日の食事でおこなうように切りかえ、「お弁当には子供が苦手な食材は入れなくてもよし」と考えることにしました。
私自身も子どもの頃は好き嫌いが多く給食を食べるのも遅い子でしたが、調理実習がきっかけとなりピーマンや人参などの苦手だった野菜を食べられるようになり、成長とともに好き嫌いがなくなりました。私の子どもたちも、実際に調理してみたり、野菜を育ててみたりすることで好き嫌いが減ってきています。
限られた時間で食べるお弁当は、子どもたちの食が進むものを入れて楽しく満足してもらえればよいと考えるようになってからは、お弁当づくりがとても楽になりました。
子どもへのインタビューを忘れずに
私はお弁当づくりを続ける中で、不定期ですが子供へのインタビューをするよう心がけています。
昼食時間が15分だとしても、成長とともにその時間内で食べられる量も変わってきますし、子どもの食の好みも変わってきます。このため、「最近お弁当の量は足りてる?」とか「おかずのリクエストある?」のようなインタビューをします。
また、息子は学校外のチームで硬式野球をしており、野球では食トレを兼ねしっかりと昼食時間を設けて量も多く食べるようにするので、野球弁当についても定期的に量や内容について聞くようにしています。
子どもの意見を聞いておくと献立づくりが楽になるというメリットもあります。子どもが残さず食べられるかどうか悩むこともなく、子どもが食べやすいもの=自分が得意な料理だったりもするので、私は悩むより先に食べる人に聞くようにしています。
「私たちの体は食べたものでできている」という言葉もあり、子どもの成長を見守る親としては、食事でいろいろと悩みを持つかたもいると思います。考え方は人それぞれですが、今回ご紹介したことがお弁当づくりで悩むかたのヒントになれば良いなと思います。
記事を書いたのは…あおきゆみこ
メディカルハーブコーディネーター&スポーツフードアドバイザー。中1男子と小4女子の母。Instagramでお弁当やハーブなどのベランダガーデニングを紹介しています。