今がチャンス!気になる街の飲食店のテイクアウトを利用してみよう
こんにちは。ハーブ&フードアドバイザーのあおきゆみこです。
私が勤務する自然食品店では街の飲食店支援として、4月から営業自粛中の近隣飲食店の方が手掛けたお弁当を販売しています。出来たてのお弁当を持ってくる経営者(兼料理人)の皆さんが口を揃えて言うことが、「テイクアウトは結構大変です」という言葉。その理由を聞いてコロナ禍でテイクアウトを始めた街の飲食店を応援したい気持ちがより強まりました。
今回は、コロナ禍でテイクアウトを始めた街の飲食店の方々から聞いた話をご紹介するとともに、私達がテイクアウトを利用するメリットについてもお話したいと思います。
通常営業より大変?!テイクアウトメニュー作り
私がコロナ禍でテイクアウトを始めた街の飲食店の方々から聞いた話では、以下のような点が大変とのことでした。(複数の方から伺い多かった意見3件をご紹介します。)
今まで店を利用したことが無いお客様が購入する可能性もある。通常営業再開の時に食べに行きたいと思わせ、常連の方にも満足してもらえる完成度が必要。
購入する人が温めて食べるとは限らないので、冷めても美味しく食べてもらえるメニューを考えなければならない。通常営業時にお店で出している定番品も味付けなど改良が必要。
店内飲食と違い、テイクアウトはすぐに食べない(昼に買って夕食で食べる)可能性もある。暑くなりはじめているので傷みにも気をつけないといけない。
他にも、気軽に利用してもらうために単価をあまり高くできず完成度にこだわると原価ギリギリになってしまうという方もいました。今までとは違う営業スタイルへのシフトで大変そうでしたが皆さんとても研究熱心で、テイクアウト商品の売れ行きや食べた方の感想などをもとに、日々改良を重ねていました。チェーン店と違い、お客様の声をすぐにメニューに反映できるのは個人経営の飲食店ならではだと思いました。
主婦にとってのテイクアウト利用メリット
このように、コロナ禍でやむなく始めた飲食店の方にとっては「大変」なテイクアウトですが、私達主婦にとってはメリットがいろいろとあります。
コロナ禍での仕事や家事・育児に疲れた時の味方。
お店によっては、店内飲食時よりも低価格で味わえることもある。
新しい生活様式に沿った飲食スタイルを実践できる。
気になっていたけれど、お一人様では行き辛かったお店の味をテイクアウトで味わってみることができる。
副菜が豊富なお弁当をテイクアウトすると、味付けや食材の使い方、盛り付け方など自分で作る時の参考になる。
苦手な食材が一緒に入っているなどのちょっとしたデメリットもあるかもしれませんが、私個人の意見としては、テイクアウトはメリットの方が多いと思います。
自粛解除の今がチャンス!テイクアウトと店内飲食を上手く利用してハッピーに
街の飲食店も6月は新型コロナウイルスの第二波がくるかもしれないということで、しばらくは様子見で店内飲食とテイクアウトを併用した営業をされるところが多いようです(※1)。私達もまだ油断は出来ず、新しい生活様式を取り入れ慣れていかなければいけない時期です。
気になっている街の飲食店がある方は、テイクアウトを併用している今が利用してみるチャンスだと思います。そして、気に入ったお店ができたら予約を入れて店内飲食をしに行き、コロナ禍で頑張って経営を続けている街の飲食店を応援し、アフターコロナをお互いがハッピーに迎えられるようになればと思います(※2)。
※1 通常営業再開でテイクアウトを止めるお店もあるので、お店のHPやSNSなどで事前に営業情報を確認することをお勧めします。
※2 三密を避けるために席数を減らした営業をしているお店、様子見で仕入れ(提供食数)を調整しているお店もあるので、予約ができるお店の場合は事前に予約をして利用することをお勧めします。
記事を書いたのは…あおきゆみこ
ハーブ、アロマ、食育関連のアドバイザー資格を持つ自然食品店スタッフ。健康維持や子供の成長をサポートする食事、家事などで役立つ情報を発信しています。